2020年8月30日日曜日

Stay Home Project 第23回目 【どうなる福島の農業とエネルギー!】

持続可能な食料・農業・エネルギーに挑戦というテーマで福島県農民連の佐々木さんをゲストにオンライン講座を企画しました。

1993年高校時代に大冷害があり日本中の米が足りなくなりタイから米を輸入してしのいだ年があった。

その時にお米屋さんに殺到し大混乱した年があり、気候や天候によって農作物のダメージが大きく、さらに食料自給率が低い事を意識するようになる。

また、原発事故後、福島の農作物から放射能が検出されるようになり、佐々木さんのご実家の牧場の牛乳も廃棄されていったそうです(写真は飯館村の牛乳の廃棄)

多くの農地で田畑の跡形もなくなる福島に大きなダメージを与えた。

また、その農地に放射性物質をあつめた汚染土を集められ、その様子も農家の心を傷つけていったそうです。

そして、福島の農作物の安全性を確認するために、放射能の測定をほぼ毎日しなければいけない状況が今も続いているそうです。

そのほか様々な農家の方々の苦悩の9年間があった事をにじませる報告でした。

またその農地で市民発電やソーラーシェアリングもスタートし原発事故を教訓にエネルギーを原発に依存しないエネルギーの自立にも一歩踏み出し始めている。


またその農地で市民発電やソーラーシェアリングもスタートし原発事故を教訓にエネルギーを原発に依存しないエネルギーの自立にも一歩踏み出し始めている。

またその農地で市民発電やソーラーシェアリングもスタートし原発事故を教訓にエネルギーを原発に依存しないエネルギーの自立にも一歩踏み出し始めている。

高校生からの質問も、「農業の事情を知らなかったが高校生たちに広げるために講演や農業体験はできますか?」宮崎の高校2年生りなさん。

「多くの家庭が家庭菜園をみんなで始めたら食料自給率が上がるか?」静岡の高校1年生あんなさん。

「福島の原発事故後の木の皮を削ったり除染などの影響はありましたか?」宮崎の高校2年生さえさん。

などの質問にも丁寧に応えてもらい、全ての質疑が終わったのは3時間半後の19:00でした。

非常に有意義な時間が流れていくのを肌で感じながら、今回も無事プロジェクトを終了することができました。


編集:宮崎大学農学部2年 相原直生



第71回福島の子どもたち日帰りリフレッシュプロジェクト(枝豆収穫)

 アースウォーカーズでは文部科学省の「子供たちの心身の健全な発達のための子供の自然体験活動推進事業」の委託を受けて実施しています。



2020年8月30日(日)に日帰りリフレッシュプロジェクトを行いました。
コロナ禍の中で夏休みはほとんど遊びに行けなかった子どもたちが参加してくれました。
今回は、コロナウイルス対策もあり、検温や移動車でのマスク着用などしながらの開催となりました。

米沢の手塚農園さんで枝豆の収穫体験を行わせていただきました。


郡山市、いわき市、伊達郡から参加の11人の子どもたちは一生懸命枝豆を探して収穫を楽しんでいました。



みんなたくさんの枝豆を収穫することができ、素敵な笑顔が輝いていました。
収穫をした後は枝豆工場に向かい、色々な機械を見学しました。
枝豆を洗う機械や葉っぱを取る機械などがあり、子どもたちは興味津々で「これ、何の機械?」と、質問をたくさんしていました。


貴重な収穫体験を楽しんだ後は大森山公園で弁当を食べ、思いっきり遊びました。アスレチックで遊んだり、鬼ごっこをしたり、水遊びをしたり、色々な遊びをしました。


気温が高く暑い中でしたが、みんな汗をいっぱいかき自然の中で思い思いに遊ぶことができてよかったです。
公園にはバッタやカエルなどがたくさんいたので、虫取りを楽しんでいる子どももいました。みんな楽しそうだったのでよかったです。


今回学生ボランティアとして参加しましたが、子どもたちの笑顔をたくさん見ることができ、幸せな気持ちになりました。また、子どもたちと一緒に枝豆収穫をしたり、外で思いっきり遊んだり、


私自身も子どもの頃に戻ったような気持ちになりました。子どもたちも大人たちもコロナでストレスが溜まっているため、良いリフレッシュとなりました。
文責:
中村永遠
(白鴎大学3年)

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2020年8月23日日曜日

Stay Home Project 第22回目 【みんな電力三宅専務 元関西電力で原子力技術者の報告】

今回の講師三宅さんは異色の経歴を持つ講師と思っていたが、本当に異色中の異色! 


小さい頃から電気オタクだったらしく、名古屋大学で電気工学を専攻し関西電力に就職。通常送電部門とかに行くそうだが、書く人があまりいない原子力部門を第3希望に書いたら配属される。



初任地は福井の多い原発で、最初に4年間3交代でオペレーターをやっていたらしく、通常優秀な高卒が配属されるが、初めて大卒で配属される。なので、原発の一番近くで毎日見ていたので原発の事は良く知っているそうです。


28歳の時に現場が嫌になり会社を辞めたいと騒いでいたら海外に留学に行かせようとなり、アメリカの電力の自由化をみた。



外を見ると会社の中が異色に見えてきて、その後、神戸大学でMBAを取得。

電力会社にいくと安泰だし35歳すぎて転職する人はほぼいない。家族の猛反対の中、37歳で転職して厳しい業界の外資系のコンサル。会社の売り上げを伸ばすための助言などの仕事に就く。

2011年震災が起きてエネルギー業界が変わるのではないかと思ってエネルギー業界のコンサルに手掛ける。

新電力を立ち上げるお手伝いをしたり、太陽光の発電に参入するのを助ける仕事をやっていて、2016年にベンチャーのみんな電力に入った。

そんな三宅専務が話すエネルギー論の最初のスライドがコンセント???



電力自由化前は大手の10社の発電所から買うしかできなかったが、生産者と直接契約して選べる生産者の顔が見えるエネルギーをめざす。

農家の顔が見える野菜みたいに自分の家の電気の生産者が見える。

そんなシステムを特許をとり作って行った。


自由化後次々と参入していき600社を超える中小の企業が電力を発電したり売電したりしているそうです。

今回の講演の主な内容は

・温暖化はどれだけヤバいのか?

・再生可能エネルギーの常識と非常識

・正しい再生可能エネルギーの買い方

の3つの柱ですすめていきました



 

以下参加者のコメントです

 

Anna Hoshino

再生可能エネルギーに興味はあったものの、知識が少なく、とても勉強になりました。

電力をつくった方「生産者」の顔が見える、そして「消費者」が購入する、という仕組みがすごいと思い、もっと多くの人に知っていただきたいと思いました。

静岡県高校1年生あんな

 

 

編集:宮崎大学 農学部 森林緑地環境科学科2年 相原直生

2020年8月21日金曜日

第1回 宮崎の子どもたち日帰りリフレッシュプロジェクト【宮崎の小学生の自然体験企画!海、川を満喫】


 2020年8月21日(金)に第1回宮崎の子どもたち日帰りリフレッシュプロジェクト波乗り体験を行いました。
5人の小学生、保護者の方1名とともにまず、青島の海岸に行きました。
ここでは、海岸沿いで小学生たちは海を見るなり砂浜をかけ走って海に入り、全身ずぶ濡れになってしまいました。5人が手をつないで打ち上げられてくる波をジャンプして飛び越えている姿はとても可愛らしく、楽しそうでした。

その後、木崎浜へ移動し、プロボディーボーダーでもある、サーフショップnewwaveのオーナー
池田雄一
さんに教えてもらいながらボディボードに挑戦しました。

初めての経験だったのと、波があまり無い日だったので長い時間ボードに乗ることが難しそうでしたが、難しいからこそ子どもたちは真剣な顔で何度も繰り返し挑戦していました。「初めて乗れた!」「難しいけど楽しい!」と子どもたちは終了の声がかかってもなかなか砂浜に戻ってこないほど夢中になっていました。

 木崎浜海岸を後にして次は加江田川に行き、川遊びやBBQをしました。足がつかないほど深いところもあったようですが、ライフジャケットをつけての川遊びは、海とは違った楽しさにみんな疲れを感じさせず、もぐったり泳いだりと元気いっぱい遊んでいました。

BBQでは遊んだエネルギーを吸収するかのようにお肉にご飯、野菜とたくさん口にほおばり、美味しそうに食べていました。

 そして、8月25日(火)には21日に参加してくれた5人の小学生と加江田川でスイカ割りをしました。
目隠しをして周りの声に耳を傾けながらスイカを割ろうとみんな必死になっていました。

この日も川で遊び尽くしていたせいか、スイカを勢いよく食べてとても夏を感じる時間となりました。
 今回学生ボランティアとして参加し、普段あまり関わることのできない地域の子どもたちと触れ合うことが出来て非常に楽しかったです。宮崎だからこそ楽しめる夏のプロジェクトになったと思います。
今回子どもたちが安心して思いっきり遊ぶことができるようにサポートし、5人の小学生の楽しそうな姿を見ることが出来てもっと多くの子どもたちに貴重な海・川遊びを体験してほしいなと思いました。
今回のプロジェクトは文部科学省の「子供たちの心身の健全な発達のための子どもの自然体験活動推進事業」の委託を受けて実施しています。
アースウォーカーズとして文部科学省の委託で実施するのは初めてで宮崎の小学生向けの企画も初めてでしたが、無事終了して良かったです。
文責:小川はるな 編集:小玉直也

2020年8月16日日曜日

Stay Home Project 第 21回目 【拡散希望!ジャーナリストの真髄を見た!朝日新聞青木さんの目線】

素晴らしい講演でした。

高校時代の葛藤や北海道大学時代にジャーナリストを目指した話。卒業後北海道タイムスに就職、そこから北海道新聞、そして朝日新聞とそれぞれの会社で実力を発揮し次々と声がかかり活躍中。

遠くない将来に報道ステーションかニュース23のキャスターとして活躍するんじゃない?って勝手に想像していました。

北海道警察の汚職を暴露、東日本大震災のあとは被災者に寄り添い、現場の声を丁寧に取材して報道してきたからこそ、多くの方に信頼されている青木さんの人となりが感じれました。

そして、毎回高校生の成長が楽しみなオンライン講座は、今回はじめて司会にに取り組んだ静岡の高校1年生のあんなさんのチャレンジ。

参加者65人を前に堂々と司会をつとめリハーサルの時とは違い素晴らしい司会でした。本人はとても緊張したそうですが、その緊張を経験して乗り越えて大人になっていく一歩ですね。

今回は、他にも宮崎の高校生の望月さんも司会を希望してたのですが、司会リーダーの光雪がジャーナリスト志望で青木さんが一番尊敬するジャーナリストと言ってたので、今回は光雪とあんなにお願いしました。


以下、参加者のコメントです。

鶴見 朝子

日曜日は宿直明けで昼まで働いて帰ってきて参加したので、お先に失礼しました。

青木美希さんについて知ったのは、異動の話がFacebookで話題になっていたときで、そのとき原発事故避難者などの取材をしている新聞記者であることを知りました。

青木さんのお話を聴いて、きのこの出荷制限も、被災した方が置かれている状況も、自分が思っている以上というか、中途半端にしか知らないことに気づかされました。

また、記事を確かなものにするために、ひとりの証言を聴いてすぐに記事を書くのではないことを知り、日頃すぐに「みんなが言ってる」などと言ってしまうことを反省しました。

分散討論に参加して、今回は「ゲストが青木美希さんだから」ということで参加されている方が多いように感じました。

原発はよくないから反対というだけでなく、原発より儲かるものを見つけてそっちの方がいいと政府が進めていくようにするとか、地元に原発労働者がたくさんいてその人達が出稼ぎにいかなくてもいいような仕事を作り出していくとか、経済的なことを抜きに考えることはできないのではないかという意見は、自分にはない視点で考えさせられました。

今まで原発で作られた電気を使ってきた者として、次世代に責任を持った行動をとらなければならないという意見もあり、自分にできることは何か、考えています。

 

編集:宮崎大学農学部森林緑地環境科学科 2年 相原直生

 

 


 

2020年8月9日日曜日

Stay Home Project 第20回 【前川喜平さん!将来への希望の光と改革が必要な事が見えてきました!】

「安倍一強政治と官僚」というテーマで今回は本当に痛快。いろんな講師にそんな事を感じる毎週末ですが、日本の公務員のトップにいた人の感覚を垣間見ました。



最初の90分の講演の中でも、なるほど!とうなず事も多かった。

同時に、質疑応答でしか聞けなかった深まる話も多く、今後の政治のあり方、官僚機構のメリット・デメリット、改善する点などなど。

文部科学省だけにとどまらず、外務省や経済産業省や検察のあり方、司法の独立と裁判官、いろんなテーマで話してもらいました。



前川さんは出てきたすべての質問に丁寧に答え4時間も対応していただきました。

54人の参加者のオンラインも最後は11人でしたが、みなさん本当にありがとうございます。



めっちゃ魅力的な再放送の案内は最後に掲載します。

そして今回、司会初挑戦の宮崎の高校2年生りなさん。



とても緊張したと話していましたが、高校生、大学生、大人など50人を前に堂々と司会をこなしスムーズな運びでした。

それを見た、別の高校生が私は来週司会をしてみたいです。と連絡あり。

若い世代が新しい挑戦をして成長していくのをサポートしていくのが喜びです。

 

以下、参加者のコメントです。

 

鶴内 敏之

前川さんの話を聞きながら、いろいろありすぎて忘れていたことを含めて、政治の腐敗ぶりを改めて再認識。

辞めたから何でも言えるようになったのだと思いながら、ということは官僚は仕えている間はどんな「不正義」があったとしても沈黙をするということか、と空恐ろしい感じがしました。

それは例えば森加計問題で国会での証人喚問を見ても思います。

他方、人によっては苦しんで自殺したり、職場を去って沈黙する人もいるのだろう。

本来司法や政治がある理由は、社会的不正義や不平等を正して、平等にその恩恵を国民に行き渡るようにすることではないでしょうか。

しかし日々の暮らしを見ていてもそれを実感できません。

公務員は全体の奉仕者(憲法15条)、そして憲法を尊重し擁護する義務を負う(99条)ということだそうだ。

 

 

編集:宮崎大学農学部森林緑地環境科学科 2年 相原直生