2018年9月9日日曜日

広島豪雨災害ボランティア5日目

2018.9.9. 広島ボランティア5日目
この日は昨日に引き続き、雨が降る中、降水量が増え広島県内のいくつかの地域で避難勧告も出ていました。


なので、ボランティアセンターは休みなのですが、三原市のNPOふんばるさんは、この日も状況を見ながら活動していました。
アースウォーカーズは午前中だけ合流して被災自宅の片付けを手伝いました。


本郷地区の一階の屋根くらいまで水に浸かった自宅の片付けのサポートに入り、まとまった人数で結構作業が進んで行きました。
終了後、宮崎大学の学生らが集めた41,883円の寄付をチームふんばるさんに手渡すことが出来ました。


当初、社会福祉協議会か被災自治体の市役所に渡す予定でしたが、休みなくやっているリーダーの宮田さんの献身さと住民の声に応えるために社協が手が届かない所にコツコツ支援をしている現状に感銘を受け、前夜のミーティングで宮田さんのNPOに募金を全額届けたいという事になりました。



宮田さんは涙ながらに受け取りながら、被災者の炊き出しの焼きそばの具材や、確実に被災者に届ける活動に使わせてもらいます。と快く受け取っていただきました。
その現場を後にして、三原市の温泉に入ったあと、広島市に向かい、平和を考える時間にしようと、原爆資料館と原爆ドームを見に行きました。



夜のミーティングではイラク支援中の高遠菜穂子さんも合流してイラクの現状を20分ほど報告してもらいました。
あらためて、平和とは何かを考えるきっかけとなり、広島に来てメディアだけで知ることができない現場状況を知った今。国際情勢も広く考えるきっかけとなり、改めて深まりました。





以下、学生たちのコメントです。



ユウダイ:今日は主に個人宅の釘抜きをやっていて、結構労力がいる作業だった。昨日、今日とチームふんばるのみなさんと一緒に活動して、地元が1日でも早く復興することを願っていることがよくわかった。チーム踏ん張るのみなさんに募金を渡せて良かった。今度、今度広島に来た時は三原市を再訪したいと思いました。


小学校中学校で原爆について学んでいた。長崎は行ったことがあるが、広島は始めて行った。高校大学で勉強しなかったので、頭から抜けていた。今回の資料館を見て原爆を体験した方の話は難しくなっている。自分が資料館で見たことや学んだことを、家族などに伝えることで原爆を忘れずにいることが大事。





わたる:今日は天候もよくなくて、ボランティアできるか心配だったのですが、結果的にボランティアで来て良かった。昨日やり残したことが今日はやりきったので、良かった。昨日やったぶんもあったので、コツを掴んで効率よくできました。


募金したお金を手渡すことを見てて、涙ぐむ宮田さんの思いの強さを感じることができて感動しました。ここに来る前の募金活動の努力も生かされたと思って良かった。
これから先は手伝いに行けないけど、出来るだけ早い復興を願います。


午後から平和資料館に行った。小中高で道徳の時間で平和について学んでいたが、時間が経って風化していて、今日改めて実感した。現状を細部まで思い出すことが出来て良かった。ぜったい繰り返しては行けないと思った。みんな大学の友達も同じだと思う。写真を見せたりして、発信して周りに伝えて行きたい。





あつし:今日は天候が悪く、避難勧告が出てて、ボランティアできて良かった。宮田さんは責任感から続けられてて、自分たちも避難しなければ行けない状況でボランティアやっていたので、本当にやって良かったのかという思いもありました。家の洗浄をするために釘を抜いたりする作業だったのだが、あらかた釘抜きは終わったので、少人数だったらなかなか進まない作業なので、自分たちが行っている間に行けて良かった。


募金箱を渡すに当たって、きちんと使ってもらえるところに渡したかった。宮田さんの思いを感じ、お金を受け取らず一生懸命やってきて、そういう方に渡せて良かった。
募金箱を渡すときも涙ぐんでて、握手も一生懸命握ってくれた。


僕たちは継続して被災地に続けて支援に行くことはできないですが、宮田さんに言ってたように、現地にの状況や被災者の思いを宮崎で伝えて行くことが大事。宮崎では僕たちにしかできないので、現地にする作業にくらべたら、地味な作業だが、被災地に行けない僕たちが出来る大事な活動だと改めて思いました。


僕は長崎県出身なので、同じ被爆した日に学校で考える機会がある。いろいろ見たことある資料。大学に入って他の県では8月6日9日に平和を考える集会をしないのが驚いた。そして、今日広島と長崎との違いを知れた。原爆の事や戦争の事を意識せず生活しているので、戦争や原爆を考えられて良かった。


さっきの高遠菜穂子さんの話も聞けてとても良かった。やっぱり、自分たちがテレビの情報だけで判断している自分がいて、よくないと思った。世界の情報はいろんな方向から見ないと正しく認識できない。今日はいろんな事を知っている人から聞けた情報は貴重な時間だった。





デニツ:今日は天気がめっちゃやばかった。昨日から疲れたから、あそこに行かないかも知れないと相談していた時にちょっとだけ喜んだ。行きたかったけど、行けなくても残念ではない。。。現場の皆さんは頑張り続けているけど、私は1週間だけだから、もっと頑張るべきだと考え直し、意識を変えた。


今日は昨日と同じ仕事をすると思ったから、ちょっと怖かったけど、聞いたとき、その人たちは家の中の仕事だけと言った。めっちゃ簡単だと思った。だけど、釘がいっぱいあったから、大変だった。難しい仕事じゃないけど多い量があったから頑張った。


篤志は今日、大学生が集めたお金を彼女に出した時に涙があふれていた。それは本当に心を動かされた。それを一緒に体感して良かった。大学生たちはそのぐらいの意識をもって集めたことはめっちゃかっこいいと思った。今日の広島のミュージアムは最初行く前にめっちゃ退屈になると思った。宮島に行きたかった。みんなが宮島の方が楽しいと言ってたので。。。だけど平和資料館に行けて良かった。みんな戦争は悪いと言う。


今日、読んだレポートはもう一回僕になんで戦争は悪いということを教えてくれた。文章の意味がわかることが大事だと思った。ミュージアムのところは知っていた情報だった。一番下のところはとても良かった。
そんなに話したくなかった。今日も頑張って、釘がほとんど無くなった。良かった。



寄付は下記サイトからお願いします。
http://earthwalkers.jp/pg622.html

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