2013年5月19日日曜日

宮崎県立看護大学学園祭にてアースウォーカーズ写真展


文責:リッキー
 今回の写真展が初めてのボランティア参加で、1年の茂田理紀(通称リッキー)といいます。
 先月末の報告会に参加して、来んねキャンプで喜んでいる福島の子どもたちの姿をみたり、映像で大人の方達のリアルな意見を聞きました。それまではボランティアの必要性に疑問を感じた事もありましたが、それが確かに必要とされている現状を知り、必要性を感じ、義務感に近い感覚になりました。



 写真展では主に設営をやりました。次回からは出来るだけ話しかけて、会話を通して皆さんの意見や気持ちを聞き参考にしたいと思いました。アンケートの中で一番記憶にあるものは「近々南海トラフ地震が起きる事が予想されるので今回のことを無駄にしてはいけない」というものです。いまだに復興は済んでいませんが私たちは同時に次への準備をしなければなりません。将来宮崎の為に働こうと思っている身なので、これから福島の現状、現地の方の声を更に知り何をするべきなのか考えようと思います。有意義な二日間でした。


文責:時枝明日香
サプライズもありました。2日目に私の大好きな「みやざき犬」が体育館の中にやってきて、おもわず手を引っ張って来て写真展のコーナーまで来てもらいました。

被災地支援の話も聞いてくれたうえに、アンケートも丁寧に書いてくれて嬉しかったです。

今回の写真展に来てもらった方々が、福島のこどもたちが放射線量計を持って写っている写真や、七夕飾りの『ほうしゃせんがなくなりますように』『おとなになるまでびょうきになりませんように』と書かれた短冊の写真を見て、「こんな状況を全く知りませんでした」と呟く方もいらっしゃいました。私もそうでした。しかし、報告会や今回の写真展示のような機会で現実を知り、現地に自分に出来る事やすべき事を考えたり、今の自分たちの生活を見つめ直したりしていただけた方もいて、意味のある2日間だったと思います。



文責:村田遼太郎

 5月18日(土)~5月19日(日)の2日間宮崎看護大学の文化祭で、体育館の一角を御借りして被災地の写真展を行いました。
看護大学の学生の方はもちろんのこと、文化祭に遊びに来た一般の方など、連日100人を超える方に足を運んで頂き、2日間で200人以上の方に写真を見て頂けました。また、写真を見た多くの方にアンケートに応えて頂き、私たちも考えさせられるコメントをたくさん頂く事ができました。



 写真をただ展示していて自由に見て頂くだけではいくら写真に説明文を書いているとはいえ、伝わらない部分もあるので、私も自分の知り得る範囲で補足説明をさせて頂きました。今まで自分がアースウォーカーズのボランティアをさせて頂く中で感じた福島の方の思いを今日来て頂いた方にアウトプットすることによって、福島の方の思いをより伝える事ができたのではないかと思いました。



 また、福島の写真だけではなく、イラク戦争の写真の展示も同時に行いました。私はイラクに関するボランティアに参加したことはなく、写真も全て初めて見るものばかりでしたので、その点は写真展を見に来た側の人間として感じるものがありました。一番印象に残ったのは爆破の写真や、その被害に遭った方々の写真ではなく子どもたちが描いた絵です。どれも小学校の子どもたちが描いたものでした。自分も小学校の時はよく友人と絵を描いて見せ合いっこして遊びましたのでその点は世界は違えど同じ小学生なんだなと思いました。しかし、イラクの小学生が描く絵は自分が描いていただろう絵とはかけ離れた点がありました。それは、どの絵にも悲しい事実が描かれているという事です。ある絵には戦闘機が飛んでいて町に爆弾を落としていました、ある絵は建物が焼かれ人が飛び降り泣いている少年がいました。世界が違えば見えているものも、見えて来るものも違うということが感じられましたし、その点では以前ボランティアさせて頂いた際に福島の子どもたちとふれあい、感じた思いと似たものがありました。人それぞれ思っていることは違うにしろ写真や話をすることで多くの方に福島、イラクを知って感じて頂けると思うのでこのような機会は続けて行かないといけないと思いました。

 最後に今回の写真展のボランティアをさせて頂く中で、写真展を見に来て頂いた方とお話させて頂いて個人的に心に残った会話を紹介させてください。

「出身県が違うのにどうしてそこまで考えられるの?」
「大学の勉強の専門外なのになんでボランティアやってるの?」
「今、年はいくつ?将来は今やってる活動をする職業に就くの?」

など、学生でしかも遠い宮崎県からボランティアに関わる活動をやっているという点を含め疑問に持たれる方が何人かいらっしゃいました。

 私は長崎出身で東北とは遠く離れていますが、「福島の子どもたち宮崎に来んねキャンプ」に関わらせて頂いてから福島の方と直接お話させて頂く機会がありました。その中で知った福島の方の思いを多くの人にも知ってもらいたくてボランティアをやっています。

 将来は製品を作るような技術者志望です。なので、直接人に関わるような職に就くのは専門柄難しいと思いますが、私は人を助けたり、人の役に立つような製品をつくる技術者になりたいと考えています。これは中学生のときからの思いで、そうなれるように高校も大学も選んできたつもりです。人のためになるような製品を作るには直接人に関わる事はすごく大切なことだと思うのでボランティアに参加させて頂いています。

 また、福島の方の声で「除染や瓦礫撤去において、技術のある方は技術を、経済面で支援いて頂ける方はお金を、どうか私たちに力を貸してください」という言葉が私の中に深く残っています。私は今年22歳で、学生の身分なのでお金はありません、しかし将来は人の役に立つ技術者になりたいと思っています。これから大学院に進学し、卒業して就職するのはまだ先のことですがボランティアも学業も全力全開で頑張っていきたいと思います。
 
 この二日間の写真展はアースウォーカーズの「より多くの方に福島のことを知ってもらいたい!」という思いを伝えることができたと思います。また、私にとっても福島への思いを通して、私自身の将来や気持ちを考える良い機会になりました。


 
 ブース提供をして頂いた看護大学のみなさんにはもちろんのこと、写真展に足を運んで頂いた方々に感謝しています。ありがとうございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿