2015年9月14日月曜日

被災地ボランティア13日目

文責:松崎喜代治
 今日ははじめに安積幼稚園に貝殻プロジェクトで拾った貝殻を届けに行きました。このあいだ貝殻を渡した笹谷文化幼稚園の子と同じように喜んでくれてよかったです。もらった貝殻を図鑑で調べている子供たちもいました。
(幼稚園に設置されたモニタリングポスト)

貝殻を渡した後副園長先生からお話を聞きました。放射能の影響で入園してから一度も外で運動会をしたことがない園児たちもいたということが分かりました。福島県の公共施設にはモニタリングポストがけどほかの県ににはなくて福島県独特の異常な光景だという話を聞きました。印象に残ったことは園児たちにどの位被ばくしたかを測るガラスバッチという線量計を渡すときに子供たちはメダルを貰ったと喜んでいたそうでこれも異常な光景だとおっしゃられていました。
(除染された木)

そのあとアルゴ幼稚舎保育園に行きました。そこで、宮崎県三股町出身で経営に携わっていられる山本さんに話を聞きました。震災当時、皆が車で避難しようとしたため郡山市などでは給油制限があったそうで山本さんは一番ガソリンが残っていたバスで実家のある宮崎まで避難されたそうです。宮崎ではテレビ局に呼びかけて救援物資をバスいっぱいに詰め込んで被災地に戻り配られた
そうです。
 
現在は給食の線量測定をされているそうです。時間がたつにつれて放射能のことを気にされる保護者の数は減っていると聞き放射能のことを気にし続けることは非常にストレスになるということを改めて実感しました。
その次にPEPkids郡山に行きました。子供たちの運動不足を解消するための施設で室内に砂場やランニングコースなどがあり子供たちが楽しく安全に楽しめるよう工夫されていました。




文責:宮崎大学1年 井上翔

  宮崎の海で木花保育園の子たちと集めた貝殻と砂を、安積幼稚園に持っていきました。貝殻を初めて触る子も多く、「大きい」や「きれい」などの声を聞くことができました。図鑑で貝殻を探している子もいて、子どもの好奇心はすごいと思いました。子どもたちの笑顔を見ることができたのは嬉しかったのですが、宮崎なら貝殻を触ることは普通だし、幼稚園にモニタリングポストという放射線量を測る機械もありません。福島には今も尚、放射能で苦しむ人がいることを再認識しました。
(貝殻で遊ぶ子どもたち)
  次に、アルゴ幼稚舎保育園で話を聞きました。園長先生は、震災が起きたとき自分が園の子たちを守らなきゃという思いのもと、出身地である宮崎県まで来て救援物資を持って福島に帰ったそうです。自身は、普段はしっかりしていないけどあの時は責任感や使命感があったとおっしゃっていました。。なんとかしなきゃ、誰かを守りたいと思う人はたくさんいます。しかし、実際に行動する人は本当にすごいし勇気ある人だと思います。私も福島を支援したいと思いますが、具体的に何をすれば良いのかは明確には分かりません。自分にできること、力になりたいという思いを行動で示したいです。 
 (アルゴ幼稚舎保育所での話

PEP Kids Koriyamaでは屋内に遊びの場が提供されており、たくさんの遊具や砂場で元気に遊ぶ子どもたちを見ることができました。放射能が気になって外遊びが制限されている子どもたちにとって、運動不足解消やストレス発散するためにとても良い場所だと思いました。お母さんたちを始めとする保護者の皆さんも子どもの遊ぶ姿をカメラにおさめたり、子どもの笑顔を見れてとても嬉しそうでした。  
 (PEP Kids Koriyama)

 本日は多くの子どもたちの笑顔を見ることができた一日でした。宮崎だったら当たり前のことが福島ではできない状況にあります。こういう笑顔もいつまでも見ていたいし、守っていきたいと思いました。


文責:宮崎学園短期大学 田代茜
 初めに、郡山にある安積幼稚園に貝がらを届けに行きました。子どもたちが貝がらを見ながら、図鑑でこれかな?といいながら集めたり、砂浜の砂を触って「さらさら~」と初めて触る砂に喜ぶ姿が印象的でした。私がこの幼稚園の服園長先生に聞いてもっとも印象的だったのは未だにガラスバッチという個人線量計を任意で持っている方がいる。子どもたちは、そのガラスバッチをメダルをもらったといい喜んでいる。また、幼稚園の中にモニタリングポストがあったり、子どもたちが放射線物質に触れないために木の幹を剥がしてあったりしていたことです。このような様子は、福島でしか見れない異様な光景だと思いました。
(安積幼稚園の子どもたちの集合写真)

次にペップキッズ郡山に行きました。ここは、原発事故の影響で、外遊びが制限されているため普段外で遊べるような砂場や滑り台などが室内にあります。これらはすべて無料で遊ぶことができます。このように無料で、たくさんの遊びができるという施設も宮崎や他県ではないものだと感じました。また、そこにはたくさんの方が来ていて、まだまだ福島県の子どもを持つ保護者からのニーズはあるんだなと思いました。
(遊具で遊ぶ子どもたち)

きょうは、宮崎では見られないような光景をたくさん見ることができました。この様子を見ていて室内でしかあまり遊ぶことができないということはあまりにも窮屈な生活をされているのだなと思いました。また、保護者の方にもリフレッシュしていただく仏ようがあるなとも感じました。

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