2019年3月3日日曜日

3月3日に、福島の高校生が名古屋で報告会をしました

3月3日に、福島の高校生が名古屋で報告会をしました。
後半に高校生の感想を追加掲載してますので、ぜひご覧下さい!


高校生たちの震災体験とその後の8年の福島の今を語る報告と、夏休みにドイツを訪問して学んだ再生可能エネルギーを語る企画の報告でした。


今回、チェルノブイリ救援中部さんとレスキューストックヤードさんの協力で開催できました。


今年度、訪独した高校生たちから、今回は二本松の服部杏菜さん、会津の久田幸輝さん共に高校1年生。小学校2年生の時の震災体験なので、その当時の事が語れる最後の世代でもあります。


ドイツで学んだエネルギーの話や高校の留学体験での教育の違い、ベルリンでの戦争の傷跡などなど、語り続けた高校生の報告でした。


ドイツに行く前は意識しなかった数々のテーマに「百聞は一見に如かず」を五感で感じ取った訪独となった話に、聞き入る名古屋の方々も驚きと学びの時間となったようです。


途中、郡山市から吉田幸希さん、福島市から山本優花さんもテレビ会議で合流して、即席での報告も盛り上がりました。


また、高校生たちのスピーチを聞いて、名古屋のみなさんからとても良い感想を聞けたので、ぜひこのような機会をまた作っていきたいと思いました。


今回の企画を共催していただいた、チェルノブイリ救援・中部さん、レスキューストックヤードさん、本当に貴重な機会となりありがとうございました。
また、その方々をつないでいただいた鈴木淳子さん、ありがとうございました。





そして、3月29日(金)のヒューマンライツ・ナウ主催イベントに、訪独した吾妻 凌さん(高校2年生)、石田 あみさん(高校生1年生)、報告します。ぜひご来場ください!
http://hrn.or.jp/news/15499/


掲載された、中日新聞を紹介します。
https://chuplus.jp/paper/article/detail.php…


ロシアW杯で出会ったJo Kawanoさんも埼玉から駆けつけてくれ、ダイジェスト版動画を作ってもらいました!ぜひご覧下さい!
https://youtu.be/4kEIc3o2Ru8





報告した高校生の感想を紹介します。



二本松市安達高校1年服部杏菜
名古屋の報告会、とても有意義な時間でした。
私は主にベルリンにある追悼施設、連邦議事堂、ドイツの学校について見てきたこと、聞いてきたことをご報告させていただきました。


自分が持っている情報を伝えることが出来き、達成感を感じました。
しかしその一方で、その後に行ったディスカッションなどを通し、私はまだまだ再生可能エネルギーのことや、歴史的背景などについての知識に欠けているのだと痛感させられました。


私たちの報告によって新しい知識や視点などを与えられたらいいな、と思う反面、やはり逆に学ばせていただくこともたくさんありました。
知らないことは罪、なんて言い方がされたりもしますが、ドイツ訪問や報告会は、知る意欲を高めてくれる機会なんだなと改めて感じました。


これからも、伝えること、そして自ら知ること、考えることに貪欲な自分でありたいなぁと思うことが出来る時間でした。
このような場を設けてくださった方々に感謝致します。ありがとうございました!





会津学鳳高校1年 久田幸輝
午前中は、名古屋でボランティア活動をしている人や、福島から名古屋へ避難した人といった10代の方達と震災時の体験などについて話し合った。


僕は震災時からずっと会津にいて、避難はしたが、本当に原発に近い場所に住んでいた人の話(例えばどんな風に避難してきたか、どういう風に不安があったのかなど)を聞くことができたことは、勉強になった。


また、ボランティア活動を行なっている方が、支援者として震災支援活動の大変さや苦悩を話してくれた。
自分の視点とは違うもので、興味深かった。ドイツの報告もした。(午後編に詳しく)
午後は、様々なNGO団体の協力があって、ドイツの報告会を行った。帰国報告会のときは、9人で行ったものを2人で行うのは大変だった。


すごい興味、関心をもって聞いて頂いていることが伝わり、その期待に応えなくてはという気持ちになった。
その後、自由討論会をした。僕は自分が伝えたいことは人前より、少人数でやるほうが伝えやすく、活発な議論が出来たように思う。


自分のよく知らないチェルノブイリ原発の話なども教えて頂き福島の住民として知るべきことだと感じたし、興味が湧いた。
本当に有意義な時間を過ごせて、良かったと思う。


また、チェルノブイリ救援、中部の方から菜の花を使った原発事故を被った地域の再生プロジェクトについての講義を受けた。
アースウォーカーズのプロジェクトに参加していなかったら、こんなに多くの人と関わり、学びを深められなかったと思う。本当に参加して良かった。

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