2020年7月29日水曜日

Stay Home Project 第18回目 【国連で保健局長の重責を担う清田さんのリアルな生き様!】

パレスチナ難民キャンプのサポートをしている国連事務所からのオンライン生中継はとても幅広い話が聞けました。

生まれは福岡市、山口の小学校を出て広島の高校を出て予備校は宮崎で高知医大卒業。

その時点で転勤族の両親なのか?ちょっと異色だなあと思いながら、高校や大学そして卒業後の様々な道を選んだ体験を語ってもらいました。

高校生や大学生にはぴったりの普段聞けない話。

昨年TBSで放送された映像も紹介しながら、わかりやすく話してもらいました。

そして、講演後よく聞かれるのが「国連で働きたい。どうすれば働けますか?」という問いが多いらしい。

なぜ国連で働きたいのか?なにがしたいのか?尋ねると、その活動は国連でやることより、国の官僚や議員やJICAもしくはNGOとかの方が良いのでは?と思うそうです。

大事なのは「将来国連で働きたい」というのではなく、「私はこれをしたい」その延長線上にいろんな仕事があってその一つに国連もある。

なるほど。多くの参加者が大きくうなづいた。

また現地で働く日本人はほとんど女性だそうだ。

国内での大臣や国会議員や官僚の管理職などほとんどが男性なのに、男性は海外で活躍している人が少ない。

以下参加者のコメントです

Maho Suzuki

東京外国語大学1 鈴木真宝

中学生の頃から、難民問題について興味があったので、実際の現場ではどのような支援がなされているのかがを教えて頂きたくて参加させて頂きました。初めて知ったことや改めて考えさせられたことも沢山有り、感想をシェアしたいと思いましたので、載せさせて頂きます。

まず、パレスチナ難民の最大の健康問題は、生活習慣病であることを初めて知りました。生活習慣病が起こってしまう原因としては、整った栄養バランスが確保出来ないため、食生活が偏り、高血圧や糖尿病を引き起こしてしまうこと。加えて、町が整っていないため、安心して運動出来る場所がないことが挙げられていました。このことを受け、健康的な生活は、安全でかつ、豊かな環境だからこそ享受出来るものであると改めて考えさせられました。

加えて、上記のような問題を解決する際に大切なことも教えて頂きました。第一に考えるのは難民の幸せであること。問題の中心にいる方に焦点を当てることで、的確な解決策を考えることも出来るし、難民の幸せを支えたいと考えている方からも、支援を継続して行って頂けることにつながるとおっしゃっていました。どんなに複雑な事でも、問題の中心にいる人に焦点を当てる事が、問題解決の第一歩であると考えさせられました。

難民問題については、UNRWAをはじめとする国際機関が出来る事は、難民の支援が中心で、政治的に解決する事が望ましいと教えて頂きました。このことを受け、私が安心して毎日を送れているのは、政治や医療体制、またその他の教育設備などの生活に必要な事が整っていることの上に有ると改めて感じました。また、今置かれている状況を当たり前と思わずに、一歩外に出て広い視野を身に付けることで、難民問題の解決のヒントを得ることが出来るのでないかと感じました。

今回学んだことを知識として終わらせるのではなく、日々の生活に生かして行きたいと思いました。




編集:宮崎大学農学部森林緑地環境科学科 相原直生

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