2015年3月22日日曜日

2015春被災地ボランティア10日目

文責:遠矢聖仁
被災地ボランティア10日目。
今日は、私はみんなとは別行動で、うっちーと米沢を訪れています。というのも、明日行われる米沢企画に協力して下さっている、『ソトデアソビタイべシタ』で子供たちに自然遊びを提供されている丸山さんと合流し、事前準備を行うためです。
《米沢へ向かう電車》

まず驚いたのは、山形の雪の量です。企画に協力して下さっている山形大学の先輩からは『だいぶ氷も解けたから大丈夫!』と聞いていたので、話が違うじゃん!と思いました。笑
丸山さんのお宅に着くと、待っていたのは子供たちとの再会でした!
前回夏に被災地ボランティアに来た際にも、丸山さんのお宅には三日間ほど泊めさせて頂きましたが、朝は学校に行く前にカブトムシを捕まえに行ったり、ニワトリを手で掴み鶏舎の掃除をし、ビニールハウスに入ってきたヒヨコを素手で捕まえ見せに来てくれる、とてもパワフルな小学2年生と1年生の兄妹に、私は心をがっちり掴まれていました。
《スズメを見せてくれる昨年の夏の子供たち》

帰ってきてからも手紙を交換するなど、とても再会を楽しみにしていました。会えた時には涙が出るほどに、感動してしまいました。
しかし再会も束の間、早速明日の準備に取り掛かります。木材や竹の棒や長靴など、荷物をトランクいっぱいに積んで、丸山さんお手製の施設であるアソビタイべシタへ向かいました。
《ベシタで使う荷物の詰め込み》

ちなみにこの、『ベシタ』というのは山形弁で『~でしょう?』『~じゃないですか』など同意を求める際に使う言葉で『遊びたいでしょ!?』という意味合いの命名なのだそうです。
広場へ着くと、どこが道だか分からないほどの雪化粧!
丸山さんは重機を使っての大規模な除雪作業、私とうっちーに与えられた任務は、釜戸やご飯を食べるスペースの除雪作業でした。
昨日から人生初の除雪作業にワクワクしていた二人でしたが、始まって15分も経つとただただ息を切らしながら、スコップと台車を使ってひたすら雪を掻き出していました。
《雪かきに奮闘するうっちー》

数時間かけて除雪作業を終えると、次は明日のお昼ご飯である、アルミを巻きつけた竹に刺した手作りパンを焼くための、釜戸の作り方を教わりました。火おこしの方法は、災害時にも応用できるように思いました。
明日の段取りの説明も受け仕事が一通り終わると、子供たちへ滑り方を教えられるよう、スノボやソリの滑り方を教わりました。明日には身体中が筋肉痛になっていることでしょう。笑
《子供たちの通路ができました!》

温泉に入り家に戻ると夜ご飯をご馳走になり、子供たちと一緒に丸山さんの誕生日を祝ったりしました。本当に仲良しで、楽しそうで、自由な家族に、心から羨ましさを感じました。
楽しみにしていた子どもたちとの遊びもほどほどに、書き終えていない被ボラのブログを書いていました。

何のために被災地ボランティアに来ているのかを考え直した、1日の締め括りとなりました。





文責:内田拓磨   3月14日 晴れ

今日は別行動で、遠矢さんと二人で山形県の米沢へ行きました。朝8:05に福島駅発の電車に乗り、米沢駅に着いた後そこで長靴をレンタルしました。そこからまた電車に乗り、高畠駅へ向かい丸山さんと合流しました。丸山さんは、米沢プロジェクトに協力してくださっている方です。
 <除雪する前の会場>

この日は、丸山さんのお手伝いをさせていただくということで、米沢プロジェクトの会場である「ソトデアソビタイベシタ」の除雪作業と火おこしの準備をしました。福島とは比べものにならないくらいの雪が積もっており、除雪作業は難航しましたが、お昼から始め夕方まで作業し、会場を整えることができました。
<なんとか除雪し整えた暖炉>

久々の肉体労働で、終わったあとは僕も遠矢さんもぐったりでした。会場準備のあとは、丸山さん宅へお邪魔させてもらい、ご馳走をふるまっていただきました。丸山さんのお子さんたちは、とても元気で見ているだけで活力が湧いてくるようでした。翌日は早くから集合なので、その日はすぐ寝ました。明日は子どもたちと精一杯楽しみたいと思います。





文責:田中さやか
朝からすごく貴重な経験をした。乗っていた車がガス欠になり、坂道を数百メートル押して歩いた。朝から疲れ果ててしまった。
ガソリンスタンドに行って給油し、本来のその日のメインイベントであったはずの移動保育に向かった。

<沼尻スキー場にて>

 今日は移動保育で18人の子どもたちは外遊びで雪遊びを楽しみました!
沼尻スキー場で、ソリに、雪だるまづくり、雪合戦、雪の中でのブランコなどみんな自由に遊びました。
<子どもたちがつくった雪だるま>

普段外遊びが十分できないだけにみんなの表情はキラキラ輝いていました!

 移動保育を開催している団体では、引率の学生たちも先生という扱いで子どもたちからよく慕われていたし、先生の言うこともしっかりと聞いていた。お友だちとして接するのではなく 、保育園の先生のような綺麗な言葉遣いでメリハリのある行動ができており素晴らしいと感じ、これからの活動に活かしていきたいと感じた。





文責:宮崎学園短期大学 2年 田代茜
今日は米沢プロジェクトの準備、移動保育、浪江町復興の集いの3つに分かれて行動しました。

私は、浪江町復興の集いに行ってきました。
久しぶりといって涙しながら抱き合っていた人がたくさんいました。東京電力福島第一原子力発電所の影響でバラバラになってしまい、こういう集いがないと会うこともできないんだと思うと今まで普通の暮らしから一変とても寂しく苦しい思いをしているのだろうなと思いました。また、抱き合っている姿を見ながら私の近くの人はこれは、4年ぶりの再会の感激度だなとか3年ぶりの再会だなとか笑い話にしているのです。中に入ってみて早々のすごく驚いた出来事でした。
(たくさんの人で賑わい感動の再会をする住民の方々)

集いでは、演歌や子供達の踊りなど様々なものがありました。
開会式で、実行委員長の方が言っていたのは、石の上にも3年、3年耐えれば石の上も温まってくるという意味ですが、4年経った今も全く温まっていませんと苦しさを話されていました。市長さんは、原発事故でみんながバラバラになった。みんなの思いを国、東京電力に訴えているが、全て遅い。私たちの苦しみ・怒りを何だと思っているんだと話をされていました。この時、たくさんの住民の方が涙されていました。
(請戸小学校の思いを込める黒板)

先日浪江町を視察して、状況を分かっているからますますたくさんのかたの苦しみが分かり、この今置かれている状況に胸が裂けそうになりました。私が思っている以上に住民の方は生活が苦しくなり、大変な思いをしていると思います。だからこそ、もっと寄り添っていきたいなと感じました。

請戸田植え踊りという伝統踊りがあるようで、先日私たちが行った請戸小学校の生徒が数人で踊っていて、子供達の明るさ、前向きさに自然と涙が溢れていました。中には、3歳の女の子もこの踊りを踊っていて、会場内では、笑いあり涙ありといった雰囲気でした。

(震災後バラバラになってしまった請戸小学校の生徒)

最後に演歌歌手の沢田貞夫さんによるミニコンサートが行われました。
ここでは、ふるさとなみえという歌を歌っていました。一番だけ紹介したいと思います。
ふるさと離れ遠くに来たよ  ふるさとはいい  だけど帰れない  帰りたいな我がふるさとへ
ああ夢見るよ  ふるさとなみえ

今の状況をリアルに歌っている歌だと思います。すごく寂しく心に響きました。会場の中は泣いている人が多く、とても切なくなりました。

今日はとても考えさせられ1日となりました。
この現状を見て、私にできることはなんなのかをもっと考えていきたいと思います。






文責:宮崎大学 1年 川島美咲
 今日から東北ボランティアに参加します、川島美咲です。
今日はお昼に宮崎を出発し、福島へやってきました。夏の東北ボランティアに続き、半年ぶりの福島に懐かしさを感じました。
<半年ぶりの福島駅>
今回のボランティアでは他のメンバーのように、被災地の視察やボランティアセンターでの活動を行う機会はあまり多くありません。どちらかというと、夏にお世話になった方々や、宮崎に保養に来てくださった方との再会の方が多くなるのだと思います。

遠い宮崎の地から福島の支援をするためには、福島の方が何を必要としているのかを理解することが何よりも大切だと思っています。そのためにも、現地の方とのつながりを大切にしていきたいです。

行政では対応しきれない様々なニーズに対応できるのがアースウォーカーズの強みではないでしょうか。これから福島で見聞きすることを、宮崎での活動にどれだけ還元できるかが私の課題です。

震災直後、被災地で地道な活動を続けながら小玉さんが築いた人とのつながりを絶やすことのないようにしたいです。






文責:松崎喜代治    被災地ボランティア十日目
今日は移動保育のボランティアに合流しました。集合場所は福島駅でそこから沼尻スキー場に向かいました。移動途中で自分たちが乗っている車がガス欠したのでガソリンスタンドまで押して行きました。そのため移動保育には遅れて合流しました。
 <雪遊びをしている子どもたち>

スキー場では、ソリに、雪だるまづくり、雪合戦、雪の中でのブランコなどみんな自由に遊んでいました。
<ブランコで遊ぶ子どもたち>

子どもたちが楽しそうに遊んでいる姿を見て、こういった外で遊ぶ機会は大切なものだと思いました。
移動保育の後、明日の昼食のシチューを作りに行きました。
今日はいろいろと貴重な体験が出来ました。





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