文責:宮崎国際大学一年 川﨑紗莉奈
被災地訪問一日目
朝、宮崎空港を出発し、伊丹空港経由で17時過ぎに仙台空港に到着しました。
仙台空港に到着して最初に印象に残ったことは津波が到達した時の高さを示す柱を見たことです。私が中学二年生だった震災当時は生放送のテレビで仙台空港の滑走路や飛行機などが津波にのまれているのを見て、自然災害の恐ろしさを感じました。実際に3m越えの津波到達高さを目の当たりにしたら、どれほどの大きさの津波が押し寄せたのかと思うと、恐ろしくてたまりません。
その後は、福島県浪江町請戸地区に元々住んでいた熊田さんに浪江町までの移動・案内をしてもらいました。浪江町に着くまでの道中に線量計が至る所にあり、●●μ㏜と表示された看板をいくつも目撃しました。移動中の車内から見た仙台の街はとても静かで落ち着いた景色が広がっており、私の実家の町のようなのどかな雰囲気を感じました。
その後、浪江町に近づくにつれてバリケードがあったり、検問があったりと少しずつ景色が変わっていくのが感じられました。許可証を見せバリケードをくぐると1階部分が2階部分に潰された住宅や建設途中の建物、倒れたままの電柱などが5年経過した今でも未だに残っている姿を見ているとまるで震災当時のまま時計の針が止まっているように感じました。
私は東北地方に初めて訪れたので東日本大震災から5年経過した現状は訪れる前まではテレビや新聞でしか知ることができませんでした。今回この被災地の現状を目の当たりにして自分はまだまだ現地のことについて詳しく学ばなければならないと感じました。オーストラリアプロジェクト始動まで日数があるのでそれまでにしっかりと学んでいきたいとおもいます。
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