2014年9月20日土曜日

東北ボランティア2014夏 9日目

文責 宮崎公立大学:田中亮佑

今日は休息日ということで、みんなで会津若松に観光に行ってきました。最近は、震災当時の話など精神的に重い話が多かったので、みんなリフレッシュできたようでした。
私は今日でみんなよりも先に福島を離れます。
この一週間、アースウォーカーズの福島ボランティアに参加して多くのことを学ぶことができました。まず、福島が震災で被害を受けた他の県に比べ、復興が明らかに進んでいないこと。もちろん、福島県のなかでも現状は様々です。今でも、津波の被害でつぶれかけている家などが残っており、震災の被害の深刻さを物語っていました。

また、今回は立ち入りが制限されている浪江町にも行かせていただきました。町は空っぽで不気味な気配でした。故郷を奪われていた方々の気持ちを考えると胸が痛くなります。

今回のボランティアツアーはいろいろな方のお話を聞く機会がありました。原発訴訟を担当する弁護士、福島で移動保育のNPOをされている方、仮設住宅で暮らす方々などなど、現地の人々との交流で様々な角度から福島復興の希望や問題点に触れることができました。

そして、福島には継続的な支援が必要であると改めて感じました。
実際に、被災地を自分の目で見て、気付かされることが多かったように思います。
他人事だった放射能が実際に自分たちもその環境にいることで、現実味をおびて考えるようになりました。
また、人の見た被災地とは違った姿が現場にはありました。よく自分の目で見ることは大切なことだと言われますが、改めてその重要性を感じました。
多くの学びを伝え、まだまだ進んでいない復興へ向け、東日本大震災や原発事故を風化させない活動をしていかなければならないと感じました。その姿が、多くの被災者の方の心の支えになれば幸いです。






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