2020年1月18日土曜日

北九州市小倉で、福島の高校生の報告会をさせていただきました。

はじめて北九州市小倉で、福島の高校生の報告会をさせていただきました。


福島の支援で活躍されている谷瀬 未紀さんに相談し、さよなら原発の深江守さんを紹介していただきました。


これまでの報告会は15人〜30人の会場だったのですが、この日は113人の参加と多くの方々に足を運んでいただきました。


雨の中にもかかわらず、本当にありがとうございます。


高校生たちの福島を伝えるスピーチもドイツの報告も素晴らしく、多くの方々の共感を得ることができました。


また、2週間前宮崎市のホテルで偶然出会った箱崎さんが小倉在住の方で、お知り合いの方々と一緒に4人で参加していただき、近くのレストランでランチもご馳走になりました。ありがとうございます。


下記に高校生たちの感想を紹介しますのでぜひ、ご覧ください。





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渡辺めぐ 安積高校 2年 北九州市での帰国報告会
私にとって初めて日本語で震災体験をお話しするのが、この北九州市であったことを大変嬉しく思います。
大きな会場で、こんなに人が来るのかと半信半疑で準備を進めましが、3.11から9年も経とうとしているのにも関わらず、100名以上のリスナーの方が来てくださったことに感謝しています。


震災体験は今まで誰にも話した事のなかった、担任の先生からいじめを受けていたことをはなしました。
私にはそれが苦い苦い思い出で、頭の片隅の方に閉じ込めて置いた記憶だったので、それを話すのは勇気が要りました。
しかし、その話を涙して聞いてくださった方がいて、胸が熱くなったし、やはり私は間違っていなかったのだと再確認することができました。


また、訪独の話についても、うんうんと、大きく頷いて聞いてくださって、2年前、ドイツから帰国した時の、あの、エネルギュシュな自分に戻れたような気がしました。
最後には質問や熱いエールくださって、両親以外にも私の成長を喜んでくれる人がいて、更なる成長をも応援してくれるということが心の底から嬉しいと思ったし、それに応えたいと強く思いました。


また、朝日新聞の取材も受け、帰国報告会には参加していない北九州の方にまで私たちの思いを届けて頂くことができました。より多くの人に知ってもらう機会に巡り合えたことに感謝しています。
最後に、お足元の悪い中、今回私たちの話を聴きに来て、そして、寄付ややマンスリーサポーター契約をしていただき、ありがとうございました。


次の世代からは震災を経験した年が早すぎて、記憶にない子どもたちもいます。
その子たちが、私たち以上にドイツで成長し、更なる学びを得て、また皆様に成長の姿をお見せすることができるように、私も自分の震災経験を彼らにも語って、自分にできることを続けていきたいと思います。
本当にありがとうございました。





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吉田崚真 安積高校 1年
今回は北九州で報告会をさせて頂きました。
113人の方にご来場いただき、誠にありがとうございました。僕が出た報告会の中でも、こんなに人が集まったのは初めてなのでとても驚いています。


他の報告会で震災体験を語る時は地震についてだけでしたが、今回は原発事故についても語らせて頂きました。
僕はいじめを受けた訳では無いので話していてもそこまで辛くありませんが、そうでない人もいます。
僕自身も高校に入って知識をつけるまでは、将来放射線障害で死ぬのだろうと思っていました。
そういった心の傷や漠然とした不安を解決することが、今の福島の最大の課題だと思います。


質疑応答でもたくさんの人が手を挙げてくれました。中には答えを出すのが難しい質問もありました。
しかし、そういった質問に僕達の力になっていることは確かです。とても感謝しています。

ランチは小玉さんが宮崎のホテルで偶然出会った箱崎さんに、イタリアンビュッフェをごちそうしていただきました。
駅から少し歩いたところにあるオシャレなそのお店は、料理のほとんどが手作りで、味も抜群でした。
箱崎さんたちはその後の報告会にも来て下さり、最後は駅まで送っていただきました。
忙しいなか、本当にありがとうございました。





最後に、皆さんに書いていただいたアンケートを拝読しました。たくさんの励ましの言葉やアドバイス、本当に力になりました。ありがとうございました。


またマンスリーサポーターになってくださった方やカンパに協力してくれた方もいて嬉しかったです。差し入れの文房具も大切に使わせていただきます。
たとえ福島の放射線量が下がっても、このようなプロジェクトは必要だと思います。引き続きご協力をお願いします。


今回来てくださった皆様も、ぜひお子さんや知り合いの中高生を誘ってまた聞きに来てください!
また全国で行われているアースウォーカーズの報告会へのご参加も心よりお待ちしております。


2020年1月12日日曜日

1月12日は福島の高校生2人と、東大阪市で報告をしました。

【東大阪市で2年ぶりの報告会】
1月12日は福島の高校生2人連れて、大阪府東大阪市で報告をしてきました。


いつもお世話になっている上原さんに協力してもらい、どんぐり薬局の会議室で30名以上の方々が参加する中、2時間報告してマンスリーサポーターも数名入ってくれてとてもいい時間でした。


隣の病院の看護師さんの司会で始まり、前日食べに行った焼肉店のオーナーも参加してくれて、将来、看護師を目指している高校生もいたので、いい機会になったようです。


前日の夕食は川添さんに焼肉。報告会後のランチは上原さんとイタリアン。夕食は和田さんにお好み焼き、とご馳走してもらいありがとうございました。





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参加された方の感想です。



50代女性
ドイツと日本の意識の違いや文化の違いがよくわかりました。
新聞やテレビと異なり生の声が聞けて良かった。
ドイツから帰国して考え方が大きく変わっていると生き生き語っていて素晴らしい事です。


一人でも二人でもそんな若い人が増えていく事で希望を感じます。
有り難うございました。
頑張ってこの活動を続けて欲しいので、毎月1,000円のマンスリーサポーターを3,000円に増額してください!



60代 男性の感想
お二人の報告はドイツのエネルギだけに留まらず、ホームステイ、学校、企業や行政イベントなどを体感してきていろんな事を感じられたことが伝わってきました。
二人の話、小玉さんの話、ビデオの中の高校生の話などに感動し胸が熱くなり涙が出てしまいました。


ドイツでのとても良い体験が伝わってきました。
ドイツのエネルギー、地球環境、文化、学校のスタイル、政治のスタイルや内容、コミュニケーション、暮らし丸ごとドイツのみなさんのスタイルが良く伝わってきました。


私もドイツに行って体感してみたい。
答えは一つではないと思いますが、考える機会を頂き有り難うございます。
何か応援できる方法を職場で相談してみます



40代 男性の感想
ドイツの高校の様子がすごくおもしろかったです。
ヨーロッパが環境先進国と漠然と知っていましたが、高校生が太陽光を学校に取り入れたり、フライデーフォーフューチャーに参加したり市全体の取り組みを知って日本との違いにびくりしました。


高校生が自分の意見をしっかり言えるというのもすごいですね。
再生可能エネルギーがもっと広がれば良いなあと思いました。



50代 女性の感想
ドイツに行かれて色々体験や対話する事で高校生の考え方に変化して自分の言葉で発信されている事は素晴らしいと思った。
ドイツと日本の学校の教育システムや評価の違いがよくわかりました。


高校生の参加する前と帰国後の成長がとてもわかりやすく応援したい企画だと思いました。
今日は貴重な話ありがとうございます。




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報告をした高校生の感想を紹介します。



菅野真帆 福島高校1年
大阪での報告会は東大阪市のどんぐり薬局の会議室で報告しました。
32人の人たちが来てくださいました。まだ完璧な報告と言うには程遠かったのですが、慣れもあったのか、昨日よりはうまく伝えられた気がするので、良かったです。


英語のスピーチも褒めていただけて嬉しかったです。頷きながら真剣に聞いてくださる方が多くて、終わったあとも感動したとか私も頑張ろうと思ったとか沢山感想を言っていただけて、嬉しかったです。


また、前日の夜に「抜群」という焼肉屋さんに行きました。こんなに柔らかいお肉は初めて食べました!!


大阪のお店ならではなのか、マスターと店員さんがほんとにほんとに面白くて、どんなことでも笑いに変えてしまうパワーがすごいと思いました。
美悠とずっと笑っていて、お腹がひきちぎれるかと思いました。


翌日の報告会にも来てくださって、とても嬉しかったです。また絶対食べに行こうと思います。ご馳走していただいた川添さんにとても感謝しています!
報告会の後ランチは上原 賢作さんに連れてっていただきました。


午後からの観光は通天閣と道頓堀に行きました。
観光では大阪に来たことを実感出来て楽しかったです。見たことの無いお店の多さにとても圧倒されました。


人が多すぎて歩くので精一杯だったり、都会だ、と思いました。グリコを初めて生で見ることが出来て嬉しかったです。
夕食は和田さんにお好み焼きに連れてっていただきました。


娘さんのゆゆかちゃんと仲良くなれて嬉しかったです!!セブンイレブンのことをセブイレということや、ヨークベニマルがないことに驚きました。
お好み焼きは野菜たっぷりでトロトロしていてとてもおいしかったです!さすが本場の味でした!
みなさん、本当にありがとうございました。





戸田美悠 橘高校2年
大阪に着いて、最初に焼き肉を食べに行きました。あまり焼き肉が好きではない私でしたが、お店のおじさん、お兄さんがとても面白く、笑いが止まらなくなってしまいました。
しかし、小玉さんは何も面白くないと言っていて、自分の笑いのツボの浅さを改めて感じました。また行きたいです。川添さん、ごちそう様でした。


次の日、東大阪で報告会がありました。岡山での報告会よりは人が来ませんでしたが、とても緊張しました。
しかし、2度目の報告会ということもあり、ある程度流れが分かる中での報告会で、少しコツをつかんだので話しやすかったです。


前日に行った面白い焼き肉店のおじさんが途中から参加してくれて、とても嬉しかったです。
質疑応答の時間、やはり多くの人が質問してくれました。


岡山で報告会をした時も思いましたが、多くの人が福島に関心を持ってくれているということに感動しました。
無事に岡山・大阪での報告会を終えることができて良かったです。


その後、お昼ご飯を食べて、通天閣、商店街を観光しました。
上原さん、ごちそう様でした。通天閣は人が並んでいて、上に登ることはできませんでしたが、周辺を散策できました。


なんば付近の商店街では、たくさんの人で混みあっていましたが、いろんなお店を見てまわることができました。
たこ焼きを2つのお店で買ってもらって、食べくらべることもできました。


夕食はお好み焼きを食べました。とてもおいしかったのでまた食べたいです。和田さん、ごちそう様でした。
大阪で充実した1日を過ごすことができました。


2020年1月11日土曜日

1月11日に岡山でドイツプロジェクトの報告会を開催しました

1月11日に初めて岡山で開催された福島の高校生の報告会は、30人の予定を大きく上回り、50人近くの参加者で大盛況でした。


岡山の県議の大塚愛さん(無所属)が企画して会場を予約など手伝っていただき、岡山で開催していただきました。


参加者の熱気も伝わってきて、報告した高校生2人は「福島のことをこんなに一生懸命思っている人たちが県外にいるのが嬉しい」と上機嫌でした。


報告会終了後もいろんな人が話しかけてくれて、とても楽しかったそうです。


新たにマンスリーサポーターになってくれた方も数名いて感謝です。
みなさんの感想も温かいメッセージが寄せられ、引き続き頑張っていきたいと決意しました。


岡山名物の海老めしの黒いご飯にはちょっと驚いたが、とても良い機会ありがとうございました。


福島から出発して羽田空港までの乗り換えの案内を高校生たちに任せ、久々のアースウォーカーズ小玉塾。笑


途中、モノレールでデンマーク人の夫婦と英語で自己紹介と交流も、いきなりの無茶振りでした。





以下、高校生の感想です。
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戸田美悠 橘高校2年
岡山に着いて、、まずワッフルを食べました。甘くておいしかったです。
それから岡山駅、岡山駅前商店街を見てまわりました。


桃太郎で有名な県ということは知っていましたが、いたる所にきびだんごや桃太郎に関するお土産がたくさんあって、駅前にあった桃太郎の像と写真を撮れてよかったです。


その後、駅にいた女の人に岡山のおすすめの食べ物を聞いて、えびめしを食べました。デミグラスでとても茶色になっているえびめしは初めて食べましたがとてもおいしかったです。


次に、報告会へ行きました。来てくれた人は約50人と、思っていたよりも多かったので緊張しました。久しぶりの英語のスピーチで、何度もつまずいてしまいました。


その後に発表したのはドイツでの活動で、帰国してから約5ヶ月経って忘れてしまっていたこともありましたが、1つ1つ思い出しながら発表することができました。


その次に日本語で自分の震災体験を話し、質疑応答の時間となりました。
私の震災での体験をとても真剣に聞いてくれて、質問もたくさんしてくれて、福島のこと、私たちを含めた福島の子どもたちのことに関心を持ってくれていることもよく分かりました。


また報告会が終わってから住職さんに声をかけられ、宗教、宗派をこえて、震災の被害者への追悼式などが行われていることについてどう思うかと問われ、今まで1度も考えたことがなかったことなので、何を言えば良いのか分かりませんでした。


その時思ったことをしっかり伝えることができて、成長したなと自分で感じました。そして、原発禁止についてなど、討論ができました。


今回の岡山での報告会はとても楽しく、良い報告会になりました。





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菅野真帆 福島高校1年
ドイツの時と同様、美悠と2人で羽田空港まで行きました。日本国内なのに迷ってしまいました。電車の中で会ったデンマーク人と日本人のカップルの方に、小玉さんに言われて話しました。


知らない人といきなり話すのは久しぶりだったのでとても緊張して、言葉が出て来なかったけど、話せて楽しかったです。


羽田空港につき、夜の展望台を見ました。ライトでどこもキラキラしていて、すごくきれいでわくわくしました。
そして、次の日は朝の便で岡山に行きました。空から富士山が見えて、初めてのアングルで面白かったです。


岡山では、お昼ご飯に岡山名物のえびめしを食べました。ご飯をデミグラスソースと混ぜているらしく、ソース味のチャーハンにえびが入っている感じでおいしかったです。


午後から報告会がありました。もともと30人くらいと聞いていたものの、実際は50人ほどの方が来てくださって、こんなにたくさんの方がいらっしゃると思っていなかったので驚きました。


飛行機で会った2人の女性の方も日帰り旅行なのにわざわざ聞きに来てくださって嬉しかったです。


私は、2人での報告会は初めてだったのでうまく言葉が出てこなくて、もっとちゃんと準備していればな、と申し訳ない気持ちになりました。その反省を活かして次の報告会は頑張りたいです。


この報告会で学んだのは、ドイツで経験したことを大人だけではなくて、同世代やそれより小さい子たちに伝えていくことが重要であるということです。


報告会が終わったあと、聞きに来てくださった方がたくさん話しかけてくださって、感動した、とか学ばせられた、とか感想を聞いて、自分は全然上手く話せなかったけど、いろいろなことを考えて聞いてくださったんだ、と思って私の方がとても感動しました。


とてもとても嬉しかったです。次の報告会は、伝えたいことをより明確に伝えられるようにしたいです。