2022年8月9日火曜日

【福島・ドイツ高校生交流プロジェクト7日目】

福島の高校生たちは、午前中デュッセルドルフ市役所の環境局を訪問しエネルギー政策を学ぶ。


温暖化への影響を少なくするために市全体で使うエネルギーをどうやって減少させていくか提案を聞かせてもらったのが素晴らしかった。
日本ではともすれば、再生可能エネルギーを増やしていこうとか水素を広げようとかよく議論されるのですが、今使っているエネルギー総量のどこが減らせるか、どういうところに努力しているかが大きく違う。
それを行政と企業と個人や家庭でどのような工夫や努力をしていくのかの計画は待ったなしです。



例えば日本でプラスチック削減のためにレジ袋の有料化している。それも2円とか3円とか5円とか大きな出費にならないから意識次第ではエコバックを持っていこうという意識がひくくなる。ドイツはまずスーパーでもレジ袋を買うのですが、基本的に紙袋を30円とか50円とかで売っている。プラスチックを3円で売ってたら根本的な対策にはならないと感じる。



また、ちょっと前にあった電化製品のエコポイント。冷蔵庫など旧来の冷蔵庫は電気消費量が半端ないから買い替えを促進するのだが、200Lより300Lの方がエコポイントが多くもらえる。つまり冷蔵の買い替えは進むのだが、より大きな冷蔵庫を買うのが得する政策であれば電気を節約しようという意識が薄まってしまう。
根本的に政策として経済というか消費を促す方向に重きをおいている政策と、環境に重きを置いてみんあが少しずつ意識していく政策と大きな違いが見られる。



市役所の環境局での座学が終わったらフィールドワーク。



ここでは植物の生態系を隔離したところで計測して気温の変化がいろんな植物のどのような影響を受けているかを調査研究している。これは国レベルの政策に日本だったら思えるが、市役所の環境調査として広い土地を隔離して植物の生態系を調査し地球に与えている影響をしらべるとは、これまたあっぱれ!



日本であればこの仕事は国、この仕事や企業、この仕事は個人、この仕事は市役所みたいなイメージだが、国任せにせず自分たちで調査研究して国に提言していくとはドイツの凄さを改めて感じた。



昼食は市役所が若い人たちにシェフとしての仕事を担えるよう育成しているレストランに行った。
これが、ピザもパスタも肉団子スープもカツも何食べても美味い!しかも安い。デザートも私は久々に2つ頼んで満喫しました。



アフターランチはclubhouseで出会ったひろみさんと川野くんと高校生はショッピング。私はひと足先にホテルに帰り翌日以降の行程の事務連絡とこの報告のまとめをレポート。
高校生たちも疲れもあるのか予定より早くホテルに戻り休息していました。


夕方からは今回高校生のスピーチのサポートもしてくれた高遠 菜穂子さんがイラクからオンラインで高校生たちに平和学!戦争や難民の現状と課題について深めとても貴重な時間となりました。



高校生たちには衝撃の事実がたくさんあり、ひとことでウクライナの戦争の難民をイメージしていたがいろんな問題が混在していることを深め貴重な時間となった。2日後には戦地で負傷した子どもたちのいるドイツ国際平和村を訪問することになったので、いい深まりにつながると思う。



さていよいよ、明日はフォルトウナ・デュッセルドルフで田中碧選手の練習を見てサイン会。これも高校生たちは楽しみにしていたのでワクワクして寝ていることでしょう。

以下は高校生たちの感想レポートです。


渡部まお 7日目 環境庁など 今日は、今までたべてたペットボトルを返して割引きの件をもらった。つぶれたペットボトルは回収してもらえなかったけど、リサイクルにもなるし、お金にもなるし、すごく良い仕組みだと思っていざお会計をする時に、そのチケットを出すのを忘れたので、また明日使ってみたい。それから、環境省のような所に行って再エネなどの話を聞いた。数年前に比べると、平均気温が上がったり、これまではなかった植物が成長したり、かなり変化が出ているらしい。対策としては、再エネ率を上げたり、ライフスタイルを環境に合わせて変える必要がある。呼びかけをするだけじゃなくて、役所で働く人がそっせんして自転車や電車をつかったり、ペンもフェアトレードのものを使ったりしているそうだ。 お昼は児童養護施設で食べた。パンを団子みたいに丸めたやつにマッシュルームのソースがかかっていてすごくおいしかった。それからICショップなどで買い物をsた。ほとんどICのものはなかったけど、とにかく色合いがかわいくて、見ていてあきない。欲しかったトートバックやくしとかが買えたので大満足です。 夜には、高遠さんのイラクでの話を聞いた。日本では戦争が行われていないから、平和についてそんなに考えたことが正直ない。でも小さな子が丙教育をさせられて、まちに行き、復習が怖くて地元に帰れていなかったり、米軍などの兵士も心体共にトラウマをかかえているという話を聞いて、自分がどれだけ日本でのんきに生活しているか痛感した。そしてトラウマを抱えている方々の心のケアもすぐに終わる話じゃなくて、それぞれの度合いに合わせて対応しているのが簡単なことじゃないんだなって思った。 my face is dry it hurts.




谷聖彩 7日目 主な訪問先╏環境局など 今日は環境局に行きました。ドイツが色々かかげている目標に対してどのようなことを実行してきたのか学べたし、それにおいて一体となって行動している姿勢に感動しました。そして自転車を推進しているということで自転車専用の高速道路を作ろうとしているというお話を聞いてただ目標をかかげて指示しているのではなく、国民が従いやすいような環境づくりにも興味をもちました。日本では行われていないことがドイツではあたり前のようになっていたりするので新たな視点を持ちました。 また、夕方に行われたイラク戦争についての話ではとても胸が痛くなりました。私は戦争は被害国も加害国もどちらにもデメリットしかないと感じているし、日本の「戦争はしない」という憲法がもっともっと世界中に広まればいいのになと思いました。私は日本という戦争のない国に生まれましたが戦争をなくすには平和な国の人たちが何か行動しなければならないと思ったし、再エネを学ぶことは戦争防止につながると聞いて今までにない視点で戦争について考えることができました。PTSDについても戦争は一生心の傷になると思い、それが次世代へもつながってしまうとその世界の有り方が変わってしまうと学んで絶対に戦争が起きてはならないと思いました。他人事ではなく自分がもし戦争国に生まれたらと立場を置き換えてしっかり見直したいです。 I wish for a peaceful world.




若林優里奈 7日目 市役所環境省 7日目、まずデュッセルドルフ市の市役所を訪れた。そして環境省の方のプレゼンテーションを聞かせていただいた。ここの環境省では気候保安についての対策を行なっているらしい。現在、日本では地球温暖化による異常気象が問題となっているが、ヨーロッパ各地では干ばつという、また別の観点での問題が取り上げられている。デュッセルドルフ市では、こういった状況の中、市民が快適に働き、快適に過ごせるように、いくつかの目標を立てて、ひとつずつ実行し、実現を志している。私はドイツは日本よりもずっと実行力があると感じた。何より、国民一人一人の意識の持ち方が日本とはまるで違うなと思った。だから、ドイツではそれらの取り組みが一般企業などにも用いられているし、国民もそれが日常化することで、それを一般常識だと感じさせる。その点が日本、主に福島との大きなちがいだと思う。そのあと、外の植物を見た。ただ観察するだけでなく、それを気候の変動と結びつけるというのが、とてもおもしろくて、わくわくするなと思った。夢のある仕事だと思った。ホテルに帰ったあと、高遠さんのイラク支援についてのお話しを聞かせていただいた。私が思ったことを率直に言うのであれば、私たちは平和な日本という国の内側ばかりについね、世界の紛争とか関係ないと思っていたけど、それは大きな間違いだった。私たちはたまたま平和な国に生まれただけであって、逆の立場も全然可能性はあった。だからこそ私たちは、私たちにできることをして、全力で助けなければならない。 We should help developing countries people.




米本響 7日目 環境省 本日は環境省の方のプレゼンから1日がはじまりました。ドイツでは再生可能エネルギーの供給う量を増やすだけでなく、エネルギーの使用量を減らす取り組みが行われていることを学びました。具体的には自転車の使用量を増やし、自転車の使用率を減らすというものでした。「自転車の使用率を減らすことは経済の衰退につながるのではないか」という問いに対して「カーシェアや自転車のための道づくりや環境に優しい自転車づくりをすることで経済効果にもつながる」ということでした。  また、仕事の出張をzoomの会議にすることで、飛行機などにかかるエネルギーを減らすことができるというものでした。  今日のランチはパスタとアイスを食べました。本当においしく、店員の接客もよかったのでまた行きたいです。  ホテルに帰ってきた後、高遠菜穂子さんにzoomで戦争についてお話していただきました。いきなり、空爆により被害を受けた子供たちが泣き叫ぶショッキングな映像がながれました。私は「戦争」というものを他人事として考えてしまいます。しかし、戦争が起きていない日本に生まれたからこそ、できることがあると思います。それは、政治参加であったり、再生可能エネルギーやまだまだたくさんのアプローチ方法があると確信しています。私は教育の分野から戦争について学びできることを見つけていきたいと思います。戦争がない世界のために小さなことを1つ1つ実現していきたいです。 I will make the world better place.




渡邊有陽 7日目 環境局、1ユーロショップ、高遠菜穂子さんzoom デュッセルドルフ市役所環境局行きました。彼らは市民の見本です。通勤も自転車を利用するなど、環境保全への徹底に感銘を受けました。多くの言葉の中で、「気候変動を止めることはできない。だからこそ、私たちがそれにアダプトしていくことが大切。」と言う言葉が心に残りました。また、環境省の人達がいくら頑張っても、解決することは出来ません。私たち全員が環境を考え、生活することが大切です。  その後、1ユーロショップへ行きました。日本の100円ショップのような店です。安くて、かわいくて最高でした!  そして、一番楽しみにしていていた高遠菜穂子さんとのzoomを行いまいました。私が生まれた年2004年にイラクで人質に遭った人物です。私は大学で心理学を専攻します。そのために先進秒を学んでいます。戦争によるけがは外的なものだけではありません。体のケガは治っても、心の傷は一生治りません。そして、生まれた時からモンスターは居ないのです。育った環境で、モンスターを作り上げてしまうのです。戦争にメリットはありません。しかし、日本に戦争の憲法を作ろうとしているのです。今まで他人事だと思っていた戦争、目の前に近づいてきているのです。私は戦争に反対です。心から。 I want to not do war. Thank you Naoko san.




酒井菜々子 7日目 訪問先 環境局など 今日も今日とて勉強だらけでしたね〜 まずはじめに行った環境局では、ドイツ語のわからなさに絶望しつつ翻訳して頂いたことでこの街の環境への配慮が現地の方の言葉でわかったのはとても面白かったです。 また、植物園?での解説も普段自分が何気なく見ている植物を、そこに関わる方々がとても熱心に観察していることがなぜかとても微笑ましくて楽しかったです。 あ!昼もリーズナブルなくせにめっちゃ美味で店員さんもめっちゃ可愛くてとても良いところでした。 ちょっとした観光タイムも思ったより良いものが買えてよかったです。お土産もだいぶ決まってきました。 さて、最後に高遠さんのお話を聞いた感想ですが、未だに少しもまとまりません!!ただ色んなお話しを聞く度に思うのが「知っている」ことの重要性です。 さて、この多くの学びのあるドイツ交流も残り半分となってきましたが、私は何を伝えられるのかそして、私は何を伝えたいのか出会うすべての方々からいつも何かを吸収して自分だけの「今」を確立し、皆さんに届けられたらと思います。明日のサッカーも楽しみま〜す。 Ms Takato’s speech is very shocked, But it’s great opportunity to think myself.



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