2014年9月27日土曜日

東北ボランティア2014夏 11日目

文責 宮崎公立大:むっちゃん
お世話になった福島市の笹谷東仮設住宅を出発し、宮城県にむかいました。
朝早い出発にもかかわらず、みなさん温かく見送ってくださいました。

宮城県では、海沿いの視察をしました。
カキの漁師さんや、ホヤの漁師さんのお話を伺うことができました。ホヤを出荷するには3年かかるそうで、今年が震災後初めての出荷ということでした。
また、「なんとかしないと、核のゴミ箱になってしまう」という漁師さんの声が、原発事故の被害の重大さを物語っていました。
事故の影響は、人間だけが受けるわけではありません。海にすむ動物、森にすむ動物、植物、水、全てのものに影響を与えます。
漁師さんがホヤを出荷するまでに、多くの苦労と努力があったことがうかがえました。





文責:宮崎大学 遠矢聖仁
今日から宮城の石巻に入りました。
ピースボートの方に付き添っていただき、お話を伺いながら回りました。
女川町など海岸沿いに面した津波の被害を直に受けた地域では、
倒壊した建物がそのまま残してあるなど、視覚的にも分かる程の傷跡も見られました。
しかし泥出しは見た所ほぼ終わっていて、中にはより住みやすい町づくりを進めている所もあり、被災地だとは思えない程の復興の進み具合に驚きました。
何よりそこに住んでいる商店街の人や漁師さんの間に活気が溢れていました。
比べてはいけないと分かっていても、福島の現状を思い出してそのギャップに驚きました。
原発の事故が起こってしまったことで立ち入りが制限されたため復興は遅れ、
放射能という障害が皆を同じ方向へまとめることを弊害しているのだと改めて思いました。

夜にはコスモスの家という施設へ行き、震災直後に東京から来たボランティアの代表の方のお話を聞きました。
その一帯もガレキや津波の漂流物で溢れていたという話からは想像できない程きれいになっていました。
しかし、中々みんなが同じ方向を向いて復興に臨めていないという現在の状況等を聞き、
福島宮城に関係なく、目に見えていない所で抱えている問題や、求められるニーズの違いを感じました。

また、現在ではコミュニティーの回復に尽力されていましたが、
どんな被災地でも外の人間がいなければ成り立たないということではダメで、
いずれは地元の方々が立ち上がり元気にして行かなければならず、
これから先もずっとここにいるつもりはないとおっしゃっていました。
とは言いつつも2週間で帰るつもりが三年以上も住み着いてしまっている原さんに
地域の方々からの愛着と必要度の大きさを感じていました。







文責:宮崎大学 川島美咲
今日は福島をでて宮城県石巻市へ。
ピースボートさんの宿泊施設にお邪魔しました。
日和山、渡利、雄勝、女川の漁村を視察して感じた事は、福島に比べて復興が進んでいるということです。福島の復興が遅れていると言った方が正しいのかもしれません。沿岸部はかさ上げ工事の途中ですが、商店街などは活気に満ちていました。
視察にはスウェーデンから来たジャーナリストの方にも同行していただき、少しだけお話しできました。
夕方には、コスモスの家に行きました。
震災後にできたもので、長期休みには小学生たちがたくさん遊びにきているそうです。今日は時間が少し遅く、子どもたちには会えませんでした。
石巻市のゆるキャラグッズや被災された方が作っているアクセサリーも販売されていて、とてもアットホームな雰囲気でした。
みんなで食べた晩ご飯、とても美味しかったです。






文責:田中亮佑

今日は石巻での一日。石巻の復興がどのように進んでいるのかを現場を回りながら、ピー スボートの山元さんの説明を聞きました。震災当時、何度もテレビで石巻の様子は放送さ れていたので、私自身どのような姿をしているのか関心がありました。海沿いは、閑散と していたものの、商店街などはきれいに整備されていました。また、漁業も操業しており、 福島との復興の違いも感じました。



夕方に訪れた住民のコミュニティスペース「コスモスの家」では、震災直後の様子を聞き ました。住民が力を合わせて、復興していく姿に感動を覚えました。日本ではいつ、どこ で地震が起こるかわかりません。これらの被災体験を学ぶことで、私たちが住む街でも生 かしていきたいと思います。また、今回のボランティアツアーで今でも東北の支援を続け る多くの方に出会うことができました。震災の記憶は忘れられつつあります。しかし、こ れからも私たちは震災を忘れることなく、被災者の声に耳を傾け続けなければならないと 感じました。








追伸:小玉直也
福島から久しぶりに石巻へ入りました。ピースボートのヤマゲンの案内で市内から沿岸部を半日かけてまわり、地域の人の声、特に漁師たちの声を聞かせてもらいました。

夕方からは、BIG UPの原ちゃんとも再会できていろんな話しが盛り上がりましたね。

各地で復興とはほど遠い現地の人たちの声、一方で少しずつ復興していってボランティアに助けられていますというメッセージも多く聞けました。

震災直後のガレキや車、家などは片付けられ、ほぼ更地状態になり、津波対策のかさ上げや町づくりへ向けた計画があるそうです。
2011年の石巻を思い出し、変わりゆく景色を見ながら月日とともに一歩一歩前に進んでいるのを実感しました。

そして、現地で3年以上、支援を続けているみなさんに再会して、直後から変わりゆく住民たちのニーズに応える活動を聞き、本気で頑張っている熱い思いが伝わり、応援したいと強く思いました。

福島と石巻それぞれ場所は違えど2011年からスタートしたお互いの活動にエールを送りながらの石巻でした。

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