2021年2月7日日曜日

stay home project 第40回

【平和の作り方講座は熱かった!】 

今回のゲストスピーカーは、コスタリカ研究家の足立力也さん。


コスタリカの歴史や選挙の様子を詳しく説明してくださり、そのなかでコスタリカが軍隊を持たなくなった経緯についてもたくさんお話していただきました。
軍隊を持たなくても平和を保つことができている国があることを知り、その国について学ぶことで得られることはたくさんあると思います。
日本は国際的に軍隊を持っている国であると認識されており、世界中を見ても軍隊を持つ国は多い。
武器をお互いが持つことで均衡が生まれ戦争は起きなくなるという論理もよく聞くが、その武器によって多くの人たちが犠牲になってきたのも事実。
世界の様々な国を眺め、平和な世界をどのようにすれば作っていくのか自分のこととして考え、できることをそれぞれが行っていく必要があると思います。
また、自衛隊が災害派遣のような人命救助の活動を行っていることについての議論も盛り上がった。自衛隊によって命を救われた経験があれば、それが軍隊であるとわかっていても自衛隊を肯定する気持ちになるかもしれない。
しかし、自衛隊は軍隊としての活動が本来の姿であり、軍隊は当然ながら人を撃つ訓練を行っている。そのような組織の人たちが、自然災害の被災地で人命救助の任務を任されるのは適切なんだろうか。
そのような切り口での議論ができるのは、軍隊を持たない国コスタリカの研究をされてきた足立さんの講座だからこそ。
しかしながら、決まった時間のなかで話せることには限りがあり、足立さんはさらに詳しい話を知りたい人は図書館などで自分の本を探してほしいと話されていました。
世界が平和になるために多くの人がこのような講演に参加して、それぞれで考えをアップデートしたり深めたりできればいいなと感じました。
以上
文責:宮崎大学3年森崎

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