2019年3月22日金曜日

どるふぃんプレゼンツ 第8回 福島の子どもたち宮崎に来んねキャンプ! 8日目(活動8日目 2月23日)

いよいよ、みんなとの別れの時がやってきました。
日向学院海の家を出発し空港に着くと「ここでお兄さんたち待っててくれてたねー」と初日のことを覚えていてくれた子どもがいて、その言葉を聞いて初日の緊張感や不安、今までのことを思いだし、この一週間楽しかったなーという思いに加え、改めて今日でお別れなんだなーと感じました。

飛行機が出発するまでの時間で、お母さんたちはお土産などを買ったりしていて、子どもたちは空港内の展示物や高千穂神楽の映像を見たりしていました。
大急ぎでお土産を買っているお母さん達とは裏腹に最後まで遊びたがっている子や別れが近づいてきて寂しさを感じている子がいました。彼らを見ていると、自分たちも寂しくなってきました。
個人的には宍戸りおくんが、今まで元気が嘘かのように静かだったので別れを惜しんでくれているのかな、と思いました。

出発する直前にお母さんたち一人一人に挨拶をしていただきました。
お母さんたちは泣きながら挨拶をしていました。

子どもたちが思いっきり外で遊んでいる喜びや他のお母さんたちとの話、ボランティアスタッフ、支援してくださった人々にとても感謝しているということおっしゃっていました。自分たちも今回様々なお話をしてくださった福島のお母さんたちにとても感謝しています。
そしてゲートをくぐる前にボランティアスタッフが一列に並びお母さんと子どもたち1人ずつと握手をしました。
皆泣きながらそれぞれの間で思い出を振り返りながら握手していました。
中でも宍戸りおくんが泣きながら皆と握手していてその姿を見たお母さんが「今までケガとかで泣いたことはあるけど人とのお別れで泣くのは初めてなんです」とおっしゃっていて、それを聞いて参加して良かったなと思い、今まで我慢していましたがこの言葉を聞いて自分も泣いてしまいました。
最後まで泣いている福島の親子やボランティアスタッフの姿を見てこの来んねキャンプが存在する意味を考えさせられました。

この来んねキャンプを通して震災直後の状況、月日が経ち復興に向かっていってる今だからこその悩みや葛藤など聞くことができ自分たちに今できることが何かを考えるきっかけになりました。
今回の経験を活かして自分達が今まで何も知らなかったことに気づきました。
今回学んだ福島の現状を少しでも多くの人に知ってもらいたいです。
これから来年の来んねキャンプに向けて少しでも自分の知識を増やし、もっと福島の参加者や被災地の方々の心に寄り添えるようになりたいと思いました。
震災から月日とともに寄付が減少しているので、是非下記サイトから寄付して頂けると助かります。
NPO法人アースウォーカーズ
代表理事:小玉直也 090-8301-1123

文責:柴 航成 宮崎大学2年
編集:井手淳也 宮崎大学2年

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