2015年3月27日金曜日

福島の中学生オーストラリアプロジェクト1日目

文責:宮崎大学 1年 川島美咲
今日からオーストラリアプロジェクトがスタートしました!今回のプロジェクトは、オーストラリアケアンズで福島の子どもたちの支援をおこっているSmile with Kids さんのご協力のもとおこなわれます。


集合は9:30福島駅。福島のスタッフの押山さんと神さんも見送りに来る中、鈴木くんと根本くんが合流して、郡山駅へ移動しました。

その後、早々に到着していた渡部さんと平栗さんが合流して、11:00の出発式には地元新聞である福島民報社の佐藤記者に取材に来ていただき、明後日28日の新聞に掲載されるそうです。ぜひご覧ください。
<郡山駅での出発式>

11:39郡山発の新幹線に乗車し、上野、日暮里を経由して京成ライナーで成田空港に到着しました。
福島の子どもたちの支援に共感された、山口なみさんが友人を連れて、成田での出発をサポートしていただきました。
チェッックインを済ませたあと、夕食を食べて20:10の飛行機でケアンズに向け出発しました。
これから約8時間のフライトを経て、27日現地時間5:50にケアンズに到着します。
<これから出発ロビーに向かいます>

ここで、参加者の感想を紹介します。
今回のプロジェクトでは、毎日感想をかいてもらい、英語でのメッセージにもチャレンジしてもらいますので、温かく見守ってください。



鈴木雅玖斗くん
 今日はオーストラリアのケアンズに一緒に行くメンバーに会いました。全員が初対面で、なかなか話したりするのを積極的にできなかったけど、一週間という短い期間しかこのメンバーと交流することができないと思うので、いろいろと話したりして、楽しい思い出をつくりたいです。
また、ケアンズでは、ホームステイをするホストファミリーの方や現地の方々との交流などを積極的におこない、自分の英語力を試したり、発音なども上達させたいと思います。オーストラリアの環境の中で、いろいろなことを学び、これからにつなげていけるようにしたいです。
Today meet other member.
I want to enjoy vacation.

《JR郡山駅前の出発式終了後の集合写真》

平栗静那
 いよいよ待ちに待ったプロジェクトが始まりました。一週間という長いよう気がしますが、毎日楽しいプログラムばかりなので本当にあっという間なのではないかな、、、と思います。だからこそ、1日1日を大切にして、いろいろな面で充実した一週間にしたいです。
今、一番楽しみにしているのは私が一週間お世話になるホストファミリーのマーゴさんに会うことです。写真を見るとすごく優しそうな方で安心しました。
今の福島の現状をきちんと伝えるとともに、感謝の気持ちも伝えてこようと思います。
今日は初めて4人で顔を合わせましたが、みんな結構フレンドリーでよかったです。
これから一週間、楽しくやっていこうと思います。
Today starts the project.
We looked forward to this project.
I want to enjoy for a week with friends.




渡部めぐ
 いよいよこの日が来ました!!
離陸なう!!ながーーーーーーーい一日でした。
私はオーストラリアに行って、福島の現状と、支援してくださっているみなさんに感謝を伝えたいです。また、自分の英語力をためして、少しでも話せるようになりたいです。
私にとって、全てのことが楽しみです。一週間、1日1日を大切に過ごしたいです。ホストファミリーとも仲良くなりたいです。動物嫌いも克服できるように、、、!
あと、グランドスタッフの方のお話も聞けてよかったです。少しだけ夢に近づけた気がしました^_^
I waited today for long time.
I want to enjoy everything and speak English!
I spent great time today!

《ジェットスター航空のカウンター前にて》

根本玲央
 今日は待ちに待ったオーストラリアのケアンズに行く日です。ケアンズはいろいろ日本にはないものがあるらしいので楽しみです。
集合は9時半で福島駅の西口に集合しました。それから車に乗って郡山まで行って集合して出発式をしました。
僕は、英語力を試したり、異国文化に触れてみたいので楽しみです。頑張りたいです。
I want to enjoy Australia!






《JR郡山駅前で取材を受ける様子》
文責:小玉直也

アースウォーカーズの新しいプロジェクトがスタート!
郡山駅での出発式を終え、上野経由で成田空港を出発しました。その様子が地元紙の3/28付け福島民友で紹介されます。ぜひご覧下さい。

福島の中学生がオーストラリアで保養をしながら、国際的な視野を広げたり、エネルギーの問題など学ぶ機会を作るプロジェクト。

今回も充実した盛りだくさんの内容となりそうです。オーストラリアからエネルギーで学ぶ大きな意義の一つは、世界最大のウラン輸出国である事です。

クリーンエネルギーと言われる原発だが、ウラン採掘の際に低所得な原住民のアボリジニの方々が被ばくしてガンが増えているそうです。

私たちは、政府見解や報道を見て、使う時の二酸化炭素の量だけで見てしまいがちだが、そもそも原材料のウラン採掘の段階から深めて行く必要があると思います。

そして2つ目に、よくドイツの脱原発は近隣諸国からエネルギーを買っているから出来るんだと言われ、筋違いの論理を持って来ることが多々あります。

島国の日本を振り返ると、世界最大の島国オーストラリアや隣国のニュージーランドで原発が1基も無い事はエネルギーを考える上でおおいに参考になります。

しかも、オーストラリアは経済的に日本より好景気で、私たちがホームステイしている方のホテルのベットメイクの仕事が時給2200円で日曜日は7割増の時給3700円だそうです。日本も原発無くしてエコでクリーンで経済発展できる方法を探せるって!!必ず!

そして、エネルギー問題とは異なるが、第2次世界大戦の際、日本は中国を占領し、インドネシア、タイ、マレーシアと南下して行って、オーストラリまで侵略した歴史も学んで欲しい。

私の住んでいる宮崎に来ていた、プロボディーボーダーのサイモンの話を思い出す。

おじいちゃんが、日本軍との闘いで爆発で両足が無くなり、木の枝に引っかかって一命を取り留めたそうだ。その後、結婚して父を出産し、孫の私が日本の宮崎で波乗りの世界大会に参加している。

その話を聞いたとき、日本がオーストラリアに侵略した事を初めて知った。この戦争の歴史を繰り返さない為にも、エネルギーで原発に頼らない社会システム作りでも、オーストラリアで学ぶ1週間は特別な物になるでしょう。

最後に、この中学生の保養をスタートさせたいと思った福島の母親の一言を思い出す。

未就学児や小学生までは親が連れて保養に参加する。

しかし、中学生になると、反抗期や部活や友達との関係などもあり、国内での保養に生きたがらない子どもたちが増える。

しかし、チェルノブイリでは中学生までが国の制度として保養が義務づけられている。

成長期のこの時期に福島を離れさせ、保養に参加出来るよう、海外のプロジェクトを企画して欲しい。
そんな、複雑で苦しむ母親の声に寄り添い、今回、中学生のプロジェクトが実現できました。

そのきっかけは2年前、二本松の中学生をオーストラリアに連れて行った際、私の講演を聞いてくれたマキさんが、ケアンズからでも支援をしたいと、新しいNGOのSmile with Kidsを立ち上げ実現しました。

本当にマキさんには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

福島の中学生たちの感想レポートも毎日アップするので、よろしくお願いします。

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