2017年11月23日木曜日

福島の高校生オーストラリア短期留学プロジェクト1日目

アースウォーカーズの新境地として、福島の高校生の新たな海外留学プロジェクトがスタートしました。



福島の高校生が豪州(オーストラリア)の高校に11日間の短期留学プロジェクトです。
(最後に高校生の感想も掲載しています)


いつものように厳正なる書類選考を通過して選ばれた高校生3人が、第1回目の参加者となりました。


アースウォーカーズの活動に共感したオーストラリアの高校の先生が学校でスピーチをして、現地の子どもたちが福島の高校生を招くために寄付を集め、プロジェクトが実現しました。


初日の出発式を極楽湯福島駅店で終え、東京へ移動しました。

東京の世田谷区で開催されているイベントのアースウォーカーズのブースに合流し、高校生たちが自分の震災体験や今の福島について各々語りました。


最初は緊張も見られた高校生ですが、徐々に慣れてきて自らの言葉で福島を伝え、20,800円の募金も集まりました。


このイベントは「下北沢あおぞらマルシェ」として福島を応援するイベントで、38のブースが設けられ1000人以上の来客があった模様です。


この日は、いつもアースウォーカーズのボランティアで頑張ってくれている山形大学の田波凪覇くんが、夜行バスで早朝会場に駆けつけ、ブースを準備して実現しました。


ブースでは福島を伝える、写真とともにJIM-NETのチョコ募金もしました。


アースウォーカーズのブースに多くの出店者や来場者とともに世田谷区長の保坂さんや、吉本興行のスリムクラブさんも来ていただきました。

福島の高校生のスピーチに共感して下さり、募金をしていただきました。


今回、初めて東京でアースウォーカーズのブースを出展させていただき、ご縁をいただいた方、ご協力いただいた方に多くの感謝でいっぱいです。ありがとうございました。


さて、一行は羽田空港に向かい国際線ターミナルに到着。いよいよオーストラリアに向けて出発です。



参加した高校生の感想も紹介します。



鈴木佳怜 福島市在住 桜の聖母高校1年

出発式を終え、小玉さんからナビゲートを自分たちでするように伝えられました。
福島駅から最初のイベント会場の下北沢まで真央が案内することになり、私は、下北沢から羽田空港の国際線の出発搭乗口までの案内となりました。

下北沢の世田谷マルシェでは私たちが震災の経験を語り、チョコ募金を行いました。


チョコ募金は550円募金した人たちにチョコをプレゼントするシステムになっているそうです。

 私たちのブースに来た人で福島の映画を見たという方がいて、私たちはその映画を知らなかったので「なんでそんな事も知らないのか?」とすごい剣幕でした。


私はその言い方に正直腹がたちましたが、小玉さんから「いちいち気にしていたらストレスになるだけ。
世の中はそのような事がいくらでもある」とストレスを回避することの大事さを教えてもらい、参考にしたいです。


次に、私が羽田空港まで誘導しました。

携帯を持っていないので心配でしたが、皆に助け舟を出してもらって無事に空港に行く事が出来ました。
空港では、じゃんけんに勝った私がラウンジで美味しい料理を食べました。


機内食も美味しかったけど、JALラウンジで食べた料理は格別でした。
オーストラリアでは現地でしか体験できない事に挑戦したいです。

I realized that many type of people were there.
I want to tell my experiences






富田真央 郡山市在住 日大東北高校1年

ついに、オーストラリア短期留学プロジェクトが始まりました。
今日は世田谷で行われていた世田谷マルシェに参加してきました。


私たちのブースは、福島の高校生が震災当時を語り、実際に震災を経験した高校生が当時の状況や今の福島のことを、来てくださった方々にお話をするというものでした。

正直、最初はここに私たちの話を聞きに来てくれる人なんているのだろうか。と思っていました。

しかし、少し経つと、写真を見る人や小玉さんの知り合いの人などが来て下さり、話をすることができました。

自分なりの考えを精一杯伝えると、多くの方が真剣に話を聞いてくれてとても嬉しかったし、6年半経った今でも福島を心配してくれている人が多くいることを知り、胸が熱くなりました。

明日からはオーストラリアです。英語ということで、上手に話せなかったり上手く伝わらないことも多くあると思います。

しかし、積極性と笑顔を忘れずに頑張ります!!

また、できる限り今の福島、震災の頃の福島を伝え、オーストラリアの人の色々な声を聞いて戻ってきてからの生活に活かしたいと思います。

素晴らしいオーストラリアの旅にしたいです!


Today we went to Setagaya and 「Setagaya Marushe」We talked about 3.11
I was happy to hear a lot of people's voice.
Tomorrow we will go to Australia.
I never forget smile and positive!
I wanna talk with many foriegn people!
I'm looking foward to going Australia!!







佐藤碧 川俣町在住 成蹊高校1年

まず、今回のオーストラリア・メルボルン短期留学での目標として、どれくらい勉強してきた英語が通じるのかを知り、これからどのような英語の勉強をしていくかを考え直す時間にしたいと思います。

また、語学力を付けるだけではなく、お世話になる地域の歴史や文化も勉強したいです。

また、今回の短期留学が自分だけの利益になるのではなく、友だちや親や兄弟のためにもなるようにたくさんのことを吸収して帰りたいです。


本日は世田谷で福島を発信する「世田谷マルシェ」がありました。正直に言うととても最初は違和感がありました。

なぜかと言うと、福島の人でさえも、こんなに福島のことを考えている人がいるだろうか。と思っていたからです。

マルシェで震災当時の体験を話す時、とても真剣な眼差しで聞いて下さるのはもちろん、それに対しての意見や感想をしっかり述べて下さりとても驚きました。

なぜなら、私が同じ話を福島でしてもちゃんと聞いてくれないと思っていたからです。


そこにいる人は違いました。私はマルシェに行く前に、どうせ震災を経験した私に慰めのコメントをくれるだけだろうと思っていました。

しかし、マルシェでは逆にお叱りの言葉もいただきました。

その言葉で、はっとした自分も苛立つ自分もいました。


ですが、後々よく考えると、福島のことを詳しく知らない自分が悪いのだと思いました。

もっと福島のことを知って、正しい情報と自分の気持ちをしっかり言えるような人間になりたいと思いました。

意見を述べるためには、沢山の教養が無くてはなりません。


ですから、今回の短期留学で訪れることのできるウランの発掘所などの見学も大切にしながら、短期留学という素晴らしい環境に感謝して、これからの時間を過ごしていきたいと思います。


First of all, as a goal in short-term study abroad in Australia and Melbourne, I would like to know how much English I've been studying is understood, and I would like to reconsider what kind of English study I will study from now.
Also, I want to learn not only language skills, but also the history and culture of the area where I am indebted.
 Also, I do not want this short-term study abroad to benefit myself, but I want to go back to absorb a lot of things to be for friends, parents and brothers.

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