2019年8月5日月曜日

福島を伝え再生可能エネルギーを学ぶ 福島・ドイツ高校生交流プロジェクト3日目(8月5日)

福島の高校生ドイツプロジェクト3日目
8月5日(月) 文責:高遠 菜穂子 (Nahoko Takato)
DUS市環境局気候保全担当のシュテファン氏/協力企業シュタットヴェルケ コミュニケーション部門のドラーズ氏


DUS市にある天然ガス発電所は、co-generationシステムで発電と地域暖房を供給している。
人口65万人のDUSでどのようにそれを推進しているのかを学ぶ。
クリーンエネルギーの普及推進には、行政と民間企業、住民との協力体制が不可欠。
この発電所も、「シュタットヴェルケ」都市計画会社が協力企業となっている。


シュテファン氏より、現状と達成目標についての説明。
新目標達成のための5つのポイント
1-乗用車を1/3に減らす(30万台から20万台に)
年間30万トンのCO2減らすことができる。
2-太陽熱設備を増やす。適している屋根に50%に設置
年間20万トンのCO2減らすことができる。
3-家屋の断熱リフォームを1%から3%に増やす
年間40万トン減らすことができる。
4-地域暖房の供給率を2倍にする(19%→38%)
年間10万トン減らすことができる。
5-エネルギーの供給をもっとエコにする。バイオガス、風力、太陽光で出た貯蔵できないエネルギーを水素ガスに変換するなど。
年間70万トン減らすことができる。


DUSは天然ガス発電所が2つ、ごみの焼却場がある。
協力企業「シュタットヴェルケ」都市計画会社のコミュニケーション部門のドラーズ氏のお話。
この会社は、インフラの連結システムを構築している。発電、電力供給、水、熱、ガス、交通の電力チャージなど全てを繋げたシステム。エネルギー節約の実現には、多方面のデータ収集、ニーズの変化を見極め、社会的問題の解決や住民の健康を守ることなども求められる。


お昼は、バスを途中下車し、元造船所だった港をメディアパークに再開発したエリアで、世界的に人気が出てきたヴィーガン料理のビュッフェランチ。健康に気遣う大人は喜んでいるが、子どもたちは「ピザが食べたい」ということで、近くのレンストランを物色。が、なかなかお目当てのものが見つからなかったのか、ヴィーガン料理店に舞い戻ってきました。


午後は、中央駅からほど近いところにある会場で、福島報告会。
参加者は日本の方のみでしたが、英語のスピーチを初披露!
日本を出国する2週間くらい前から取り組んできたスピーチレッスンの成果が出ていました!


そんなのできない!と言っていた「レディース&ジェントルマン!」という挨拶を思い切ってやってみる男子も!
緊張して声が上ずったり、いつもより早口になってしまったりしましたが、
参加者の方々からは「みなさんの英語、とてもよくわかりましたよ。内容も本当に胸を打つものでした」との感想をいただきました。


リョウマはこの日、原稿を忘れてしまいましたが、なんと!原稿なしでやりきりました!
これは快挙です。これまでのアースのドイツツアーでも誰も挑戦したことのないこと。
しかも、初披露で、原稿なしでやりきったのは拍手です!!




そして、最後のスピーカーだったのは、浪江町出身のカエ。
カエのスピーチ原稿は最初とても長く、スピーチ用に短くしなければなりませんでした。
しかし、私と小玉代表はこのスピーチ内容は他の参加高校生たちも知るべきことではないかと話し合い、
ツアー中に日本語で読んでもらうことをカエにお願いしていました。


彼女はすぐに快諾。その時私は、彼女の「伝えたい」という強い意志を感じました。
今日はちょうど、そこにいる全員が日本語スピーカーでしたので、カエには一番最後に日本語フルバージョンをスピーチしてもらいました。
途中、カエは何度か涙ぐみ、止まってしまいましたが、
「辛かったら辞めてもいいんだよ」という私の問いかけに、
「いえ、最後までやります」とはっきりと答えました。


水を飲み、リョウマが差し出してくれたティッシュで目頭を押さえ、深呼吸をし、カエは最後まで読み切りました。
そこにいたみんなが泣いていました。
私は「よくやったね、すごい」とハグしました。
席に戻るや否や、女子たちがカエとハグしながらみんなで大泣きしていました。


でも、みんな笑顔でした。
カエも「スッキリしました〜!」と言っていました。カエのブレイクスルー、その瞬間を見た気がしました。
そして、彼女のスピーチを聞いた高校生たちにとってもとても大切な「体験」だったようです。


しばしの休憩の後、高校生9名は前に並んで座り、参加者の皆さんからの質問を受けました。
最初の質問は、来年は東京オリンピックがありますが、皆さんのスピーチの中には、復興しているというお話もあれば、復興していないというお話もありました。オリンピックについてどう思いますか?
福島を世界に知ってもらうチャンスなのでオリンピックに賛成と答える子もいれば、
福島はまだまだ「復興した」とは言えないし、今はオリンピックよりも福島に予算を割いてほしいと訴える子もいました。


放射線の被害を受けたのに放射線技師になりたいというのは、矛盾していないという話も出ました。
人間の愚かさ、欲深さなどについても、大人からも高校生たちからも発言が出ていました。
報告会の後は、通訳兼アテンドをやってくださった鹿沼さんのお母様のご招待で中華料理店に行きました。
本格的な中華料理の中には食べたことのないものもあり、みんな楽しそうにトライしていました。
とても美味しいお料理の数々、本当にありがたいことでした。


夜、一人が落ち込んでるのでどうしたのかと聞いてみると、
今日のカエの話を聞いて考え込んでしまったのだそうです。
自分は福島は安全だとか、復興しているとか言ってきたけど、
そんな辛い思いをしていた人たちのことも考えもせずに、なんて勝手なことを言っていたんだろうと…。
自分は本当に愚かだったと…。


自分を否定する必要はないよ。
それが君の体験。それが君のリアル。彼女には彼女のリアル。
大事なのは、知らなかったこと、気づかなかったことを、知ることができ、気づくことができたこと。
そして、新たに知ったことをきっかけに考えて考えて、
今のあなたのように涙を流しながらでも考え続けること。


その結果、意見が変わることだってあるかもしれない。
それは恥ずかしいことじゃない。私だって今だにそんなことあるよ。
君たちはまだ15歳。
今年もこのプロジェクトに関われて本当によかった!そう思えたデュッセルドルフ滞在でした!

以下、参加している高校生の感想です。





戸田美悠 3日目 主な訪問先:デュッセルドルフ市役所、GHH
今日は、デュッセルドルフ市役所環境局で、2人の方にデュッセルドルフの電気について話を聞きました。たくさんの話を聞いて、デュッセルドルフでは多くの対策を考え、実行していることが分かりました。車の駐車場を探している間に排出する二酸化炭素の量を減らすためにカメラを設置したり、車自体に近くの空いている駐車場を見つける機能を付けたりする案が出ていることが、とても驚きました。

日本ではそのようなことをしていないというのは、あまり良くないのではないかと思いました。来年開催される東京オリンピックでの二酸化炭素の排出量の減らすための対策も、しっかり取り組んでいきたいです。また、発電のしくみやデュッセルドルフの電気事情などをたくさん聞けて良かったです。


そして、かえちゃんのスピーチを聞いたことが今日1番の出来事だったと思います。直接的に被害をうけた人の話を聞いたことがなかったので、とても良い経験になりました。震災について、よく考える時間にもなったので、かえちゃんには感謝の気持ちでいっぱいです。
初めてみんなのスピーチも聞けたので良かったです。

夜ごはんの時もとても楽しかったです。中華料理を食べながら、いろんな人と話したのが良い思い出になりました。
今日は、本当にたくさんのことを学べた1日になったと思います。
明日は泊まるホテルが変わってしまうので、ホテルも楽しみつつ、ちゃんと寝て疲れをとりたいと思います。
明日行くジェトロもとても楽しみです。
そして、目標の1つににしていた、ドイツの料理をたくさん食べることも、しっかり達成できていると思うので、これからずっと、ドイツの料理をたくさん食べたいと思います。





菅野真帆 3日目 主な訪問先:デュッセルドルフ市役所環境局
今日は、ホテルで朝ごはんを食べました。パンがとてもおいしかったです。
午前中はデュッセルドルフ市役所環境局に行って、再エネについて学びました。CO2の排出を減らすために、乗用車を減らしたり、家屋をリフォームするというような具体的な案があり、市だけで取り組むのではなく、周りの市とも協力していることがわかりました。そして、日本はもっと地熱発電を増やすべきだと思いました。

午後は、反原発団体の方々にスピーチを聞いてもらう報告会がありました。みんなのスピーチは、すごくて、きいていておもしろかったです。特に、かえのスピーチは本当に泣きそうになりました。かえは、私達が知らないところで、すごくつらい経験をしていて、心が痛くなりました。自分が震災体験を語って良いのだろうか、と思いました。同じ福島のことなのに、このつらさを知らなかったことが恥ずかしいです。涙を流しながらも、最後までしっかりスピーチしてくれたことにとても感謝しています。


かえのスピーチを1人でも多くの人に聞いてほしいです。団体の方々や、高校生のメンバーと話すなかで、やはり原発はやってはいけない、という気持ちが強くなりました。これは、日本の若者が声を上げて、行動しなければならないことだと思います。とてもいい経験になりました。

夕食は、中華料理店に行きました。日本で食べる中華とは違くて、味付けがけっこう濃い目でした。でも、とてもおいしかったです。
歩いているとき、スリと思われる変な人にも会いました。怖かったです。昨日、駅の中で、「MONEY」と、すごい目力で言われて、怖かったのを思い出してしまいました。今日はデニツが助けてくれたので無事でしたが、本当にスリには会わないようにしたいです。





2019 3日目 久下菫 (主な訪問先:環境局)
午前中に環境局で再生可能エネルギーなどについての話を聞きました。少し内容が難しかったけど勉強になることばかりでした。オフィスからライン川が見えたり入り口に模型やじゅうたんがあったりと目で見て学ぶことができました。

お昼を食べ終わったあとは全員スピーチをしました。私は現地でスピーチを実際にするのは初だったので少し緊張しましたがしっかりスピーチをすることができました。次はもっと原稿を見ずに相手の目を見てスピーチがしたいです。
そして今日は華恵のスピーチを初めて聞きました。


浪江町の話を実際に聞いて涙が止まりませんでした。話を聞いたことはあったけど実際に体験した人の話は重みが全然違いました。地方ですら福島の人が受け入れてもらえなかったと聞いたとき同じ人間なのに…ととても悲しくなりました。華恵を含めそういう経験をした人たちがどんな気持ちだったのかを考えると泣かずにはいられません…。華恵、よくがんばったね!!日本語のスピーチだったけどすごくいい内容でした。

その後は夕食会で今日は中華に行きました。食べたことのない料理ばかりでしたがすごくおいしかったです。いろんな人とたくさん話ができて良かったです。私は最後らへんに来た人とBTSの話で盛り上がれたのが楽しかったです。今日一日でもとても考え方が変わる体験をしたので今後の生活に生かしていきたいと思います。





8/5 3日目 蛭田 里桜
3日目は、ドュッセルドルフの市役所の環境局に行った。
環境局は町のことを考えつねに色々な方法をためしているんだなと思った。特にびっくりしたのは、2035年までにCO2の排出量を1人2tまでにするということ。日本だったらそんな大たんなことを考えてもリスクを考えおおやけに発表しなかったり、考えを取り消したりするが、絶対やってやるぞと言う気持ちで取り組んでいて本当に町のことを考えているんだなと思った。また、りょうまとせいまがそれぞれ質問したことに対してその質問以上の答えを言っていて他にも考えがあるんだと思った。


次に、スピーチ報告会をした。特にかえのスピーチが強く印象に残っている。私も友達が震災後遠くにひなんしてしまいそこでいじめにあっていて私の前では楽しいよなど弱いそぶりを見せなかったから私の友達もかえのようなつらい思いをしていたと思うと助けてあげられなかった自分が本当につらかった。また、これ以上かえや私の友達のようにつらい思いをする人を出してはいけないと改めて強く感じた。また、かえにあんなつらい思いを私達に話してくれてありがとうと言いたい。

夜ご飯では、GHHの人達と食べた。震災について意見を交したり、他にもBTSの話などしたり盛り上がることができてとてもきちょうな経験をしたし、良い出会いをしたと感じた。





8/5 3日目 松本愛由
今日の朝ご飯はホテルのビュッフェでした。自分が選んで食べたものすべて美味しかったです。初めてコーンに牛乳を入れて食べてみました。どんな味か不安でしたが美味かったです。朝食後、デュッセル市役所環境局に行きました。日本には、地熱発電を増やした方が良いよとアドバイスをもらいました。

確かに日本は火山が多いので適しているなと思いました。ドイツでは、二酸化炭素を減らすために、乗用車を減らしたり、地域だん房を増やしたりと色々な策を練っていて素晴らしいと思いました。
日本もドイツを見習って二酸化炭素を減少させることが大切ではないかと思いました。


この学習会のあとにGHH協会の方々に保護者の方々にスピーチをきいてもらいました。緊張しすぎてしまい、練習よりも全然ダメでした。華恵のスピーチを日本語でききました。色々な人から放射線の影響を受けているかもしれないと、「あっちにいけ」「移るからこっちにくるな」などと言われたときいて胸が痛くなりました。避難所でも、ストレスで周りに迷惑な行動をしてきた人がいたり、寝るときはきゅぎゅづめで寝ていたとききました。それらをきいていてとても悲しく、そして涙がとまりませんでした。

8年たった今でもあの時起こった地震は時間がたっても忘れることは二度とないと思いました。かえの家は物が散乱し、住むことが難しいため家を借りていたとききました。また、かえやかえの家族が無事で本当に良かったなと思いました。かえの震災体験をきいて、かえのそばに寄り添ってあげたいと思いました。





石井聖真 3日目 デュッセルドルフ 8月5日。この日は久しぶりに目覚めが良かった。これまではずっと飛行機の中で寝れたとしても2、3時間。首や腰が痛みだし、赤ちゃんの泣き声で何度か起こされた。だからこのホテルでの睡眠は至極であったと思う。 朝食は万人が思い浮かべるヨーロッパの朝食そのものであった。

その後、僕らは大変効率の良い発電所に行った。そこでは発電所のことやどのような政策をこれから実行していくのか、詳しい話を聞きました。とても些細なことであり、面倒でもあることを積極的にやっていく姿勢や考えはとても素晴らしく、これからクリーンエネルギーをさらに普及させていく福島では、これを取り入れてほしいと思った。この発電所は市と共に発展に取り組んでいる。商業、工業、サービス業など多種の社会と協力しているそうだ。


しかし、ここで一つ、疑問を持った。ドイツではCO2の排出量を減らす努力をしているのに、発展途上国ではあまり、力を入れていないように思われたのだ。特に中国のCO2排出量は目を見張るほどのレートの高さだった。国際的にクリーンエネルギーも減らす努力をしなければならない。そのことについて質問した。

実は、中国では意外とクリーンエネルギーに力を入れていて、独裁主義であるため、トップがクリーンエネルギーを促進させるように決断したならば、すぐさま日本と同じ、もしくはそれ以上になるのではないか。こんな答えだった。中国がそんなに進んでいたとは知らなかった。これが今日一番の発見である。





8/5 3日目 遠藤颯人
今日は、朝起きてすぐに朝食を食べました。とてもおいしく、無料で食べられることに驚きました。
その後、バスでデュッセルドルフの発電所へ行って、デュッセルドルフやドイツ国内における再生可能エネルギー事情やこれからの目標について学ぶことができました。
デュッセルドルフでは、発電するだけでなく熱を利用して市内に温水を流すなどの熱の有効利用もしていて、福島でも多く取り入れるべきだと思いました。

また、自動車(ガソリン)を減らして、電気自動車や燃料電池自動車(水素車)を増やすなど、多くの二酸化炭素を減らすための対策も知ることができました。
自分たちが行った発電所の発電のしくみも見ることができ、とても勉強になりました。
その後には皆でランチをたべました。ブュッフェ形式でしたが、最後に飲み物を注文する時の質問がわからなかったり、お金がわからなくなったりして戸惑ってしまいましたが日本人の店員の方もいて、助けて頂きながらなんとか注文することができました。


一度ホテルに戻ってから、GHH協会で報告会をしました。少し緊張もありましたが、スピーチを話し終えて、「良いスピーチだった」と言って頂きました。
華恵のスピーチでは、日本語で泣きながらスピーチをしていました。聞いていた人全員が心を打たれて、涙を流す人も何人もいました。震災によって避難したり、新しい学校でいじめを受けたなど、華恵にしかできないスピーチだったので、次にスピーチするときも、自分の意見をしっかりと伝えてほしいです。それと共に、自分のスピーチもできるだけ工夫しながら発表したいと思います。

その後の夕食会でも、今の福島の現状や個人の将来についてお話をしました。中華の料理がとてもおいしく、たくさん食べてしまいました。
明日はベルリンへ移動があるので、しっかりと疲れを取って、すばやく移動できるようにしたいです





戸川華恵 3日目 デュッセルドルフ市役所 三日目は朝早くにホテルを出てデュッセルドルフ市役所観光局で二人の方に地域発電についてのお話を聞きました。まず、一人の方から地球の二酸化炭素の排出量を何をしてどのくらい減らしていくのかのお話を聞きました。例えば、ドイツの乗用車の三分の一の量を減らし、排出量をおさえる太陽熱整備を増やす、家のエネルギー消費量を減らすなどです。その他にも、自転車などのレンタルやソーラーパネルの調査などもありました。次に地域発電についてです。


地域発電は、地球を守るのはもちろん、私たち人間を害から守ってくれます。地域発電の敷地にはたくさんあるわけではないです。だから周りの連携が大切になってきます。これらの話を聞いて、日本はもっと再生可能エネルギーに力を入れていかなければならないと思いました。
午後のGHHでのスピーチでは、他のみんなのスピーチが聞けて良かったです。見習いたい所もたくさんありました。

私は日本語でスピーチをしました。アイコンタクトや間に気を付けながらスピーチをしましたが、あまりできなかったです。次のスピーチでは、もっと意識してがんばりたいと思いました。そして、明日の計画も体調が悪くならないよう努めたいです。





8/5 3日目 吉田崚真
今日は天然ガスの研究所と報告会に行った。
まず天然ガスの研究所について書く。バスに乗って研究所に着くと、大きな煙突が目に飛び込んできた。建物内に入ると、ドラマや映画に出てきそうな近代的な会議室の机の上にはコービー、紅茶、クッキーが置いてあり、そこでエネルギーに関する講義を受けた。隣に座っていたデニツが、置いてあったクッキーを食べ尽くしたのが印象的だった(笑)。

また、気になった所をたくさん質問できたのはとても良かった。
昼食は肉を一切使わない店で食べた。店員さんが日本人で少し安心した。肉を一切使っていないはずなのに肉のような触感の食べ物がいくつもあり、とてもおもしろかった。ビュッフェだったのでお腹いっぱい食べられた。


午後からはGHH{協会でスピーチ報告会に参加した。最初は僕はスピーチする予定でなく、原稿も持ってきていなかった。しかし、会場に着くと、時間があるから全員やることになった。実は携帯に原稿は入っていたが、ノー原稿で挑戦することにした。結果は、大事なところが抜け、散々なスピーチになってしまった。挑戦した結果だから仕方ないのかもしれないけど、みんな上手にやってたのに自分だけできなかったのは悔しい。それにオーディエンスの方々に申し訳なかった。次は絶対に最高のスピーチにしてみせる。

また、華恵さんの日本語のスピーチには感動した。僕自身は学校で放射線に関する講義を受けた。そこでは、世界を探せば避難区域の外側よりも線量が高い都市があると教えられた。それ自体は間違った情報ではない。しかし、実際に避難指示が出された地域に住んでいた人は精神的に計り知れないほどのダメージを受けていることを知った。特に、いじめにあった話を聞いたときには、数字だけで原発事故を理解しようとしていた自分に強い罪悪感を覚えた。そして辛い経験を思い出しながらもスピーチを作った華恵さんは本当に強い人だと思った。
明日も充実した1日にしたい。それではまた明日 Danke!

0 件のコメント:

コメントを投稿