2018年2月25日日曜日

第7回福島の子どもたち宮崎に来んねキャンプ8日目(2月25日)


宮崎に来んねキャンプ8日目となりました。
1週間というのは早いものでとうとうお別れの日がやってきました。


朝から子どもたちのまだ帰りたくないという声がちらほら聞こえてきて、空港に出発する前からすでにうるっときました。


空港に着くと、お母さんたちは最後のお土産選びをし、子どもたちも思い思いに美味しそうなお菓子を探していました!


お土産選びが終わると、いよいよ最後のお別れのあいさつの時間になりました!


お母さんたち11人からあいさつをしていただいたのですが、みなさんから心からの感謝の言葉をいただき、1週間満喫してもらえたようでボランティア一同感無量でした!



りゅうま君(5)は、搭乗口ギリギリまで「帰りたくない!宮崎にいる!」と泣きながら言ってくれました!


そんなりゅうま君のお母さんはあいさつのときに、「こんなに自分たちのことを助けようってしてくれる人がいてくれることを知れてほんとによかったです。


すみませんって謝らなくてもいいんだなって思わせてくれる保養でした。もちろん、子どもが1番だけど、これからは自分ももっと大事にして生きたいです。」
と涙ながらに思いを語ってくださいました!


最後に、この来んねキャンプを通して、子どもたちは思いっきり外で遊ぶことができ、お母さんたちは自分自身の気持ちの整理をすることができたのではないかと思います。


こうした機会があることで救われる人がいて、こうした機会をもっと必要としている人がいることをこの1週間で身にしみて感じました。


また、この1週間で福島に関するたくさんのお話を聞いたり、来んねキャンプのお手伝いをしたりすることで私自身大きく成長することが出来ました!


こんな素敵な「福島の子どもたち宮崎に来んねキャンプ」がこれからも続いていくように頑張っていきたいです!
文責 宮崎大学1年 木村篤志








さて、今回は開催直前に3組が病気や仕事の都合などでキャンセルされ、513人の開催となりました。

5組の参加者から、多くの新しい福島を聞くことができました。



特に、初めて20km圏内からの参加者がお二人いて、警戒区域からの避難勧告後の生活からこの7年に渡るお母さんたちの声は衝撃でした。



また、中通りや浜通りからの参加者も多くの事を悩み苦しみ、今回の参加でリフレッシュ出来た話もとても良かったです。



本当に、この1週間はアースウォーカーズの大きな節目となる第7回目の来んねキャンプとなりました。




宮崎で200人を超える多くの支援者と中心メンバーのスタッフ、そして国内外から支援をしていただいている、皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。



引き続き、宮崎の良さを広げ、若者が成長する機会となり、福島の親子が笑顔になるよう、全力を尽くし頑張ります。
アースウォーカーズ代表小玉直也


震災から7年ということもあり、寄付がなかなか伸び悩んでいます。
ぜひ、下記から支援をよろしくお願いします。
http://earthwalkers.jp/pg622.html

8日目分編集 アースウォーカーズボランティア 古賀渓太

2018年2月24日土曜日

第7回福島の子どもたち宮崎に来んねキャンプ7日目(2月24日)

来んねキャンプ7日目。
この日はドルフィンの幸森さんの協力で船上体験をしました。


2艘の船に分かれて乗り。周辺の海をクルージングしました。
子どもたちは最初怖がっているようでしたが、船が進み始めるとはしゃいで歩きまわっていました。


船長さんから呼んだらイルカがくるかもしれないといわれて「イルカさーん!」と叫んでいる子もいました。
途中、船の船長体験で操縦席に座っての撮影もしたりと、初めての体験が今日もたくさんありました。



港に着くと「もう終わり?」と残念がる声が聞こえて、みんな楽しかったようでした。
昼食もドルフィンさんに用意してもらい、バーベキューをしました。


海が見える場所で潮風を浴びながらの食事はとても気持ち良いものでした。

お肉や野菜などどれもとてもおいしかったです。


子どもたちは食べ終わるとすぐに遊びに行ってしまいました。
洗濯機や乾燥機、カーブミラーなど子どもたちは何にでも興味を示して走りまわるので、ついていくのが大変でした。


おなかも心も満足することができました。ご協力していただいたドルフィンの皆さん、ありがとうございました。


加えて、この日から合流してサポートして頂いている九州ろうきんの方々のサポートもあり、昼食のバーベキューもスムーズに進むことができました。

ありがとうございました。
文責:浦郷一哉(宮崎大学3年)/アースウォーカーズ代表小玉直也





昼食後、日南の富土海水浴場に行きました。
到着すると「海だー!」と走り出す子もいて、みんな楽しみにしていたようでした。


貝殻を探したり砂で山を作ったり大きな穴を掘ったり、足まで海に浸かったりなどそれぞれ楽しんでいました。


砂浜に寝そべって砂まみれになる子や、波をかぶってびしょ濡れになる子もいました。
0歳6か月のいぶき君は初めての海だったそうで、少しだけ水に浸かっていました。


ニコニコして喜んでいるようでした。
この体験が思い出としてずっと残り続けてくれればと思います。


最後までみんな裸足で思いっきり遊んでいました。
温泉に行く時間になっても「まだ遊びたい!」といって、なかなか集まってくれませんでした。


いつまでも宮崎の自然を体験したい感情があらわれ、その笑顔にお母さんたちも大満足したようでした。


集まった子どもたちはみんな砂や海水で汚れていました。


楽しんでもらえたようで良かったです。また宮崎の海に遊びに来てもらいたいと思います。


ここでは、宮崎日日新聞からの取材もあり、インタビューも受けながら進みました。
文責:浦郷一哉(宮崎大学3年)/アースウォーカーズ代表小玉直也





その後、サンチェリー北郷さんの温泉に入浴させて頂きました。
サンチェリー北郷の工藤支配人の計らいで、2日目と7日目合わせて2日間も温泉に入らせて頂きました!


今年も温泉を無料で提供して下さる姿をみて、支援して下さる方がいる喜びを福島の親子と共に学生たちも感じました。
あつあつの温泉は身も心もポカポカになりました!


「あちっ!あちっ!」と言いながら湯船に浸かろうとする子どもの姿が微笑ましかったです。
文責:山形大学 田波凪覇








長く続いた福島の子どもたちに宮崎に来んねキャンプもとうとう終わりに近づいてきました。
田村先生をはじめとする日向学院高校の協力で、日向学院の海の家を借して下さいました。


会場には沢山の方々が足を運んで下さり、広いホールは人で埋め尽くされました。
宮崎から福島へ支援したい人がこんなにもいることに参加したお母さんたちも驚いていました。


美味しい食事を食べ終わったあとは、旅の写真のスライドショーが流れ、その後は福島の母親たちの話でした。
震災当時の様子や福島の現状、福島で子育てをする大変さに涙ながらスピーチする母親もいました。


福島のお母さんたちのメッセージは、原発事故から7年過ぎた今でも苦しむ話が多く、宮崎の学生をはじめとした多くの支援者の方々の心に響く話でした。


震災当時の過酷な様子、自分の故郷を公にするといじめられるから公にできないこと、福島への不信感があるなか小学校の給食が不安なこと、全てが衝撃でした。


その後は学生のスピーチでした。日向学院高校卒の宮崎国際大からけんしろう。サークルからは宮崎大学1年生のあつしと、今度、宮崎公立大を卒業するなほさん。山形から来たナギハの4人でした。


彼らの成長とこれまで無関心だった問題へ向き合う8日間で、自らの成長や親への感謝の気持ちが表れ、会場のみなさんは拍手喝采でした。
お別れ会が終わった後も、学生と母親は話が盛り上がり、深夜の2時半まで語り明かしました。
文責:山形大学 田波凪覇/アースウォーカーズ代表小玉直也



震災から7年ということもあり、寄付がなかなか伸び悩んでいます。
ぜひ、下記から支援をよろしくお願いします。

7日目分編集 アースウォーカーズボランティア 古賀渓太

2018年2月23日金曜日

第7回福島の子どもたち宮 崎に来んねキャンプ6日目(2月23日)

来んねキャンプ6日目。
この日はまず、小林市の朋こども園に行ってたくさんのお友達と交流しました!


この素敵な園の待ち受けた子どもたちは全員裸足で、外の園庭で歓迎の挨拶と歌を披露してくれました。
子どもたちは、最初は恥ずかしがって端っこで固まっていたものの、慣れてくると朋こども園のお友達と走り回っていました!


朋こども園では、木でできた遊具や泥遊びをしてたくさん自然と触れ合いました!


りゅうせい君(3歳)は、「楽しい〜♪」と言いながら思いっきり園庭を走り回っていました!


一緒にレクレーションをしたり、自由に遊んだりと子どもたちの一生懸命遊ぶ姿にお母さんたちも笑顔でした。


りゅうせい君のお母さんは、「最初は、子どもたちは恥ずかしってたけど、朋こども園のお友達が元気に遊んでるのを見て、子どもたちが遊びたい気持ちを爆発させて遊びだしてよかったです」と喜んでらっしゃいました!





昼食は、泉の鯉さんでとっても美味しい鯉料理をいただきました!
到着した子どもたちは、まず、生け簀の鯉に興味津々で夢中でエサをあげていました!


エサをあげ終わるといよいよ食事が始まりました!
鯉のお刺身やシンプルに焼いた鯉に、アラと卵のみそ汁など、鯉づくしの豪華なメニューでした!


子どもたちは特に焼いた鯉が好きだったようで、「僕にも分けて!」とみんなから声をかけられっぱなしでした。


一方で、お母さんたちには、アラと卵のみそ汁が人気だったようで、「こんなぜいたくなみそ汁飲んだことない!」という声が聞こえて来ました!


川内原発の再稼働をストップさせようと市民運動も頑張っている、菊池社長の福島への熱いスピーチと、目頭が熱くなるような福島のママからのスピーチもあり盛り上がりました。
文責 宮崎大学1年 木村篤志/アースウォーカーズ代表小玉直也





昼食の後、西田農園を訪れました。
ここは本当に毎年大人気で、餅つき体験して食べて、焼き芋を食べて、最後に人参収穫をして食べてと食べ尽くしでした。


餅つきでは、初めて行う子どもたちもいて、臼に顔を近づけて餅つきの様子を眺めていました。


西田農園の方の餅つきを行う様子が簡単そうに見えたのか、実際にやってみると、「重いなあ」と苦戦していました。


その後は、自分達でついた餅にきな粉を付けて「美味しい、美味しい」と食べていました。


餅を食べた後は畑に移動し、子ども達は皆、両手に持ちきれないくらい沢山の人参を掘りました。


 自分で作ったり収穫したりしたものを沢山食べて楽しいひとときをすごしました。
小さめの人参でしたが、より大きい人参を探して掘っていました。


生の収穫したての人参が甘く、福島のお母さんたちは生の人参を食べる子どもたちを初めて見てビックリ驚きました。


なおとくん(4歳)は、掘った人参に「美味しい」と掘りたての人参にかぶりついていました。


なおとくんのお母さんは、「我が子が人参を生で食べることができるとは知らなかった。福島に戻ったらこのようなことはできないだろうが、今回のことを忘れないでいたい」とおっしゃっていました。


この日は宿泊先の移動で日向学院高校の海の家を今年も使わせていただくので、学生スタッフは宿泊施設の清掃や準備チームと、福島の子どもたちのチームにわかれて活動しました。
文責 宮崎大学1年 井手淳也/ 加筆 アースウォーカーズ代表小玉直也




その後、夕食会場の美味しい天照うどんで、清掃準備チームのスタッフも合流して一緒にうどんを食べました。


今回、夕食に天照うどんさんのうどんと西田農園さんで頂いた新鮮たまごが夢のコラボを実現しました。


皆さんの食欲を満たす為に今回限定で作成されたそのうどんが大好評でした。
西田農園さんでたくさん遊んだからだろうか、夕方、子どもたちの食欲は旺盛でした。


子どもたちがおかわりを申し出るくらい、美味しいうどんをたくさん食べることができました。


美味しいうどんを作っていただいた、天照うどんさんの値段の安さにお母さん方も驚き、今回訪れた全員が天照うどんさんのファンになりました。ありがとうございます。


食事の後は昨年に引き続き自然休養村の温泉につかり、富土の日向学院高校の海の家にチェックインしました。


この日に朝から清掃に入ってくれて綺麗になり布団も干したての日向学院海の家は、副校長の田村神父が毎年応援してくれて使わせていただいています。


多くの方々の協力で、この日も笑顔が広がった福島の子どもたち、明後日は移動日なので、明日が宮崎体験の実質最終日です。
事故なく、怪我なく終了するよう気を引き締めミーティングを終えました。


震災から7年ということもあり、寄付がなかなか伸び悩んでいます。
ぜひ、下記から支援をよろしくお願いします。
http://earthwalkers.jp/pg622.html


文責 宮崎国際大学 1年 佐藤健志郎/加筆:アースウォーカーズ代表小玉直也
6日目分編集 アースウォーカーズボランティア 古賀渓太