2015年6月8日月曜日

石巻ボランティア2日目

 こんにちは小酒井です。5月29日は「ビックアップ石巻」や周りの一般社団法人と協力して発刊している「ゆくゆく輪(NO,9まで出ている)」という地域情報に特化した新聞を新しく入居が始まった復興住宅へ一戸一戸に挨拶しながら配っていきました。

ビッグアップ石巻原田さんは「津波被害でそれまであったコミュニティーが崩れていまった、新しいコミュニティー形成の役にたってほしい。部屋にこもりがちな方も、こうやって訪問し挨拶しながらこの新聞を知ってもらい、地域情報誌として活用してもらいたい。地域の取り組みに参加して行ってもらえれば」といっていました。

 昼ごはん後はNPOで建てたコンテナハウス「コスモスの家」で内職のお手伝いをしました。革製品の小物を作っていきましたが、細い作業と時間がかかる作業をビッグアップ石巻で働いている方や地域に住むボランティアの方も合わせて行いました。これも大切な活動を支える資金になるので大事な作業でした。その後、石巻小学校に行き学校の花壇に花を植える行事の準備と打ち合わせに行きました。6月4日には花を植えるイベントを小学生と企業とボランティアのコラボで行う予定です。

 コスモスの家がこの地域のコミュニティーを広げる場所になっている。土日には子どもたちが遊びにやってくるそうで、原田さんはここで学童もしてみたいそうです。

菜園もあって夕方にカモミール摘みをお手伝いしました。取ったカモミールは布染め体験で使用するのとカモミール茶にします。

最後に、今の石巻は津波被害を受けた地域の復興整備計画で防波堤の建設や新しいインフラ整備の建設を行う予定です。その計画によって今まで住んでいた地域に住めなくなるということもあるそうです。はたして、この計画の中にどれくらい地域住民の意見が反映されているのでしょうか。

1日目に訪れた石巻駅周辺の復興もよくよく聞けばもっと必要な施設を建てても良かったんじゃないかと言う意見も聞きました。今なら住民の意見も入りやすいのに、住民も積極的に行政に訴えかけていけばより良い街づくりになるのでは。と感じた二日目でした。

ちなみに、原田さんに周辺をいろいろ案内してもらいましたので写真載せます。

 日和神社から見下ろした景色です。奥の海岸から手前の平野一面津波が押し寄せたそうです。       




  上の写真2枚はコスモスの家の向かいにある景色です。被災当時は泥やがれきに車とあらゆるものが流されてきていたそうです。ここは工場が立ち並ぶエリアで奥が海になっています。その工場が防波堤代わりになって津波の勢いが弱まったそうですが、逆に工場と工場の間に津波が集中する事になり少し離れた場所なのに被害が大きくなってしまったところもあったと原田さんから聞きました。      


 復興整備計画区域内にある家です。今も2階で生活を続けているそうですが、計画ではもうこのエリアでは住めなくなるそうです。 

以上。



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