2015年3月6日金曜日

2015春被災地ボランティア1日目

文責:宮崎学園短期大学 2年 田代茜
今日は大阪を経由して、仙台空港につき、福島県に入りました。
初めての福島だったので、すごく温度差があるんだろうなと思っていましたが、想像より寒くなくとても安心しましいた。
(宮崎空港出発した直後の風景)

高校の先生のお話を聞くことができました。
私が一番印象に残っていることは、定期的に測定している場所の一部の放射線量が高くても、インターネットでは公表することができても、中々生徒には直接教えることができないということです。
学校の中でも不安があったり、放射能の影響を4年経つ今でも気にしていかなければならないということがすごくストレスがたまる生活をしていると思うし、何かしらの形で、生徒の中でも解決していかなければならないと思いました。

次に環境分析研究所に行きました。そこでは、放射能の基礎知識を学びました。これまで、私が知らないことが多くあったため、一番最初に学べたということはすごく良かったと思います。
(マンスリーサポーター10口入ってくれた、環境分析研究所の菊池社長を囲んで)

環境分析研究所のお話を聞きました。私は、今まで放射能の影響は大きいという話をたくさん聞いてきました。しかし、この研究所では、4年経った今は、ほとんどの食品からベクレルが出ることはないというお話を聞きました。今までと全く反対のことを聞いたため正直とても困惑したと同時に何を信じていいのか少し不安になりました。たくさんの情報があり、どれが本当なのかわかっていないというこの現状は普段住んでいる福島の方々にとっては不安が続いているのだなと思い、すごくストレスのたまる生活をしているのではないかと思いました。

今日から、2週間のボランティアが始まりました。この2週間でたくさん学んで、宮崎で伝えることができるようにしていきたいと思います。自分で見て、聴いてたくさんのことを感じていきたいです。





文責:宮崎大学1年 田渕亮丞
3月5日から2週間被災地ボランティアに行ってきます。

私がこの被災地ボランティアに参加した理由は、代表理事の小玉さんや、被災地ボランティアに行った事のある先輩たちから被災地の現状を聞いて、色んな問題や復興の進んでない地区の事などを知りましたが、まだまだ言葉や写真だけでは伝えきれていない事もあると思い、実際に被災地に行きいろんな人や色んな所を回って学んでいきたいと思ったからです。
(宮崎空港にて出発式)

1日目は宮崎から飛行機を乗り継いで仙台まで、仙台から福島の南相馬まで車でやってきました。
仙台空港も東日本大震災の津波の影響を受けていて、当時の事を忘れないように、空港内にも写真や映像がありました。

夕方には線量計を借りに、環境分析研究所に行きました。
そこでは放射線の知識を学びました。放射線のことを科学的に説明して下さり、普段の食生活でも放射線の影響がある話など、自分の中にあった福島の放射線に対しての不安が少し取り除かれました。
放射線が人に与える影響には、まだまだ分かっていない事がたくさんあり、4年を過ぎても放射線の影響はまだ出てこないという事を聞きました。
それは、これから症状が出るまでの長い間、自分や自分の子どもたちにかなりのストレスを与える事になるのかと思うと心が痛みます。

2日目は南相馬のボランティアセンターで、実際に震災の影響を受けた所にいくので、気を引き締めて頑張りたいです。






文責:宮崎大学1年 松崎喜代治
おはようございます。
3月5日から18日まで被災地にてボランティア活動をします。
まず初めに仙台空港で津波直後の写真を見て津波の恐ろしさを改めて感じました。実際に写真に写っていた場所に行って復興が進んでいるということを実感しました。

(仙台空港で展示してあった震災当時の空港の写真)

環境分析研究所に線量計を借りに行った時に放射線のことについて学びました。放射線に関する知識を持っていなかったのでとても役に立ちました。
(同じ場所の現在の空港)

二日目から本格的に活動が始まりますが体調に気をつけてたくさんの事を学んでいきたいと思います。





文責:内田拓磨  3月5日 晴れ
8:55に宮崎空港発のJALに乗り、乗り継いで13:10に仙台空港に到着しました。
そこへ斎藤さんが車で迎えに来てくださり、福島市へと向かいました。福島市に着いたあと環境分析研究所を訪れ、放射能について基礎から教えていただきました。
(想像を絶する津波が到達した空港のモニュメント)

そこで話を聞いて放射線に関して、必要以上に怯えなくてもいいのかなという印象を受けました。しかし、福島の保護者の方はやはり自分の子の健康が心配で、科学的に説明されても納得できないということも分かり、安心してくらしていけるようにすることの難しさを感じました。

6日は南相馬市ボランティア活動センターを訪れ、本格的にボランティア活動をします。宮崎とは気候が違うので、体調に気をつけながら自分の出来ることを精一杯頑張ろうと思います。






文責:田中さやか
宮崎空港を8:55に出発して、仙台空港についたのが13:10
 仙台空港からは車を借りての移動となった。車を貸してくださった、福島で高校教師をされている方に移動中様々なお話を聞いた。
(宮崎空港のサイン)

その方は、3.11の時高校入試の合否判定をしている時だったという。

 その方のお話の中で私にとって印象的だったことが3つある。

まず、震災直後の避難者に対する平等な対応の難しさである。
その方のお話によると、毛布やポットなど準備をしてきている人も見受けられたが、薄い上着を羽織って新聞紙のみしか所持していない人もいたという。そういう中で物資を支給する際に、平等な対応をするということの難しさを感じた。
(乗り継ぎの大阪伊丹空港のサイン)

二つ目は現場でのすぐ逃げられない現状や理由である。
 私は、原発事故が起こった時、すぐに逃げることをみんなが考えて、もぬけのからになるのが当たり前だと思っていました。しかし、福島に住むその先生は原発が安全だと信じていた、危険だと思うこと、それを発言することすらも簡単ではなかった状態であったらしい。テレビのニュースなどで事故があったと報道されても、高校の仕事や地震で割れた理科室のビーカーなどの片付けや避難場所として利用する準備を単身であったこともあり優先させてしまったそうである。個人個人の様々な理由で逃げなかった方がいる理由が具体的に見えてきてこの話を聞けてよかったです。
(東北に到着した仙台空港のサイン)

最後に、地域性から生じる問題です。

福島県は、海岸側から、浜通り、中通り、会津という3つに山脈によって分かれているのだが、雪がほとんど降らない浜通りの方が豪雪地帯の会津に避難すると、雪に慣れていないため早く故郷に帰りたくなってしまう。慣れない土地での生活に苦労している避難者の方々の苦労があるのだなと思うともっと自分も頑張りたいと思います。






文責:宮崎大学2年 せいじ
被災地ボランティア初日。
今日は朝から宮崎空港で出発式を行いました。
テレビカメラが入っていたこともあり、ただでさえしていた緊張が増幅しましたが、全体としても身が引き締まり、士気の高まる場になったのではないかと思います。


(宮崎空港で出発の際インタビューに答える学生)

伊丹空港を経由して仙台空港に到着すると、迎えがくるまでの時間で、プラットホームの観光プラザに開設されている『被災と復興の歩み』の展示に立ち寄りました。
津波が押し寄せる様子や体育館などの避難所、津波が来る前の宮城県の景観などを綴った写真集や、自由に鑑賞出来る宮城の『被災と復興』を映したDVDが設置されていました。
僕は用意されていた中で一番短い12分程の映像を観ました。
飛行機もトラックも建物も、全てを飲み込む津波の脅威と、どれだけの人が犠牲になったのか、家族を亡くし残された人の声を今一度その恐ろしさと共に心に焼き付けました。
宮城を視察するのは被災地ボランティアの後半になりますが、初日にこの映像を観れたことは、大きな意味があったと思います。

(仙台空港に掲示してあった震災時の写真)

そして、今回の被災地ボランティア期間中に移動用の車を提供して頂く、斎藤さんが出迎えに来て下さりました。
提供して頂いたのは8人乗りの大きなステップワゴン。
今回のボランティアメンバーは現在学生のみで6人、14日から美咲も合流するのですが、二週間分の荷物も含めると想定以上に大変窮屈な車内で、移動だけでかなりの体力を使いました。笑
(東北自動車道最初のパーキングでの休憩時)

明日から本格的にボランティア活動が始まります!
今日から五日間は、南相馬の原町にある『カリタス』というボランティアの受け入れ施設を拠点に、ボランティアセンターや仮設住宅などで活動する事になります。
私は前回のボランティアの時、このカリタスで3日間体調を壊してシスターたちにご迷惑をおかけしたので、今回は体調管理により気を遣いながら頑張りたいです。
(昨年夏にボランティアに来た際の写真)

私自身は2回目の東北入りとなるのですが、気持ちを新たにして被災地の現状や福島の方々の声を吸収して帰って来たいと思っています。
ボランティアセンターでの活動はもちろん、福島の子どもたちと交流する場も設けて頂いているので、子どもたちとの再会も楽しみに、全力出向きあいながら、お母さんのお話も積極的に聞けたらとおもいます。
また、福島の沿岸部を始めとしてどれだけ復興が進んでいるのか、至るところに積まれていた放射線物質の入った黒い袋がどれだけ増えているのかなど、前回との比較も念頭に置きながら濃い毎日を過ごしたいです。

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