2014年9月23日火曜日

東北ボランティア2014夏 10日目

文責:宮崎大学 みさき
今日は福島市を中心に活動しました。
午前中は仮置き場の視察をして、笹谷東仮設の皆さんとパステルアートに挑戦。
お昼は「福島の子どもたち宮崎に来んねキャンプ!」の参加者のみなさんと一緒にお食事をしました。
昨年度の映像を何度もみてきたので、初対面にも関わらず、「うわー!大きくなったね!」と言ってしまいました。
子どもたちも積極的に話しかけてくれて、小さな妹や弟ができたような気分になり楽しい時間を過ごせました。
その後、福島大学で災害ボランティアセンターでお話を伺いました。
2011年3月14日に福島大学が避難所として始動して以来、様々な支援活動を行っている団体です。現在登録者数が380名ほどいて、38名のマネージャーが中心となって活動しています。
地元ならではの企画や組織の運営など、目からうろこ!なお話ばかりでした。宮崎大学アースウォーカーズのこれからの活動にも活かしていきたいです。個人的には、今回のボランティアに来て初めて同い年の学生に出会えた事がとても嬉しかったです。
福島に来て、たくさんの人に出会いました。毎日がとても充実していて、あまりお話しできなかった方もいますが、この出会いを大切にしたいです。







文責:宮崎大学 せいじ
今日は「福島の子どもたち宮崎に来んねキャンプ」に参加してくれた4組の親子と再会しました。
約半年会っていなかったのに、名前まで覚えていてくれた子たちもいて、懐かしさと嬉しさがこみ上げてきました。
みんなで来んねキャンプのDVD鑑賞もしました。今までも何度も見ていたのですが、
やはり本人たちと見ると思い出話に花が咲き、素敵なひとときを過ごせました。
この数日の間に、他に2組の親子とも再会できたのですが、企画で宮崎に呼んだ子どもの成長した姿を見れる点でも、福島に来たことの貴重さを感じます。
福島大学の学生団体「災害ボランティアセンター」で東日本大震災直後に活動を始めた経緯から今日にいたる報告を聞きました。
ボラセンでは40名近くがマネージャーという形で企画班や活動資金班などの部局に所属し中心を担っていて、
実際ボランティアに参加しているメーリングリストの登録者は400人近くにもなり、その規模の大きさとしっかりした組織形態に驚きました。
また部長に当たるゼネラルマネージャーという役割の人が3人いて、そのうち1人は下の学年から選出されるということで、
学年を問わずにやる気のある人が積極的に関わっていけることが、学生団体には必要だと感じました。
夜には、来んねキャンプ、サマキャンに参加された福大生に加え、
米沢プロジェクトにも第一回から関わってくださっている山形大学の学生も一緒にご飯を食べました。
企画が終わった後も、学生同士で腹を割って話す機会等を儲けて行くことが、
『福島の子どもたちの笑顔を作る』というような同じ方向を向いて活動している学生として、お互いの意識を高め合ったり、今後何か一緒に企画してやっていくというようなことに繋がれば良いと思います。






文責 宮崎公立大:むっちゃん
午前中、福島市の視察に行きました。
福島税務署のすぐ隣には、放射性物質の仮置き場があります。
仮設住宅や、中学校・高校からわずか数十メートルという近さです。
黒い袋が山積みになっており、私たちが視察している最中もクレーンで次々に袋が積み重ねられていました。仮置き場の周囲には囲いがありますが、すでにその高さを超え、外からも見えていました。この様子を見て、恐ろしく感じました。
税務署で線量を測ってみると、0.11μ㏜/h。
なぜ、住民のいる街中に仮置き場を作ったのでしょうか。
除染は放射線の影響を小さくするために行われるはずなのに、取り除いた放射性物質の仮置き場は人々の生活のそばにあります。
自分の住むすぐ近くに危険なものがあるという、不安や恐怖、怒り。
仮設住宅に住む方や、周辺の中学生・高校生は大きなストレスを感じながら生活されていると思います。
こんな所に仮置き場があることを知り、許せない気持ちになりました。







追伸:小玉直也

10日目のこの日は福島市内をめぐるコース。
最初に放射性物質の仮置き場の視察。その後、福島市役所の除染プラザに行って市の担当者が除染は進んでいて大丈夫だと言う話しを聞き、またギャップを感じる。
それから仮設住宅の方の話しを聞き、ランチでは子育て中のお母さんたち4人の話しを聞き、福島大学の学生たちの話しを聞いてきた。
大切なのは、安全だという行政や東電の意見も聞くし、不安に思っている住民や農家、漁師などの声も聞く事だと思う。
多くの福島見学ツアーでは安全だ、風評被害だという市役所や東電の人の話ししか聞かないコースが多いのは本当に残念である。

9/11付けの福島民報新聞の福島県民のアンケートによると、子どもたちの飲み水などに全く気にしないと応えた人がわずか13.6%。食品で産地を全く気にしないという人はわずか7.4%という結果でした。
数年前の宮崎の口蹄疫や鳥インフルエンザでの風評被害と大きく異なるのは、人体に影響を与えるかどうかも大きな一つと思います。

福島では、チェルノブイリでも問題になった、小児甲状腺ガンの疑いが2年目に50人台、3年目に80人台、そして今回4年目でとうとう100人台の子どもたちが苦しんでいる。
東電の主張する原発事故との因果関係は無いという論理は統計学上も医学上もあり得ないと思う。
つまり、実際、病気になっていく子どもたちが増え、その事実を隠ぺいする事により、我が子を守りたいという親たちが、産地や水道水に不安になるのは当然である。
これは、風評被害ではなく、実害がある事は火を見るより明らかです。


ぜひ、そんな福島の子どもたちのサポートを継続して行くためにも、アースウォーカーズのワンコインマンスリーサポーターへのご協力よろしくお願いします。

読んでいただいてありがとうございます。

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