2017年8月5日土曜日

福島ドイツ高校生交流プロジェクト 5日目 デュッセルドルフ

4日間お世話になったフライブルグ郊外のユースホステルをチェックアウトして朝から移動しました。

第2の滞在都市デュッセルドルフに向かいます。

途中、乗り換えの際に、アンドレアスと別れ、高校生8人、デニツ、私の10人で移動。

デュッセルドルフのibisホテルにチェックインした後、通訳家の鹿沼さんと合流してデュッセルドルフ市環境局を訪問。

朝早かったのと、長距離移動の疲れから、睡魔が襲うと思いきや、めっちゃ面白い話が聞けて、多くを学ぶことができました。

デュッセルドルフ市でのエネルギーの取り組みや企業との連携から、CO2排出量や電気自動車の導入計画、熱エネルギーの再利用など、行政が市民と一緒に進めている取り組みが本当に面白かったです。

そして、国境を超えた福島と同じシステムのベルギーの原発、フランスの原発に苦言を呈し、さながら日本の脱原発の活動家と言われてもおかしくない発言を市の職員がしているのが興味深かった。

そんな質問をぶつけたら、私たちは環境省の職員で環境を一番に考えるのが仕事なんだって。笑

それと、もうひとつ興味深かったのが、話の中で
デュッセルドルフ市で出来ていない事を改善点として話して、暖房システムの弱点やこの点は日本のビルシステムが進んでいるとか、ドイツの自動車よりTOYOTAの方が電気自動車の技術が高いとか、多くの自分たちの弱点も話してくれました。

日本では、自治体の進んでいるところを報告されることが多いが、自分たちの弱点や改善点を報告するのを
あまり聞いたことがないので、衝撃を受けました。

そんなデュッセルドルフ市役所でのやり取りも質疑応答が次々高校生から出され、時間もオーバーしての訪問となりました。

移動して、デュッセルドルフの日本人コミュニティーの方々が企画してくれた場所での福島報告会。

英語での大勢の前でスピーチをするのは初めてだったので、みな緊張してましたが、堂々としたものでした。

会場からの質問にも答えながら、報告会を終え、同会場でみなが手作りの料理を持ち寄った夕食を食べながら懇親会が盛り上がりました。

会場で寄付を募ったら160ユーロが寄せられ、今回の高校生たちの行程で活用させていただきます。
ありがとうございました。

特定非営利活動法人
アースウォーカーズ
代表理事:小玉直也



福島県立安積高校1年岩崎有稀 5日目 環境局~デュッセルドルフ在住の日本人との交流

今日は、環境局で話を聞いた後、デュッセルドルフ在住の日本人達へスピーチをして、その質疑応答を含めた交流会をしました。
   環境局では、現在デュッセルドルフで行われているエネルギー政策の優れている点、優れていない点、そしてそれの改善方法など様々なことについて話し合うことができました。
   私が驚いたことは、環境局という行政の人達が日本とは違い、しっかりと自分たちの政策の劣っている点を認め、それらをしっかりと直していこうと市民に呼び掛けている点です。
このような姿勢が一番大切なのではないのかなと、考えました。
また、デュッセルドルフ在住の日本人に対してのスピーチでは、初めてのスピーチ立ったこともあり、あまりうまく出来ませんでしたが、現時点での自分の全力を出すことが出来たと思います。
そして、その後の質疑応答では、私の思いもしなかった質問がたくさん飛び出してきた。中には私でも整理しきれていなかった問題もあった。解答はその後のフリートークでしたのですが、その解答に対して質問されるなど、なかなか大変でしたが議論を重ねたことで自分の考えを広げることに繋がったのでよかったです。




福島県立橘高校 1年 吉田美咲
訪問先:デュッセルドルフ環境局・在独日本人の方へのスピーチ

 今日は午前中は移動でした移動中の電車内で車椅子の方に席を譲ったときに少しパニックになって、何も話せなくなってしまいました。日本でも席を譲ったりするときに声をかけたり出来なくてジェスチャーですませてしまっていました。いきなり英語でやるのは難しいと思うけど何かするときやしてもらうときにはもう少し何か話しながら行動できるようにしたいです。
 午後からはデュッセルドルフ環境局に行きました。取り組んでいる内容やお話がいい意味で役所っぽくないと感じました。私が公務員に抱いていたイメージとは違っていて驚きました。私がデュッセルドルフ環境局で特に印象に残ったことは2つあります。1つ目は南極や北極の氷が溶けるとドイツの街がこれぐらい沈むという画像を見せてもらったことです。何も無さそうな小さな島だけでなく大きな都市も海面上昇によって沈んでしまうと知ってとても驚きました。2つ目は市民が行政を動かしたこと行政の方が自ら発言していたことです。私の中では市民が行政を動かすということは行政の負けのような気がしていました。しかしデュッセルドルフ環境局の方は私のように考えず、市民が声をあげて行政を動かすことを素晴らしいことだと考えているのだろうと感じました。
 デュッセルドルフ環境局訪問後、在デュッセルドルフの日本人の方々にスピーチしました。その前に小玉さんが今の福島とアースウォーカーズについて説明をして下さいました。そこで知った福島は私の知らない福島でした。自分の考えが甘かったと感じると同時に私は本当にこのスピーチを読んでもいいのだろうかと不安になってしまいました。スピーチではできるだけ聞いてくれる人の顔を見ようと思ったので机に原稿を置いてスピーチしました。文頭などは見ながらだったけれどだいたいは見ないで読むことが出来ました。途中、本当に読んでもいいのかなと不安になった所を読もうとした時、急に文が飛んで原稿を目で追えなくてしばらく止まってしまいました。落ち着いて原稿から探し出して読み直すことが出来たけれどしばらく頭がぐるぐるしていました。本当にその文を読むべきかもう一度考え直すと同時にもっと正確にスピーチを暗記してまったく見なくても読めるようにしたいです。今日までのプログラムは「本当にそれって正しいの?」と思うことばかりでした。しっかり考えて自分自身で答えを見つけられるようにしたいです。




福島県立安積高校1年渡部めぐ:5日目 環境局 在独日本人の前でスピーチ
今日はデュッセルドルフの環境局に行って、環境や再エネについての話を聞きました。担当して下さった人たちは役所の人と思えないほど反原発の意見を持っていて、1つのことを多くの視点から見ていて、本当の市民の代表だと思いました。
代独日本人の前でのスピーチはとても緊張して、インプットしていた内容が飛んでしまったので、これからさらに練習を重ねてもっとわかりやすく伝えられるようにしたいです。
もっとたくさん環境局やスピーチ食事会について書きたいことがありますが、1番今日深く考えた事について書きたいと思います。他の内容は他の人のレポートを読んでて察してください。私たちが在俗日本人の前でスピーチした後に、1人の女性が女性が地震を思い出してスピーチするのが怖くないのかと質問しました。今までそんなことを考えたことがなかったし、地震にあったとき私は幼なかったため、地震は私の人生において当たり前になりつつあったので、恐怖を感じた事はありませんでしたが、質問された時に思い出して、考えたことがありました。
それは私がイタリアに40日間保養に行ったときのことです。福島から40人くらいの小学生がいたうちの10人ぐらいが40日間一緒に生活しました。その滞在の中でアッシジのフランチェスコ聖堂に行きました。そこで印刷してくださった方がポストカードを買ってくださいました。私は両親に手紙を出すことができて嬉しかったのですが、1人の男の子はそのポストカードを見て泣きました。お父さんとお母さんが見えると言ったのです。その時私は、彼が何か夢を見ているのかと馬鹿にしました。後から聞いた話によると、彼の両親は津波によって亡くなったそうでした。当時の私は、津波でたくさんの人が死んだことが当たり前だと思っていたのかもしれません。けれど、震災があってから4ヶ月後の夏休みの出来事だったので、今考えると感覚が麻痺して、無意識に、震災と言う辛い記憶を消していたと思う思います。だから、今まで地震について伝えることを怖いと思うことはありませんでしたが、今日改めて考えるとそれは逆に地震の恐怖から逃げているだけだと思いました。この男の子のように、両親がなくなると言う辛い思いをしている人がいることを、もっとスピーチ等で伝えないといけないと感じました私は地震にあい、原発事故も経験しましたが、両親と妹と一緒に暮らせていて、とても幸せです。けれど私はこの男の子のような辛い経験についても伝える義務があります。この女性の質問がなければこのようなことを考えなかったし、男の子のことも思い出す事はなかったでしょう。だから私はこの女性がその質問してくれて嬉しかったし感謝しています。震災の記憶を風化させないようにしっかり伝えたいと思います。




尚志高等学校1年 八木沢美咲 訪問先:環境局、在デュッセルドルフの人々へのスピーチ
今日はまず環境局へ行きました。まずCO2を減らすためには町で太陽エネルギーを大事に使うことだそうです。新たな発電所としてneues GUDという発電所が2016年にaltという昔の発電所が作り直されてできたそうです。発電力が600MWで85%が熱の効率だそうです。また町が密集しているため風力発電を作ることは不可能に近いが太陽光はたくさんできるので、町には太陽エネルギーが適している場所が多いです。言い方を変えるとソーラーパネルを乗せるのに適している場所が多いようです。在デュッセルドルフの日本人の方々へのスピーチでは人が多く緊張した空間だったので単語ごとに発音の仕方を間違えてしまいました。最後は夜食を、食べながらお話をしました。今日話したことによりあの時の地震や津波のことなどを思い出しもう一度この東日本大震災について深く考え直したり、自分の思うことなどをかたっぱなしから考えていけたらいいなと思い出します。明日は式典があるので平和にいつてきちんと考えられたらいいなと思います。





緑川果琳 8月4日 環境局
今日はデュッセルドルフの環境局に行きました。
環境局では様々な取り組みをしているということが分かりました。
例えば、再生可能エネルギーを増加させ、エネルギー節約を進めていく方針があったり、温水で暖房をするという取り組みがあったりなど様々でした。環境局の方は根本的になぜ、再エネを進めていくのかという話も丁寧にして下さり、平均気温が上がってしまうことや、北ドイツがなくなってしまうことを説明して下さりました。
また、世界で1番効率が良い発電所のことを質問すると丁寧に説明して下さって本当に嬉しかったです。
在日本人の方へ向けたスピーチは初めてだったので、緊張し、うまく伝わらなかった部分もあったのではないか?と思いましたが、試行錯誤しながらすることができました。スピーチが終わった後の交流ではたくさんの方々と話をすることができ、1番最初に話かけて下さった人は、あなたのスピーチはとても良かったとほめて下さってとても嬉しかったです。私のとなりにずっといた、日本語とドイツ語を話せる方と、福島に行ったことがあると言っていた方は、私の話を真剣に聞いて下さったし、すごく印象深かったです。
帰り際、車に乗せて下さった方は、まるで私達が自分の子どもであるかのように話をして下さったし、市内の名所などを名前・どんな所かというのを1つ1つ丁寧に説明して下さいました。
今日1日で会った人は全員が、すごく優しく親切な人だと感じました。とても良い1日を過ごすことができたと思います。




福島県立あさか開成高校 2年 鈴木ひなた 5日目:デュッセルドルフ市環境局訪問、講話、スピーチ
今日は、午前中にデュッセルドルフに行き、宿泊先にチェックインしました。午後からデュッセルドルフ市環境局訪問をしました。このままだと石油で暖房している国が多いので北極がなくなってしまうことで予測でグリーンランドだと今のプラス7メートル、北極プラス5メートル、南極だと50メートルと気温が1度上昇すると水位が1~10メートルあがってしまうことが分かりました。実際、ドイツでは25度以上だったのが30度以上とに上がっていたり、急に豪雨になってしまったりするなど地球温暖化が進んでいることが改めて知ることができました。また、ドイツでは3つのEを目標に掲げており1つのEは、効率よく2つ目は今あるエネルギーを節約する3つ目は再生可能エネルギーを使うという目標が印象的でした。また、世界で一番効率の良い発電所の仕組みがタービンを回す、ガスを燃やす、発電機で発電するその過程の中でお湯の熱を使ってダブル発電ガスのの発電で3回利用することや発電所の隣にタンクがありそこに貯めておくなどエネルギーを無駄なにしないように工夫していることがすごいなと思いました。すごく効率が良い発電方法だなと思いました。最後に、在デュッセルドルフ日本人の方々にスピーチをしました。とても緊張したが練習したときよりも良かったと思います。もっとたくさん練習します。



桜の聖母学院高等学校 一年 伊藤光雪 5日目:ドュッセルブルグ
5日目の今日はまず、環境局に行きました。環境局では具体的にドゥッセルドルフではどのような取り組みが行われているのか学びました。都市では風力発電のようなどといった大きな面積の必要な発電ができず、郊外で発電するとエネルギーを都市まで運ぶのにエネルギーが減ってしまうことがあります。そこで環境局は各家庭で発電することを提案しました。それはもっと効率が良く、無駄のないものでした。
 では、初めてみんなのスピーチを見ました。皆しっかりと意見を持っていて、感心しました。いざ私がスピーチをするときにはとても緊張しました。間違ってしまったこともありましたが、堂々とすることができました。また、その後の質問タイムでは、ドイツ人の方々が自分の意見をしっかり持っていて、それを伝えていたことに驚きました。自分の考えていることを抽象的ではなく具体的に考えられるようになりたいです。また 日本人の若者がいかに、知ることについて疎いのか知ることができました。まだまだ震災について知らないことが多くありました。なので、自分からフットワークを広げて、学ぶ姿勢を変えて行きたいです。また、自分のスピーチにも、ジェスチャーをつける、暗記をするなどたくさんの改善点があったので、これからよくなるように練習して行きたいと思います。
 5日目を終えて、自分の中で少しずつ何かが変わった気がします。自分の意見と相手の意見を取り入れて、自分の意識を変えられるのは素晴らしいことだなと思いました。また、多くの人が若い私たちの世代に期待していることも知りました。なので、自分の将来ら夢についてこれからしっかりと考えて行きたいです。





長島美侑:福島高校:デュッセルドルフ環境局&初スピーチ
デュッセルドルフの環境局を訪問しました。お話を聞いてよくわかったことは過去と現在の地球環境の変化です。デュッセルドルフの気温が1970年から確実に1度上昇したこと、1人あたり7.7tの二酸化炭素を排出することで北極の氷が溶けてしまったことなどです。デュッセルドルフでは効率•節約•再エネ使用を三つの題としているのが地味であると貶していましたが、これは最も完結且つ大切なポイントだと思います。また、neues Geoの話を聞く事が出来ました。とても貴重だったと思います。また、solarkatasterでソーラーパネル設置に適している場所を段階別に色分けすることでどのくらいの可能性を秘めているのか一目瞭然で良い発想だと思いました。同様に地熱発電に適している場所をサーモグラフィー装置の様に色分けすれば、どこで発電すれば良いのかわかって、実際に612箇所につくられた発電所で13.2MWを生み出せているのが結果にコミットしていて口だけではないなと思いました。排水、家の壁、地下鉄からのエネルギーを有効活用しようというのは難しいけれど考え進めたいです。自分がした質問になりますが、パーク・アンド・ライド制に場所が足りないという課題が出てくるほど発展していることを知らなかったです。在デュッセルドルフ日本人の方々と会ってたくさん話しました。原発について自分の意見をぶつけられたのがよかったです。また、本当に多様な生き方があるなと思いました。

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