2016年7月25日月曜日

日本と原発4年後 映画上映会を開催しました

 
24日に宮崎市中央公民館にて「日本と原発4年後」という映画の上映会を開催しました。
 この映画では原発の立地の歴史、原発事故のメカニズム、福島の人の声、原発事故後の裁判の動き、これからのエネルギー問題への向き合い方等を訴えかけています。

 
 
映画の中で、飯館村から避難された方が「いくら除染しても、黒い袋の置き場すらない.こんな中で帰還して良いと言われても、高齢者しか戻らない。子どもの声のしない村では生活した気がしない.」と涙ながらに話されていました。

アースウォーカーズの福島の子どもたち宮崎に来んねキャンプ!で、福島の親子が毎年宮崎へ来ています。映画の証言を聞くと、その中で、以前警戒区域から来られた方が話されていたことを思い出しました。

その方も、原発事故さえなければ、今頃は自分の故郷へ戻れた.でも、子どもの事を思うと不安で不安で、とても帰還して暮らせない。そして、事故が起きるまで気づけなかった自分が悔しい.と言われていました。

 
 
映画にも出てきましたが、30年前にウクライナ(当時のソ連)でチェルノブイリ原発事故がありました。
そして、絶対に起きないと言われた日本でも5年前に原発事故。

我々は一つの転換点としてその教訓を学ぶべきと思います.勿論、原発の問題に加えて、エネルギーの利用や、経済と原発の関わり方、医療の問題なども幅広く。


 そして、映画の上映後には、アースウォーカーズの被災地支援の報告や、これまで活動に関わって感じたことなどを話させて頂きました。

 今回の映画上映会に参加して下さった皆様、寄付やカンパを下さった方々、そして、当日の参加は厳しくても告知や広報で協力頂いた皆さんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
今回は入場料66,600円、報告集8,000円、寄付7,000円が集まりました。
上映費や印刷代などを引いた利益分は、福島の子どもたちの支援金に充てさせて頂きます。

 
そして、私事となりますが、個別には勿論、大学の講義の時間をお借りする他、市内の集会などでも時間を頂いて沢山の告知をさせて頂きました。

その中で、より多くの若い学生などに知ってもらい、参加してもらうにはどうしたらいいのか?若い世代こそ考える問題であることをどう周知してもらうか?という事を考え、伝え方を工夫していくことが課題ともなりました。

今日はありがとうございました。
文責:コガケイ。