2015年3月26日木曜日

2015春被災地ボランティア13日目

文責:田代茜
まずはじめに泊まっている集会所を10時に出発し、いわき市にある、かなや幼稚園へ松ぼっくりを届けに行きました。途中高速道路でガソリンを入れて運転手と助手席に座っていた私がお手洗いに行っていて、その間にメンバーの2人が降りているのに気づかず出発してしまったというハプニングもありましたが無事に到着することができました。

かなや幼稚園では、福島の子どもたち宮崎に来んねキャンプでの参加者との再会や初めて会う子供達でとてもワクワクしていました。幼稚園園舎はとてもすばらしく、とても広い空間で子供達が生活していました。

(大きな松ぼっくりの入った段ボールに駆け寄る子供達)

宮崎で拾った松ぼっくりやどんぐり、落ち葉を幼稚園にプレゼントしました。子供が円で囲む真ん中に大きな松ぼっくりを見ると、入っている段ボールに走って飛びこみ大切に持って帰ろうとする姿がとても印象的でした。子供達の話で、この松ぼっくり大きいよ~、見てこのどんぐり~ととても嬉しそうにたくさんの話をしてくれました。こういう姿を見ると今後も松ぼっくりやどんぐりなどを送ることはとても大切なことだと思いますし、子供達のためにも拾ってプレゼントしてあげたいなと思いました。
(大きな松ぼっくりを喜びながら見せてくれる子供)

次にNPO法人移動保育プロジェクトの方とお話を聞かせていただきました。保育園や幼稚園では外に出るというストレスが震災直後から2~3年あったという情報を聞きました。そこから、宮城などに日帰りで毎週、週末に行っているそうです。
私が特に印象に残っていることは、被災地から始まったことだけど、こういう遠足みたいな形で行くということはもともと大切なんではないかという話を聞いたことです。宮崎でも遠足は年に2回くらいじゃなかったかなと思ったからです。

(移動保育での様子)

今日は保育に関する内容でした。保育科である私はとても勉強になりました。こういうところでもたくさんの勉強ができることに本当に感謝したいと思います。





文責:宮崎大学 1年 川島美咲
今日はいわき市のかなや幼稚園に松ぼっくりとどんぐりを届けに行きました。
かなや幼稚園は「汗をかける幼稚園」をコンセプトにつくられています。室内にはらせん状の滑り台やボルダリングなど天候に関わらず遊びまわれるようになっています。
震災以降、屋外での活動が制限されたために肥満児の増加が懸念されていますが、その対策にも役立っているそうです。

お昼に先生の作ったカレーをいただいた後、園児に松ぼっくりを渡しました。
約70名の園児が大きな円になり、年少さんから順に松ぼっくりを選んでもらいました。
おっきいーー!という声があちこちから聞こえ、学生のもとまで見せに来てくれる子もたくさんいて嬉しかったです。


<学生に松ぼっくりを自慢してくれました>
園児が帰ったあと、園長先生のお話を聞きました。
その中でも印象的だったのが、「いつまでも下を向いていてはいけない。もっと前向きでいないと。」という言葉です。この4年間たくさんの元気をもらったから、今度は自分たちが返す番なのだとおっしゃっていました。
<アツく語ってくださった園長先生>
かなや幼稚園の隣には同じ法人の仮設の老人保健施設があります。そして幼稚園の前にはベンチを設置し、人々の憩いの場となっています。「この仮設の老健がなくなったあとも人の集まる場所にしたい。」という思いがあるそうです。たくさんの園児と明るい先生方に私たちもたくさんの元気をいただきました。

また、この日は来んねキャンプに参加してくださった斎藤さん親子にも再会しました。
約ひと月ぶりでしたが仲良く遊べて楽しかったです。
<園舎の中の滑り台にて>
明日で他のメンバーと別れて南相馬市に行きます。ボランティアセンターでの活動もあるので頑張ります!





文責:松崎喜代治
被災地ボランティア13日目
今日はいわき市にある、かなや幼稚園にいきました。途中サービスエリアでおいて行かれるというハプニングがありましたが無事に幼稚園に着くことができました。
宮崎で拾ったどんぐりや松ぼっくり、落ち葉などを届けに行きました。松ぼっくりをもらった時のこどもたちの笑顔や松ぼっくりを大切そうに自分たちの教室に運んでいる姿が印象に残り、今後もこのような活動を続けて行く必要があると思いました。
<かなや幼稚園にて>
子どもたちに松ぼっくりを配った後園長先生のお話を聞く機会がありました。一番印象に残ったのはいつまでも支援されているのではなく立ち直ることが支援してくれた方たちに対する恩返しになるということばでした。
幼稚園のあとにこないだ参加した移動保育の方からお話を聞きました。震災当時子どもたちを建物から出すことを不安に思っていた方がいたというはなしや被災者の自立を妨げる支援は長く続けない方が良いというはなしでした。






文責:田渕亮丞
今日はいわき市のかなや幼稚園に行きました。宮崎で取ってきたおおきな松ぼっくりとどんぐりを届けました。
中に入ると木がたくさん使われており、環境にも健康にもいい場所で子どもたちが生活するのに最適だと思いました。
そのあと山盛りのカレーを頂きました。幼稚園生用のテーブルと椅子だったので、壊れるか少し不安に思っていました。
食事をしながら、園長先生の話を聞きました。震災当時は民間に呼びかけてたくさんバスを集め、市民を避難させたり、会社の従業員の安否確認をするため、原発から9キロ圏内に入ったという話を聞きました。
食べ終わった後、幼稚園のみんなにどんぐりと松ぼっくりを配りました。みんな嬉しそうに取っていたのでよかったです。

<どんぐりをもらった子どもたち>

その様子がその日の夕方にニュースで流れていました。前日に急なお願いをして、取材に来てくださった方に感謝です。
次にNPO法人移動保育プロジェクトさんに話を聞きに行きました。
その名の通り移動保育を毎週行って、子どもたちに放射線のことを気にしないで遊んでもらうということをやっています。

<話を聞く学生>

一つのプロジェクトのための団体というものが、この二週間のうち初めてだったので興味を持ちました。

事故が起こった当時は子どもが外に出るだけで親はストレスになっていて、2、3年経ってようやく公園で遊ぶ人たちが出てきたという話があり、事の深刻さを改めて実感しました。




文責:内田拓磨
今日は午前にいわき市に向かい、かなや幼稚園を訪問しました。
中は、とても広く子どもたちが元気に走り回れるような構造になっていました。このかなや幼稚園のコンセプトは「汗をかける幼稚園」で、子どもたちが楽しく遊べるよう様々な工夫がありました。
途中、園児たちに集まってもらい、宮崎で拾った松ぼっくりやどんぐりをプレゼントしました。

<松ぼっくりをプレゼントする様子>

園児たちは松ぼっくりに夢中になり、その大きさに驚いていました。手に取った松ぼっくりを僕たちに得意げに見せてくれ、僕たちも笑顔になりました。

その後に園長先生にも話をしていただきました。先生はとても前向きな方で、「いつまで下を向いていられない、もう前を向いていかなければならない」と言っていました。園長先生の話を聞き、僕も元気をもらったように感じ、これからも東北のために何かしていこうと思いました。
<松ぼっくりを手に取り楽しそうに話す園児>

幼稚園を発ったあとは、移動保育プロジェクトの事務所に行き話を聞きました。このプロジェクトは子どもたちを線量の低いところへ連れて行き、そこで遊ぶというものです。震災があった当時は、建物から出るだけでも不安という方もいて、このようなプロジェクトの重要性を感じました。
福島支援を続けていくうえで、長々と支援をしていくだけでは自立の妨げになり、支援した側は自己満足で終わってしまうという話も聞き、本当にためになる支援を考える必要があると思いました。





文責:遠矢聖仁
被災地ボランティア13日目。
福島市と郡山市でNPO法人移動保育プロジェクトの代表をしてらっしゃる上國料さんのお話を聞きました。
移動保育とは週末に福島市内の子どもたちを朝預かって、車で1時間ほど行った線量の低いところで外遊びをさせて、夕方に送り届けるというプロジェクトです。

特に印象に残っているのは、宮崎の子どもたちを取り巻く状況を知っていますか?と聞かれたことです。
言われてみれば、福島の未就学児や小学生を宮崎に呼んだり、被災地ボランティアの中で福島の保育園などを訪問するなど、福島の子どもたちと関わる機会は多く与えられています。しかし、普段子どもたちと関わる機会の少ないメンバーにとって、被災地で見た子どもたちと他の全国の子どもたちとを比較することができないという問題点があります。
例えば深刻だと思った福島の子どもたちを見て感じた問題が、全国の子どもたちに共通して当てはまる可能性もあるということをおっしゃっていましました。宮崎に戻ったら、地元の子どもたちと交流する機会も意識的に取り入れていけたらと思いました。
〈上國料さんのお話を聞きました〉

また、『やれることをやろう!』という思いで、自己満足でやって、結果ニーズとは違う自己満足の支援をやってしまう支援者もいるという話を聞きました。必要な支援と、長々とやってしまうことで自立を妨げてしまう支援もあるということで、ニーズの吸い上げと、地元の方々とコミュニケーションを取りながら支援を進めていくことの必要性を感じました。






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