2021年5月9日日曜日

stay home project 第51回

 5月9日オンライン講座にて講義をしてくださったのは、以前「ヒバクシャ国際署名連絡会事務局」に所属していたChieko Tabe田部知江子弁護士で高校生を含む23人の参加者でした。

講義の議題は、「核兵器の おわりの はじまり 〜核兵器禁止条約の成立と世界の人びとのとりくみ〜」というものです。
田部弁護士はもともと、核兵器の廃絶を目指しそのための取り組みをなさっていました。
今回は核廃絶に向けて私たちが考えなければならないことについて講義してくださり、それについて参加者がディスカッションする形となりました。
 第二次世界大戦が終戦してから現在に至るまでの数十年間、核兵器を廃絶しようとする動きは少しずつ活発になってきましたが、今でも核兵器の完全な根絶は叶っていません。
しかし、確実に、核軍縮は進んでいることがわかります。実際、世界各国では核の脅威を認め、核兵器を手放した国が多く存在し、そのための条約も数々が制定されています。また、核兵器に対するものだけではなく、地雷兵器や生物兵器などに対する様々な条約も制定されています。
 このようなお話を受けて私たち参加者はいくつかのグループに分かれてそれぞれの議題でディスカッションをしました。あるグループでは、日本がアメリカの核の傘の下にあり、核禁止条約に加盟していないことについての意見を話し合いました。
そこでは、そもそも核の傘が安全とは限らないのだから必要ではないという意見や、仕方ないのではないかという意見が出ていました。
また、あるグループでは、核兵器の脅威を教育面でどのように後世に伝えるかを話し合い、子供に絵を描かせればよいのではないかという意見が出てきました。ほかのグループでも様々な意見が世代を超えて交わされたようでした。
 もともと、戦争や核兵器に関してはある程度の知識を持っていた私たちですが、まだまだ知らないことも多いことを知り、さらにそれらについて深く考える機会をいただきました。私たち一人一人が人々の笑顔を守り痛みをなくすための努力をし、考えていかなければなりません。そんなことを教わった講演でした。
文責:宮崎大学1年久永慧けいちゃん 加筆:小玉直也


2021年5月4日火曜日

第13回宮崎の子どもたち日帰りリフレッシュプロジェクト 二日目

 5月4日の波乗り体験の報告です。

5月4日に、波乗り体験が行われました。
 県内から21名のお子さんたちが参加してくれました。
天気は晴れて、気温は前日よりも高い予報だったので、絶好の海日和です。
10時30分に集合してから検温と消毒を済ませると、さっそくビーチに向かいます。
ビーチに着くや否や、砂浜には旗が立てられ、ビーチフラッグをして楽しんでいました。お子さんたちの元気にはしゃぐ声は、波の音もかき消してあたり一面に響かせていました。



その後、スーパーボールすくいや、綿菓子づくりもしました。大きくなる綿菓子を真剣に見つめる姿もかわいらしかったです。


 いろいろと催し物を楽しんだら昼食タイム。自分の好きな弁当を選んでおいしそうに食べていました。まだまだメインはこれからですよ。
 食べ終わったらいよいよ波乗り体験です。ウェットスーツ姿でボディボードを手に海へ繰り出します。

 今回は講師の方はいらっしゃらなかったですが、お子さんたちは気にしません。何度も挑戦して波に乗れるようになった子も多くいました。さすが、出来るまでがはやいです。
 また、当日は波が小さく、ちゃんと楽しんでもらえるかも懸念材料でしたが、みんな器用に波を掴んでいました。沖まで戻ってくる度に喜ぶ姿も。

 最後は冷えた体を温泉で温め、波乗り体験は無事に終わりました。

さて、コロナウイルスの話題ばかりが目に入る中、このプロジェクトを見つけていただいたこと、大変うれしく思います。応募や参加に躊躇する保護者もいらっしゃったはずです。それでも当日来ていただいた方々が、最後は笑顔で「ありがとうございました」とおっしゃっているのを聞けたのは喜ばしいことです。参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。
僕は、今回がはじめてのボランティア活動でした。二進も三進も分からないこともありましたが、最後まで口角があがりっぱなしだったのは紛れもない事実です。自分よりも年下の子とふれあったことは貴重な体験になりました。次の機会にも参加したいと思っています。

2021年5月2日日曜日

第13回 宮崎の子どもたち日帰りリフレッシュプロジェクト

【小学生の波乗り自然体験企画!】

ゴールデンウィークの5月2日に宮崎の青島海岸にて小学生たちの波乗り体験が開催されました。


この日の企画は20人の定員の中、前日に小学校でのcovid-19の感染症が発生した事による濃厚接触者のキャンセルが出る中、朝サーフショップnewwaveに集合してスタート。

受付後、青島海岸に移動して、ゴールデンウィークでいつもの駐車場が満車ということもあり、近隣の有料駐車場に停めてBeachへ。


最初に子どもたちが並んでビーチフラッグ。砂浜の上を一生懸命走って次々とフラッグをゲットして喜ぶ子どもたち。
そのあと、スイカ割りならぬ目隠しをしてボール叩き。他の子どもたちが「右だよ!前だよ!左だよ!」などの掛け声に合わせてボールを叩くゲームが盛り上がる。

そのあと、スーパーボールすくいや、綿菓子作りを楽しんで笑顔が広がっていました。
昼食後はトイレを済ませて、はじめてのウエットスーツに袖を通し準備運動。
プロボディーボーダーの池田雄一先生の指導もと波乗り体験。

サーファーが4人と宮崎大学1年の初めてボランティアの3人も合流して波乗りを楽しみました。

強風の中、波も小さくコンディションは良くなかったですが、初めて体験した波乗りを楽しんでもらいました。



今回、初めてボランティアに参加した、宮崎大学アースウォーカーズ所属の1年生の下島健大です。
緊張しながらも初のボランティア活動をやらせていただきました。
風が強く波も小さい中で子供たちは自分なりに遊び方を考えて楽しんでくれました。
波が小さくなっても浅いところで波乗りに挑戦したり大学生と海の鬼ごっこを楽しんだり、子どもたちが自分から遊び方を考えていたのが印象的でした。

文責:下島健大(宮崎大学1年)、加筆:小玉直也