この日は学校の授業を受ける最後の日で、様々な授業に参加した模様です。小玉代表は一番近い教室だったので、崚真さんの英語のクラスに見に行きました。
ホストファミリーにお願いして、崚真のスピーチをさせてもらう事になりました。
いいスピーチで大きな拍手に包まれました。
さらに崚真さんをけしかけて、授業中手をあげて話す最後のチャンスにしました。
失敗していいからチャレンジしてみよう!
そして、手を挙げ頑張って読み上げました。
いい体験ができたと思います。
他の教室はちょっと見ることができなかったので、高校生たちの感想に期待したいです。
学校を後にして、この日はフライデーフォーフューチャーの高校生たちの集会に参加しました。
地球温暖化を止めるために、高校生たちだけでなく、小学生も参加してステージから訴えていました。衝撃でした。
福島の高校生たちは、それぞれ何を感じたのでしょうか。
そして、ドイツの高校生たちは選挙結果を大きく変えています。
前回の州の議員選挙でみどりの党が大きく躍進したそうです。
そんな高校生たち数百人が参加するフライデーフォーフューチャーに参加して、高校生たちも何かを感じたようです。
思い起こせば、15年くらい前でしょうか。
教育予算の削減で教師を減らしていくために、ドイツの高校が18人学級から25人学級にするという法案が国会に提出された時、全国の高校生がベルリンに集まり「いざ鎌倉」ならぬ「いざベルリン」と大きな運動になって数十万人の高校生が国会を包囲して、廃案に追い込んだのを思い出しました。
脈々と引きつがれる民主主義の若葉を、今日も実感しました。
その後、再生可能エネルギーで自立している集合住宅を訪問しました。
バイオガス発電と太陽光などを駆使して、集合住宅は協同組合で成り立ち、みんなで話し合い幼稚園を住宅内に作ろうとか、喫茶店を作ろうなど話し合って作るそうです。
この施設は471世帯で1部屋世帯から7部屋世帯まで広さも種類があり、再生可能エネルギー集合住宅としてはドイツでも最先端だそうです。
協同組合のドイツ人の説明をふくもとさんが通訳しながら、学びの時間となりました。
以下、高校生の感想です
吉田崚真 7日目 主な訪問先 高校、Fridays for future、共同住宅
午前中は高校で授業を受けた。1・2校時は地理だった。ワークブックを解く時間だったのだが、40分前に皆終了してしまい、その後はフリータイムになった。3・4校時目は英語だった。小玉さんが見学にきた。オーティス(ホストブラザー)にお願いし、先生にスピーチをさせてほしいと交渉してもらった。結果はOK。少人数だったがスピーチを聞いてもらった。マイクがなく、大きな声で話したので気持ち良かった。そして、オーディエンスの心にも響いたようだったし、原稿をほとんど見ずにできたので、大きな達成感を味わえた。また、恒例の小玉さんの無茶ぶりで、授業で挙手しろといわれた。ちょうど物語の読解だったので、文章の音読をした。オーディスに助けてもらいながらだったが、とても良い経験になった。小玉さんは破天荒だが、言っていることややっていることはいつも正しい。
午後からはFridays for futureの集会に少しだけ参加した。5000人と聞いていたが、1000人いるかも微妙だった。スピーチをすることはできなかったが、僕と真帆さんは共同通信社のインタビューを受けた。
今日の朝にはYahoo headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190810-00000036-kyodonews-soci←「福島 高校生 ドイツ 環境」を調べると出てきます。(ちなみに全国各地の地方新聞社のサイトにものっています。)
コージェネレーションを使ったマンションも凄かった。詳しい説明は割愛するが、共同組合の仕組みはもっと取り入れるべきだと思う。
そして、今日のディナーは特別だった。ホストファザーが元コックなので、ガチなドイツ料理を作ってくれた。豚肉を柔らかく煮たものや牛肉をスモークしたもの、ジャガイモをふかしたものなどを作ってもらい、それをテラスで食べた。料理はプロの味だし、外にはヨーロッパの風情がある景色が広がっていて最高だった。
ディナーのあと、ホストファミリーにスピーチを見てもらった。
なんと、今回は「ノー原稿」で成功した。デニツと相談して、万が一のために手に原稿を持つことにはしているが、今日それは4枚のA4用紙にインクがのったものにすぎなかった。ここまで成長できたのは菜穂子さんをはじめとするスピーチを指導してくれた方々、辛いときに励ましてくれたデニツ、情熱の塊のような小玉さん、プロジェクトに多大なる理解を示してくださる保護者の皆さん、そして、俺たちにこのような機会を与えてくれたアースウォーカーズの支援者の方々のおかげだ。
本当に感謝している。
でもまだ終わりじゃない。
もう一皮むけて日本に帰ってくる。
8月18日アオウゼで会おうぜ!
松本愛由 7日目 主な訪問先:再生エネルギーを使った施設
今日も授業体験をしました。1時間目にスペイン語をやりました。2時間に歴史をやりました。歴史の授業では、「どうすれば過去の出来事を知れるか?」という問いから始まりました。ほとんどの生徒が次々に手を挙げ発言していました。発言の中には、「家族と話し合う」や「過去を知っている人と話す」などがありました。この授業を通して、答えを知る前に考えてから知る方が勉強になると思いました。また、ドイツの黒板は、折りたたみ式で上下に動いて、使いやすいなと思いました。外には植物が植えてあって、グリーンカーテンになっていてとても涼しかったです。
次に再生可能エネルギーを使った施設へ行きました。そこは、共同組合に所属している人々が住んでいるマンションでした。エネルギーを地下室で造り、それを住民に売っているそうです。そのマンションに住んでいる人は、一般の家庭よりも家賃が安いそうです。また、住民のためのカフェテリアやお年寄りのために一階にトイレを作るなど住民同士で話し合って決めているそうです。どうすればもっと住みやすくできるかを住民同士で話し合って決めていて、楽しく快適に住むことができるなと思いました。日本には、このような住宅が無いので、日本にも実現してほしいなと思いました。移動中、ドイツの道路を見ると自動車が少ないなと感じました。逆に自転車が多く、環境に優しいなと思いました。自転車用の道路が整備されているため、走りやすいなと思いました。Fridays for Future では、小さい子供も政治に参加していて、政治に対する意識が強いなと思いました。
戸田美悠 7日目 主な訪問先:学校
今日も昨日と同様、学校に行きました。最初の授業は、美術でした。机の上に、落書き(?)されている段ボールみたいなのがあって、面白かったです。相変わらず先生はドイツ語で話していて、全然分かりませんでした。簡単なドイツ語(数字、名前など)だけ分かったのが嬉しかったです。美術の次の授業は、化学でした。またドイツ語だったので、分からなかったけれど、先生は自己紹介をしているのかなとか、何か指示をしているんだななど、おおよそのことは少しだけ分かりました。でも、化学の先生は、時々私達に日本語で説明してくれて、理解することができました。
授業を受けた後、フライデーズフォーフューチャーに行きました。広場で、たくさんの人がデモをしていて、すごく真剣だなと思いました。小さな子どもも抗議をしていて、小さいうちからそのようなことに関心をもって生活していることは日本と違っていいことだと思いました。ふくもとさんが、「いつもはこんなもんじゃない」と言っていて、私が今日行ってみて、人が多いと思ったのに、いつもこれ以上の人が参加しているというのはやっぱりすごいと思いました。
その後は、再生可能エネルギーを使った集合住宅の見学に行きました。多くの苦労を重ねながらも、再生可能エネルギーを使った家をつくるのに努力している人がいることが分かりました。前に少し学んでいた通り、再生可能エネルギーを使った家をつくるのには、工夫が必要であると実際に見学して思いました。
夕食はイタリアンレストランに行って食べてきました。とてもとてもおいしかったです。
明日はホストファミリーデイなので、楽しみです。
戸川幸恵 7日目 高校
昨日とは違い6時半に起きた。お土産をホストファミリーに渡すととても喜んでくれて良かった。下の弟くんがあげた下たのキーホルダーを気に入って自分のキーネックレス(?)につけてくれてうれしくなった。学校について美術の授業をうけた。昨日同様一斉に手を挙げていて驚いた。日本はよく黒板を使うがドイツは先生と生徒がお互いに会話(?)しているように感じる。2時間目は旧校舎で化学だった。新しい先生の授業で特にすることはなかったが日本の授業のように感じた。何もしないで授業をうけていたから何をしているのか何を話しているのかよく分からなかった。次に「フライデーフォーフューチャー」を見に行った。ただのスピーチだけではなくラップ、小学生などさまざまな方法で環境について話していて感動した。
最後に再生可能エネルギーを利用している集合住宅を見学した。細かい所までエネルギーをむだにせずエネルギーを作り出していた。仕組みが複雑でよく分からないが組合で住宅がつくられていると分かった。夕方ホストファミリーのオリンダとりおのノラとみう、すみれのペア8人で公園を散歩した。日本にはないぐらい大きな公園だった。すみれ、みうとはわかれて4人で小さなスーパーに行ったりノラの家のバルコニーですごしたり4人でたくさん話せた。その後オリンダ家族、私、りお、ノラでピザを食べた。4角形でおいしかった。ご飯後公園でみんなで遊んだ。久しぶりに遊具に触れた。たくさん食べてうごいた充実した1日だった。
久下菫 7日目 学校、"Fly Days for Future"、共同組合団地
今日は昨日より早くに学校に行って最初に美術の授業を受けました。机の上に画用紙のようなものがありたくさんの絵が描かれていました。授業内容としては建物の設計図の絵を塗ったり線を描き入れたり日本の美術の授業とは少し違かったです。2コマ目の化学は最初にオリエンテーションのようなものをやって先生の自己紹介を聞きました。たくさんの発見があっておもしろかったです。そして今日でドイツの授業は終わりでした。少ない期間だったけど日本との違いに驚きの毎日で充実した時間でした。
午後からは「Fly Days for Future」に参加しました。このような活動に参加するのは初めてだったのでどんなかんじなんだろうと疑問でしたが実際に見てみて小さな子どもが前で発表していたりそこにいる人たち全員が団結していてすごいなぁと思いました。日本では見たことない光景で最初は戸惑ったけどみんあで一つの問題について考え自分の意見をしっかり伝えるというのはすごい大事なことなんだなと思いました。後で日本語が話せるクララに聞いたら今日のはまだ少ない方で多い時は道路も人であふれるというのとこの場所でデモ活動をする理由は目の前に政府の建物が建っていてそこに訴えかけるためだという話を聞いたときにこの国の人たちは自分の国をよりよくしようとちゃんと考えているんだなと思いました。日本もこの姿勢を学ぶべきだと思います。そして最後は共同組合の団地を見学しました。ドイツ語の解説で内容は少し難しかったけどふくもとさんの翻訳のおかげでしっかり勉強することができてよかったです。
蛭田里桜 7日目 主な訪問先:学校、Fridays for future, 集合住宅
いよいよ最後の登校日となってしまった。この日は美術と理科だった。クラスに入ったとたん顔見知りの人もいたから手を振ってくれて、最初は不安だったけどみんな優しくて出会えて良かった。
最後帰る時にお菓子交換もできたから良かった。
次に、Fridays for future に参加した。小さい子から大人まで声を大きくして環境について言っていて、日本ではそういうデモをあまり見たことないし、どっちかというと言いたいことを批判されたらどうしようとか考えてしまって言わない人が多いから、日本でもたくさんの異なった意見を受け入れていかなければだめだなと思った。また、Fridays for future に参加できてすごく良かったし、東京のデモに参加したいなと思った。
次に、集合住宅を見に言った。まず、見ての印象「いや、りおの住んでる所より住みやすいやん」ドイツの家はけっこう共有スペースがあって近所の人たちも交流できたりできるから良いと思う。また住民全体が住宅を守ろうと団結して行っているのも日本では全くないことだから見ならわなきゃと思った。
夜ご飯は、かえとオリンダとオリンダの家族とNolaでPIZEを食べに行った。オリンダのお母さんは日本語がすごく話せて、日本について色々と伝えたり、ドイツに来てびっくりしたことなどたくさん話せて、すごく充実した時間だった。また、Nolaとオリンダが普段行かない集合住宅に行けてたくさんのことを学べてとてもうれしかった、きちょうな経験をありがとう、と言われてすごくうれしかった。
帰りは弟と一緒に公園に行き、ブランコに乗ったり、50m走をして充実した夜をすごした。
遠藤颯人 7日目 主な訪問先:Friday 4 Future, 集合住宅
今日は、朝起きて、朝食を食べましたが、和食を作ってくれました。みそ汁や納豆、焼き魚や漬け物までありました。
学校では、2時間授業を受けました。歴史の授業と英語の授業でした。
歴史の授業では、何を言っていたのかあまり理解ができませんでしたが、複数の強い国が世界中を支配している時代の授業でした。英語の授業では、オーストラリア、シドニーがテーマの授業で、少しだけモルテンと一緒に活動することができました。
その後第一校舎に集合でしたが、モルテンと一緒に遅刻してしまったので、次からはこのようなことが無いように気を付けたいです。
他の皆と合流した後は、Friday for Future の集合に参加しました。自分より小さい小供たちが話していて、とても驚きました。
次に再生可能エネルギーを使った集合住宅を見学しに行きましたが、その移動中にモルテンがいない事に気づき、デニツと真帆のペアの高校生に電話してもらい、なんとか合流することができました。
集合住宅では、協同組合が資金を出し合い、建物を造ったり、管理したりして、すばらしい考え方だと思います。日本では、近所のトラブルが多く、仲が悪い隣人同人も少なくないので、それを改善して、協同組合のマンションを建てるべきだと思います。
集合住宅での再生可能エネルギーの使い方もとても画期的で、ボイラー室で熱を作り出したり、屋上に太陽光パネルを設置するなど、日本で取り入れたい物ばかりでした。
家に帰ってからは、ディナーを食べてトランプをしました。初めてやったゲームでしたが、すぐにルールを覚えて、楽しむことができました。
明日のホストファミリーデーを楽しみたいと思います。
石井聖真 7日目 ベルリン
8月9日。今日は学校で化学の授業を受けた。夏休み明けで、今までともて怖かった先生が還暦をむかえたため新しい先生に変わったそうだ。どのように評定を決めるかを話していた。なんと驚くことに6割を授業中の発言の回数で決め、テストで2割、レポートで2割だと言っていた。僕の学校ではテストが9割ぐらいであるため、本当に驚いた。午後はFriday's for futureのデモを見に行った。8才くらいの小さな子供が交通省の近くで、自分らの将来のためCO2削減を、屋外ステージの上でマイクを持って、声をあげていたのだ。
日本で重要な役所の前で小学校低学年の子供たちが何か発言するところを見たことがあるだろうか。ここからも社会に対する意識や将来についての危機感を持っていることがわかる。デモに参加した後、完全に再生エネルギーで電力がまかなえる集合住宅に行った。この集合住宅は、市民が全て自らのお金を出して、色々なことを決めた。ここには幼稚園があるし、カフェもある。また電気自動車のためのスタンドもある。屋根には太陽光パネル、地下にはコージェネレーションシステムを導入した発電機がある。とても理想的で電力に完全に自給自足していて理想的であった。これからはこのような住居が増えてくると思う。日本にもこのようなものができるのを待つばかりである。
菅野真帆 7日目 主な訪問先:高校、共同住宅、Friday For Future のイベント
今日は、高校に行く最後の日です。ドイツ語と歴史の授業を受けました。歴史の授業では、始めに少し時間をもらってスピーチをしました。クラスには30人とちょっとくらいの人がいたけど、あまり緊張せずに話せました。授業みたいに、けっこううるさくなるかと思ったけど、多くの人が私を見て話を真剣に聞いてくれて嬉しかったです。質問も、たくさんしてくれたけど、答えるのが大変でした。高校を体験して思ったことは、まず、ドイツでは生徒が授業を進めているということです。日本では、先生が一方的に生徒に教えることが多いけど、ドイツでは、先生が少し話すと、みんな手を上げて発言し、誰かの発言について手を挙げてさらに議論したりしていました。日本の学校の環境は、自分の意見を持っていても、周りの目が怖くて発言できなかったり、そもそも何も考えずに授業を受ける人もいます。
日本は、もっと子どもが小さいうちから、議論することを教えたり、習慣化させるべきだと思います。また、ドイツの高校は自由です。髪を染めてもいいし、ピアスを空けて、学校にアクセサリーをつけてくる子も多勢いたし、授業中にごみを捨てに行っても、何も言わず外に出ても怒られません。そこにびっくりしました。日本は、もっと個性を大事にすべきだと思います。
Friday For Future のイベントも見ました。女性から、小さな子ども、ラッパーまで、ステージで演説していました。こんなにも多くの人が政治に興味があるのはすごいことだと思います。
共同住宅は、すごく新しい考え方だと思いました。住民が全て決めるのは、都合がいいことが多いし、再エネにもつながっていて、もっと世界で広まればいいと思いました。
そして、ホストファミリーと屋外のお祭りみたいなパーティーに行きました。ヘレナのお父さんのバンドをノリノリで聞いたり、スプレーアートに挑戦したり、大きなハンバーガーを食べたり、とても楽しかったです。
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