2025年3月26日水曜日

福島・ドイツ高校生交流プロジェクト6日目

〜衝撃のベルリン〜
福島・ドイツ高校生交流プロジェクト6日目
ドイツでは原発や火力のエネルギー発電から再生可能エネルギーを促進している話を学ぶ事が多々あるのですが、
なにより衝撃を受けるのがエネルギーを使う総量をどう減らしていくか、CO2の排出をどうやたら減らせるか、が行政も企業も市民レベルでも意識されているのに驚く。
その一つが自家用車の使う量を減らしてなるべく公共交通機関をみんなが使うように努力するよう勧めている58ユーロチケット(ドイツランドチケット)です。
2022年に国民の大きな世論とともに緑の党が躍進しはじまったプロジェクトで9ユーロチケットとして始まった。
2024年は49ユーロチケットだったものが、2025年は58ユーロチケットに変更になった。
これでDBの高速鉄道(いわゆる新幹線みたいな鉄道)以外のほとんどの電車、地下鉄、市内バス、路面電車などがすべて乗車する事ができる。
画期的なシステムを導入し4年目を迎える。
お陰でこれまでは毎日の地下鉄代やバス代を高校生たちから集めていたものの、それが一気になくなりめっちゃ安くなっていった。
まぢすごい。
そして今回の衝撃のベルリンはここからはじまる。
ベルリン市内の公共交通機関の労働組合のストライキが行われ、3月26日、27日に市内の地下鉄、市バス、路面電車がストップする事に。
ストライキが起きない日本と起きるドイツとのメリット、デメリットを考える。
乗客目線での利便性やストレスの少ない交通事情の素晴らしさはある。
ドイツでは不便ではある中、1週間くらい前にストライキ情報が発表されるので、それに合わせて通学や通勤や仕事の移動などが計画される。
一方で労働条件がほぼ毎年改善されたり賃金が上がったり労働者目線で働きやすい職場を作るシステムがあるドイツ。
日本では、賃金が先進国で最低レベルだったり、休暇が世界でも異例の少なさ。世界では家族で3週間旅をするために休暇を取れる国がたくさんある。
家族との幸せを共有するために働くドイツと、会社のために働く日本との大きな違いと、ストライキが民主主義の原点であることを痛感する。
そんな話を長々すると、本文にはいれなくなるので、労組が違うため動いているSバーンという電車に乗ってこの日は
ナチスの歴史を学ぶ、ザクセンハウゼン強制収容所を訪問に2つめの衝撃を体感する。
以下、ザクセンハウゼン強制収容所と西村さん宅の訪問では引率の米本響の文章に少々加筆して掲載しています。
強制収容所の入り口の門に掲げられた “ARBEIT MACHT FREI”(働けば自由になる)という看板を前に、
高校生たちはザクセンハウゼン強制収容所を訪れました。
大きな門をくぐり、数え切れない人の人権が侵害された土地に足を踏み入れた高校生たちはその異様な空気観に笑みを失っていました。
 同行していただいた、福本さんが語る歴史に高校生は自分の立つ場所と当時の影を重ねてその恐ろしさを肌で感じ取ったようでした。光のない独房、布切れ同然の収容者用の衣服、人体実験を行うための手術台、そのいずれも強烈にドイツの歴史を今に生きるわたしたちに訴えかけてきます。
 見学を終えた高校生は、「自国の暗い歴史を学ぶ施設があることに驚いた。日本には自国が加害者となった歴史を学ぶ施設はあるのだろうか。」と語りました。高校生の中にまた一つ大きな問いが生まれた瞬間でした。
到着した入り口で笑顔の集合写真と収容所訪問後の重苦しい集合写真の顔の表情の違いが高校生たちの胸の内を表していました。
そこから、移動して、ベルリン市内へ
ここでは予定していたバス停までの移動が出来なかったため、目的地になるべく近いSバーンの駅に到着し、
次の目的地となっている西村さんに自家用車で送迎お願いしての移動となった。
 再生可能エネルギーについて講話を聞くためにベルリンにある西村さんのご自宅へと伺いました。
西村さんはエネルギーのコンサルタントとして働きながら、政府のベルリン大使館の通訳などのお仕事もされている方です。
ベルリンにてストライキが行われている影響を受け、バスや路面電車など公共交通機関が停止したために、西村さんに車を三往復してもらいやっとお話を聞くことができました。
 到着した西村さんが所有する部屋の壁を見ると30cmくらいの壁で3重窓となっていて、外気
 熱、交通、電力と私たちの生活を支えるエネルギーについて学んだ高校生は、普段は使うだけのものがどのように作られ、環境や社会に与える影響を想像する貴重な機会になりました。
日本ではエネルギーの発電方法の議論は耳にしますが、ドイツでは政府がどうやって消費量を減らせるか議論し、市役所の担当者が来年のエネルギー消費料を減らすための政策を市民にどう進めていくか議論し、市民も企業も目標にむけ徐々に消費エネルギーを減らしていくのを実現して行っている。
これは日本ではほぼ聞かない。そもそも議論すらされているのかわからないです。
 話を聞いた高校生は「太陽光発電と風力発電は補い合うことを知った。」、「原子力発電は安いと聞いていたが、新しく発電所を建てようとすると決して安いとは言えないことに驚いた」と語りました。
西村さんに最寄の駅まで送っていただき、さらに夕食をご馳走になりました。
ありがとうございます。
そのあと、ドイツプロジェクト始まって以来初の高速夜行バスでベルリンからデュイスブルグへの移動となります。
バスの出発駅に到着したところ、引率の私の携帯が紛失し警察にう届け出るというハプニングに見舞われながら携帯電話の無いまま高速バスでの移動となりました。
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アースウォーカーズの福島の子どもたちの支援をみなさんのお力添えで継続できるようよろしくお願いします。
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根本莉子 6日目 ザクセンハウゼン強制収容所、西村さん宅

駅で朝食のパンを貰った時福本さんに全部注文してもらいました。ザクセンハウゼンに到着した時普通の家に溶け込んでいる感じが、正反対だけど、広島の原爆ドームに似ていると感じました。ザクセンハウゼンにはユダヤ人だけでなく少数民族や知的障害の人も収容されたと聞きました。門や収容所が解放された時間を示している時計は重圧感があったし、中は思っていたよりずっと広かったです。福本さんが窓の光の入る量が部屋によって違うことや、アウシュビッツには45×45の牢屋で座ることもできない牢屋もあると聞きました。中に入ると光が1点だけの部屋や真っ暗な部屋はのぞき穴で見ました。その部屋にいた人の写真などがあったり、食堂やベッドが古くなっていて生活していた跡という感じがしたので、本当にユダヤ人などが収容されていたのだと実感しました。ドイツは収容所の悲惨さを伝えていこうとしているけど日本は他の国にしたことを教えようとしないのでそこが日本の悪い点だと思います。でも今から伝えていこうとしても被害を受けた国からしたら遅いとなると思います。次に西村さんの自宅に行き、再エネの話を聞いたり、スピーチをしました。原子力は二酸化炭素を排出しないけど、事故の危険があるから反対していましたが、原発を建てて15年ぐらいしないと稼働しないことやコストがかかるということを聞いてさらに再稼働に反対しようと思いました。
ドイツは気温が27℃以上だと休校になるらしいのでそれなら毎日夏休みだと思いました。日本では風力発電があまりないのでドイツの主な再エネが風力と太陽光であることに驚きました。ドイツの省エネの理由の1つにエアコンをできるだけ使わないようにぶ厚い壁と3重の窓の家がほとんどだということが分かりました。福島の夏は暑すぎてエアコンの温度を下げてもきかないことがあるのでエアコンをあまり使わず快適に暮らせる家はいいと思いました。西村さんが再エネや原子力についてくわしく話してくれたので前より再エネのことが分かりました。
I want to buy a house with German architecture.




氏名阿曽琴香 6日目 主な訪問先ザクセンハウゼン強制収容所. 西村さんのお宅、ケバブ

今日はベルリン2日日でした。パンを買って、電車とバスを使い、ザクセンハウゼン 強制収容所に向かいました。その途中の駅近くに爆弾が飾られていました。その駅 周辺は戦争当時ウランの研究所があった地域でそれを理由にその地域に落とされた場所だと分かりました。私が驚いたのは、まだそういった未爆発の爆弾が見つかっているということです。まだまだ戦争の傷跡が残っているんだなと感じました。ふくもとさんが放射 線について詳しく話してくれたおかげ理解が深まりました。ザクセンハウゼン強制収容所では、風が冷たくとても寒かったです。ユダヤ人はこんな寒い日も暑い日もこの空間の中で残酷な日々を送っていたと思うととても胸が痛みました。暗いに独房室や焼却場、人体実験室。「なんでこんな残酷なことが平気でできるんだろう。」ほんとうに悲しくなりました。中でも一番胸が苦しくなったのは身長を測る道具に隙間が空いていて、そこから射殺していたことです。他にも様々な形で、 虐殺をしていた物が展示されていました。ナチスによって殺されたユダヤ人を運んでいる様子の慰霊碑の場とても空気が重く感じました。ドイツはこうやって過去の過ちを忘れないようにする為の場所がたくさんあります。しかし、日本は過去にナチス軍と同じようなことをしたのに、それを学ぶ場がないと思いました。実際私も慰安婦問題については知りませんでした。日本もドイツの教育方針を見習うべきだと思いました、その後西村さんの講演を聞きにうかがいました。西村さんのお話はとても興味深く、再生可能エネルギーの歴史や未来についてたくさん教えてもらいました。 中でも印象に残ったことは、ドイツの若者が声を上げ、ドイツ政府に対し裁判を起こし今を大きく変えたことです。若者がこれからの未来を変えていくと西村さんはおっしゃっていました。 日本でもこういった若者がたくさん増えれば良いなと思いました。そして、私もその一員に なりたいです。西村さんには、多くの寄付をしていただきました。本当にありがとうございました!!夜はおいしいケバブを食べ夜行バスに乗りデュースブルクへ向かいました。Thank you for your valuable experience!!!



氏名:加茂 舞美 6日目:ザクセンハウゼン強制収容所

今日はザクセンハウゼン強制収容所に行きました。収容所に入れられるのは、ユダヤ人だけでなく、同性愛者、障害者、ナチス政権に反対した人達も迫害されていたと聞いてとても多くの人が迫害されていたんだと思いました。
身長をはかるふりをして後ろから銃で撃って殺すのがとても印象的でした。私は日本の戦争に時に日本が他の国にしたことを全然知らないと感じました。日本もされたことについての資料館だけでなく、日本がしたことについての資料館を作るべきだと思いました。26.27日にストライキがあって、電車、バス、地下鉄が止まって西村さんが3往復もしてくれました。日本はストライキで電車が止まることはないから不思議な気持ちでした。
強制収容所に行った後は西村さんの家で話を聞きました。地球温暖化になっているのに、最近大雪が多い理由を知ることができてよかったです。西村さんのお家は壁の厚さが80cmで3重窓で外は寒かったのにお家の中はあったかくてすごいと思いました。そしてエアコンを春夏秋に使わなくていいと聞いて日本もそういう家が増えてほしいです。西村さんがアースウォーカーズに寄付をしていただいておいしいケバブを食べることができました。ありがとうございました。
Thank you Nishimura for your donation to earthwalkers!



宮口あおい 6日目 ザクセンハウゼン強制収容所、西村さん講話

ザクセンハウゼン強制収容所に行って1番最初に感じたことは“寒さ”だ。昨日より気温が低く天気があまりよくなかったため寒かった。しかしそれだけでなくとにかく風が冷たかった。入ってすぐ点呼場を案内していただいた。誰か1人でもかけていたらその人が見つかるまでは外にずっと立たされるとのことだった。今は3月で冬よりも少し暖かいにもかかわらず、私は暖かいジャケットを着ていたにもかかわらず凍えるような寒さを感じたので薄い布一枚で何時間もあの風が強く吹く更地に立たされているのはどんなに過酷だったのだろうか。思いを巡らせるだけで辛かった。沢山の場を案内していただいたのだが、その中で最も印象的だったのが、人体実験も行っていたことだ。
足を一歩踏み入れてみるとなんだか重く暗い空気が肩にのしかかり、少し気分が悪くなった。特に人体実験された死体の保管場へ続く階段は現在のの私たちも死へ続くと引きずるような恐怖を感じた。全体の見学を経て1番感じたのはどうしてこんな残酷なことができるのかとゆうことだ。仮にも私がナチス側だったら人の権利を剥奪できるようなことができただろうか。「きっとそれはできない」と言うのが今の想いだが、当時精神までナチスの考えに浸されていたらできたのかもしれない。どっちにしろ今の私はnoと言う答えしか持っていないので当事者の話の話も伺ってみたいと感じた。
西村さんの話もとても貴重で、様々な再生可能エネルギーに興味が湧いた。日本のエネルキーの使い方も見直す時が来たなと感じたし、しっかり考えられるようになりたいと感じた。
Thank you for giving us many precious opportunities!
Everything was for fan!!



大内朝日 6日目 主な訪問先:ザクセンハウゼン強制収容所、西村さん訪問

今日もふくもとさんにたくさん説明してもらいました。今日はドイツの暗い歴史について、第二次世界大戦中ドイツでどんなことがおきていたのか知ることができました。ザクセンハウゼン強制収容所はナチス、ヒトラー政権が、ユダヤ人、同性愛者、性的少数派、知的障害者、共産主義者などを迫害、殺害したとても残酷な場所です。そこには点呼場やゲットーという囚人を閉じ込めておく場所、遺体を焼く焼却炉、遺体をおいておく倉庫などがありました。私が一番衝撃だったのは、身体測定をする、と言っておき、身体計に立つと、わずかな隙間からうなじを打たれる、という処刑の仕方です。何も知らない囚人があっという間に殺されてしまうと考えると鳥肌が立ちました。ふくもとさんから昔は亡くなった人たちを解剖する道具や、ホルマリン漬けになった囚人たちの臓器も展示してあったと聞いてさらに驚きました。ザクセンハウゼン強制収容所はすごく空気が重く、息苦しい場所でした。
その後は西村さんの所へ再生可能エネルギーについて学びに行きました。再生可能エネルギーのデメリットとしてコストパフォーマンスが悪い、広い土地が必要などが挙げられます。しかし、このまま化石燃料を使いつづけていては、地球温暖化は進み、資源もなくなってしまいます。エネルギー政策で大切なことは、S+3Eの安全供給、経済効率、環境配慮、安全 と5Dのデジタル化、脱炭素化、分散化、規則緩和、少子高齢化民主化です。まず、エネルギーの消費量を減らし、省エネ、非化石転換をします。発電方法はメインとして太陽光にしていった方が良いということを聞きました。昔に比べて太陽パネルのデザインが変わってきたり、色や模様がついているなど色々な所で利用される未来がもう少しのところまで来ていると思います。
Today was a day where I learned a lot about Germany!




曲山 澪 6日目:ザクセンハウゼン強制収容所 西村さん

福本さんにベルリンのこと、放射線のこと、原発のことを話してくださいました。ザクセンハウゼン強制収容所に行きました。ドイツがユダヤ人を強制的に収容所に入れ、奴隷として厳しい状況下で働かされている、写真、道具、施設を見学しました。
実際に足を運んで、自分の目で見る収容所は、想像を超えるものでした。収容所の敷地は思っていたより広く、いたる所に監視塔がありました。いかに、逃げることが困難であるかがわかりました。また、身体を測定すると言われ実際に行くと、身長を測る後ろから銃で打たれていた話や、ここで骨になるまで燃やしたという話を聞きました。罪の重さによって、部屋の広さ、窓の大きさ、ベッドの有無など、実際に目にすることでそこにいた人々の辛さを感じました。自分はこんなに自由に過ごしていていいのか?と思いました。ドイツは自分たちがやった過ちを見直し、忘れない為に、今後二度と同じことを繰り返さないようにこのような施設があって、日本は攻められたことしか施設として展示しないが、ドイツは自分たちが攻めたことを展示していました。日本も自分たちの過ちを見直す方がいいと思いました。西村さんの再生可能エネルギーの講話を聞きました。ドイツと日本の発電の違いや、再生可能エネルギーの良さを知ることができました。夜にご飯を食べに行きました。私はみきさんと2人でアジア系料理を食べました。みきさんと一緒に会話しながら食事して、とてもいい時間を過ごすことができました。
I was glad to learn many things. I would like to expand this experience.




菅野 愛華 6日目 訪間先:ザクセンハウゼン強制収容所

今日は午前中にザクセンハウゼン強制収容所へ行きました。
ナチスはユダヤ人の他に性的小数者や政府に反対の立場の人などを収容していたことを知りました。この場所で人が殺されていたと思うとゾッとしました。なぜ、その人達は殺されなくてはいけなかったのだろうと思いました。当時、ザクセンハウゼン強制収容所の近くには住宅地がありました。市民はザクセンハウゼン強制収容所の存在を知っていてどのようなことが行われているのか分かっていました。市民の中には、ザクセンハウゼン強制収容所のことを良く思わない人もいたと思います。ですが、見て見ぬふりをしていたことを知りました。見て見ぬふりをするというのは、今の日本でも起こっていることだと思います。私たちは、物事についてきちんと向き合う必要があると思いました。ザクセンハウゼン強制収容所の近くに警察学校がありました。そこには看板が立てられていました。看板には、憲法が書かれていました。
憲法には、ナチスがやったことに対して、二度と同じことを繰り返さないようなものになっていました。ドイツは自分達がやった過去のことについて向き合っていると思いました。一方、日本は、自分達が過去にやったことに対してまだまだ向き合い足りていないのではないかと思いました。自分達がされた事はもちろん、自分達がしたことを学ぶ必要があると思いました。
それが世界が平和になる一歩なのではないかと思いました。
I hope the world will be peaceful.

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