2025年3月27日木曜日

福島・ドイツ高校生交流プロジェクト7日目

 福島・ドイツ高校生交流プロジェクト7日目

レポートが遅くなりましたが、3/27の報告です!
これまで2013年から続けてきたプロジェクトでは長距離移動はDBの高速鉄道でしたが、はじめての夜行バス23:35ベルリン発で7:20にデュイスブルグ到着のバス。
日本みたいな高速バスでは無いから、狭くて大変だよって聞いてたけど、意外とリクライニング出来て、隣の席も空いてたので、ストレスも少なく移動できました。
デュイスブルグに到着して、学校のシャワーを借りて授業に合流。
引率のめぐが一緒にシャワーを浴びにいったけど、女子たちは冷たい水しか出なかったり、めっちゃ熱いシャワーだったりして、キャーキャー大変そうだったみたいですが。笑
私は1人体調が悪い高校生がいたので、ホテルの部屋で看病しながら、めぐとよねもっちゃんに学校にいってもらっていました。
物理の授業で放射線の勉強などもあったり、それが長引いて、そのあとの松尾馨さんの日本語の授業が出れなかったりハプニングもあったみたいです。
そして、ドイツでの演劇の授業。
これは、私は看病で出ていなかったので、同行した松尾さんにレポートを書いてもらったので、ぜひお読みください。
私も理事をしている高遠 菜穂子を広げていく活動をしているピースセルプロジェクト(PCP)でもイラクで演劇の授業などに向き合いがんばっている高遠 菜穂子さん。今回の高校生たちの英語のスピーチ指導も忙しい中サポートしてもらいました。
演劇の授業はとても興味があったのですが、看病を優先し、下記、かおるさんのレポートをお読みください。
〜以下転送〜
私は、ドイツのギムナジウム教員として、2006年から独協高校を2015年から福島の高校生グループと、2週間ほどの交流滞在の受け入れをしています。
今年は、さまざまな事情でこの2つの高校生グループがほぼ同時にわが校に滞在していました。
演劇指導をしている同僚が「Fukushimaをテーマに演劇指導しようか?」と提案をしてくれたので、はじめて演劇にトライしてもらうことにしました。
ドイツでは、共感性や自己表現力、創造性などをはぐくむための手法として、演劇的手法が文学の授業などに取り入れられていますから、その実践の一端を見てみたいと思いました。
同時に、震災やエネルギー問題についての学びを目指いてやってくる福島の高校生と、特別そのような課題を持たずにやってきた埼玉の高校生が交わることで、お互いが何かを発見してくれたらいいなあと思いました。
この日は、ドイツ人のJ先生の指導のもと、2時間半ほどの短時間で5分の振付演劇に取り組みました。予定されている言語表現はほんの2,3文の日本語のみで、震災前の高校生の日常、震災、震災後を表現します。
まずは、ウォーミングアップ。
感情が全くない状態の「ニュートラル・ギア」の表情を作り、そのままの表情で一点を見つめて直進します。ぶつかりそうになったところで方向を変えながら、さらにはスピードギアも変えて、様々な方向に直進する皆の姿は、すでに演者の様相。
しかし、地震が起きたと想定して震度ギアを挙げて歩くように指示されたところで、ひとりがぼそっと「地震起きたら歩かないし!」とつぶやいていたのが印象に残りました。
地震の経験がないJ先生には現実が想像できなかったのでしょう。
ウォーミングアップが終わった後は、4拍子×1小節の振付を作ります。
ニュートラル・スタンスで先生の作った4拍子の振付を練習して基本を理解したら、早速一般人ペア7組と医者・患者ペア3組に分かれて、振付を考えます。
一般人ペアは「(原発事故が起こる前の)日常の生活」を、医者・患者ペアは「医師が患者に放射能による病気の検査をする様子」を4拍の動作で表します。
それぞれ体を動かしながらペアで話し合って、より効果的な振付を考えていました。
そして、この4拍子の振付をもとに、J先生の想定に合わせて全体練習が行われ、あっという間に5分ほどの演劇が作られました。
ぜひ動画を見てみてください。演じているストーリーは以下の通りです。
1)高校生の日常: 10人の生徒が次々にステージに上がり、4拍振付で日常生活を表現。
2)地震発生:残りの10人が椅子のガタガタ音で地震を表現。全員が床に横たわる。
3)避難:10人の生徒が中央に集まり、心配でいっぱいのビニールの防護服を着る。恐怖と心配でずっと周りを見回している。
4)震災直後: 10人の生徒が椅子の上で、日常に戻る。しかし数名の生徒が体調を崩し、い医師に連れていかれる。
5) 全員診察:3人の医師がやってきて、一人ずつ放射能による影響を検査する。
6) フィナーレ:高校生たちが「ノーモア(もうたくさんです)」とささやく中、お金に目がくらんだ医師たちが「異常なし!(皆健康です)」とささやきながら 札束をばらまく
たった4拍の振付で表現する、というのは、17拍の音で表現する俳句のように、徹底的に無駄を省き効果的な表現を考えなければなりません。
また、知りあったばかりの高校生と協働して作り上げ、大勢の前で演ずるというのは、簡単なことではないと思います。
しかり、振付をやってみて、お互いに意見を述べながら修正し完成させていく姿、そして投げ出さずに最後までやり切った皆の表情は、ちょっと感動モノでした。
もし次回があるならば、演劇指導の先生と演者の皆さんの間でテーマについて対話する時間を持ち、お互いの共通理解を深めることができたらいいなあと思います。
演者のみんな、素敵な時間をありがとう!
以上がドイツで日本語教師として活躍している松尾馨さんからのレポートです。
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さて、コメント欄に高校生たちのこの日のレポートが貼り付けられるので、ぜひご覧ください。
このような福島の子どもたちの支援にぜひ、お力添えよろしくお願いします。
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根本莉子 7日目 主な訪問先 ケルン大聖堂 マインツ
今日は夜行バスでめっちゃ疲れて首がいたかったです。また9時からシャワーを借りたのですが時間がギリギリだったし、水が流れなかったので大変でした。
その後はボスマン先生物理の授業で事前にした質問に答えてくれました。ボスマン先生は原発反対派で事故がある可能性があるし、コストがかかるのにどうして原発を使うのかと言っていました。
先生が見せてくれた年ごとの発電の割合を見たのですが、東日本大震災の2011年はまだ再エネより原発の割合の方が高くてその後から風力や太陽光が増えていく感じでした。
バイオマス発電がコーンを水につけると出るガスで発電すると知ることができました。次が松尾先生の日本語の授業だったのですが、間違って物理の授業を受けてしまい、出られませんでした。松尾先生、すみませんでした。その次は演劇の授業でした。先生はとてもフレンドリーで楽しかったです。でも桜の音楽に合わせて自分が考えた日常の生活をイメージした振り付けを繰り返すのですが、桜の音楽が面白すぎて笑ってしまいました。先生が笑うのはなしと言うのですが無理でした。リハーサルを何回かやるうちに笑わなくなってきました。でも結果劇では笑いをこえるのに必死でした。しかも手袋を忘れてしまいました。独協のお別れ会では、独協の生徒がホストファミリーにスピーチをした時、みんな英語・ドイツ語がとても上手で驚きました。私は英語が出来ないから独協の人もドイツの人も何ヶ国語も話せてすごいです。私ももうすぐホストファミリーとお別れすると思うと寂しくなりました。
It was nice to do a play with Dikko High School students!





氏名 加茂舞美 7日目 主な訪問先学校
今日は、シャワーを浴びた後エネルギーついての疑問をボスマン先生に答えてもらいました。1970年ドイツは、原子力発電を使うとき、知識が無くて最新技術を使うことにわくわくしていたそうです。でもドイツは、福島の原発事故の前から、原発反対をしていたそうです。チェルノブイリの事故は、人位的ミスたったけど、福島は自然災害だった。日本はプレートが多くて地震が起こりやすいから.原子力発電は向いていない。
ボスマン先生の話を聞いた後、物理の授業を受けました。力学的エネルギーについてやっていたけど、日本と公式が違くて分かりませんでした。 今日の予定と理解できていなくて、日本語の授業を受けることができなくて残念でした。 お昼ご飯をいそいで食べて、演劇の授業を受けました。もともとあるお話を演じると思っていたから、考えてやるのが難しかったです。 ずっと笑わないでやらなければいけなくて笑わないようにするのが大変でした。練習は笑わなかったのに、本番で笑ってしまって残念でした。今日は、ひさしぶりにお米を食べれておいしかったです。
I was fine today! but I was tired.




氏名 曲山 澪 7日目 主な訪問先 学校、お別れ会
初めてみんなと一緒に物理の授業を2時間受けました。1時間目に、獨協高校の方々、福島の高校生で事前に用意した質問に答えてもらう形でした。主に原発、再生可能エネルギーについて質問したことに答えてもらいました。先生は、原子力発電よりも100%再生可能エネルギーの方がいいとおっしゃっていました。
また、原子力発電所は冷却することが必要なので、海の近くでしか発電させることができないそうです。そのため、原子力発電は限られた地域でしか発電できないということを学びました。再生可能エネルギーを使えば、他国からガス、石炭など輸入する必要がないので、輸入にかかるコストも削減できるというメリットがありました。
2時間目は、本来日本語の授業でしたが、私たちのミスでまた物理の授業を受けてしまいました。力学的エネルギー保存の分野で楽しかったですが、日本語の授業を受けていなくて松尾先生に怒られたのが残念でした。次からはミスのないようにスケジュールを自分で確認しようと思います。
午後は3時間くらい獨協の子たちと一緒に震災、原発事故の劇の練習をしました。6時からその劇を発表して、獨協の子たちのお別れ会をしました。みんなでピザやおにぎりなど食事をして楽しかったです。
これからは、再生可能エネルギー、人とのつながりを大切にして考えて生活していこうと思いました。獨協高校の皆様、物理の先生、協力してくださる方々、本当にありがとうございます。
Thank you for seeing to me and I'm very happy.
From now on, I will use this experiences.
new energy and bond. Thank you!



氏名:大内朝日 7日目 主な訪間先:学校
もう3分の1が過ぎてしまったと考えるとあっというまだと思いました。
ベルリンから夜行バスに思って学校のあるデュースブルグに着いたのは朝の8時過ぎでした。昨日はシャワーを浴びることができなかったので学校のシャワー室を借りました。
その後の物理の授業では、先日提出した質問について、ていねいに答えと説明をしてくれました。原子力発電についてドイツでは前から不安や反対の声があったそうです。先生の意見として福島第一原子力発電所は燃料を冷却しないといけないため、海のそばにある。
しかし、日本は地震や自然災害が多くとても事故の危険性が高い、そのため原発というエネルギーは使わない方がいいと言っていました。
私は本当にその通りだと思ったし、再稼働をするという話も絶対にやめた方が良いと思いました。東日本大災で多くの人が亡くなり、人々が悲しい思いをしたのに政府の考えが全く分かりません。ドイツでは2011年福島で原子力発電の事故があってから原子力発電所の数が一気に減ったそうです。しかし、原発の代わりに多く使われるようになったのは火力発電でした。でも地球温暖化の話が出てきてからは段々と化石燃料を使った発電は減っていき、今は風力発電が1番多くなりました。さらに最近ドイツではバイオマス発電も増えているそうで、その発電方法は、トウモロコシを水に浸し、ガスを発生させてそのガスを使って発電をするという方法だ。すくエコな発電だと思いました。
今日は獨協高校がドイツ最終日ということいでみんなでお別れパーティーをし
ました。パーテーの最初では3時間の演劇の授業でで練習した福島の原発事故
についての演劇をしました。あとから聞いたホストシスターの感想にあまり内容が分からなかったそうです。でも自分を表現できていてよかったよ!と言ってもらえて嬉かったです。
I leaned the importance of working together to create, something.



菅野愛華 7日目 お別れ会、学校
ベルリンで夕食を食べたあと、長距離バス乗り場があるBerlin Sudkreuz Bahnhof駅に移動して、1時間ほど待って23:35発のバスに乗車して8時間の深夜バスで移動して7:20にデュィスブルクに到着しました。バスの中は、思っていたより広くて、ちゃんと寝ることができました。昨日の夜からずっと体調が悪く、ベットで横になりたいと思ったのでデュィスブルクに到着したら、ホテルに行きました。初めての海外ということと、長時間の移動で体調不良になってしまったのではないかと思います。私以外の高校生たちは学校に移動して授業体験をしていました。ホテルでは、夕方までずっと寝ていました。また、たまごスープを飲みました。おいしかったです。
少し体調がよくなったので、授業が終わった放課後に開催されていた最終日の埼玉の高校生とのお別れ会に、参加しました。埼玉の高校生と仲良くなれたのでお別れするのは少し寂しかったです。でも、日本で会えるので前向きな考えができました。帰国報告会に来てくれるの言ったので、そこで会えるのを楽しみにしています。埼玉の高校生たちのスピーチを聴いて、自分たちにもお別れの時間がせまっているのを実感しました。楽しい時間は永遠ではないと感じました。
あと少しの時間ですが全力で、楽しみたいと思いました。
今日は、翌日が学校での授業体験最終日だったので、体調を回復させるために早めに寝ました。
The farewell party was fan!


阿曽琴香 7日目 ギムナジウム学校




宮口あおい 7日目 お別れ会、学校





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