アースウォーカーズでは東日本大震災と原発事故にみまわれた福島の18歳以下の子どもたちの支援をしています。
そんな中、福島の高校生6人が、福島市で出発式をしてドイツに向かいました。
出発式では高校生たちが準備してきた英語でのスピーチを発表し、それぞれの感じている福島を伝えました。
福島の桃やリンゴや素敵なフルーツを紹介したい高校生や警戒区域となっている双葉町を伝える高校生、事故後給食が不安でお弁当をもっていって先生や生徒との関係が辛かった高校生、いろいろな福島が見えてくるスピーチとなりました。
もしお時間ある方は下記から高校生たちのスピーチが聞けるのでぜひ。
https://youtu.be/6U9yMhN6HRo
さて、高校生たちは東京に移動し、明日の出発へ向け眠りにつきました。
以下は高校生のレポートです。
渡邊 有陽
1日目
主な訪問先:アオウゼ、ホテルサニー
今日は出発式だった。何度も練習したスピーチを初めて大勢の人の前で発表した。練習の時に、「ただ読んでいるのはスピーチではない」と指摘を頂いた。今日のスピーチは、指摘して頂いた言葉そのままだった。その為、沢山の課題が見つかった。①まず暗記をする。②区切りを入れる。③代表としての自覚を持つ。
大きく分けて、この3つの課題だ。移動時間を活用して後悔のないスピーチを作り上げる。
5人のスピーチ、自己紹介を聞いて、大きな刺激を受けた。東日本大震災、原発事故による苦しみ、そこから得た夢。同年代にも関わらず、自分の考えが芯としてあること、その芯を、言葉として表現する姿は尊敬だ。米本君の言葉で、「ドイツに参加する皆は、本気で、僕もその環境で何かに本気になっていきたい」という言葉が心に残っている。今回参加する6人は、選ばれてここに居る。多くの応募者が作文審査で落選し、またコロナ禍ということもあり、辞退した者もいる。涙した人がいて、私たち6人はドイツに行くことができた。今回、行けない人に胸を張って成長を見せることができるよう「本気」で過ごしていく。
今回、無事に出発式を終えることができたのも、様々なことを支援してくれた家族、支援してくれた企業さん、アースウォーカーズに関わる全ての方々、そして小玉さんのお陰です。明日から、「本気」で新しい自分を見つけに行こうと思います。
若林 優里奈
1日目
主な訪問先:アオウゼで出発式
出発式前は緊張しすぎてみんなになかなか話しかけに行くことができず、みんなと仲良くなれるか、という不安があった。でもそれ以上に、ちゃんとスピーチできるか、ちゃんと歌を歌えるか、という不安が大きかった。私の発表は4番目だった。前の3人が発表している時、私は緊張しすぎて、とにかくこの緊張を抑えることに必死で他に何も考えられなかった。どうすればこの緊張を抑えられるか、いっぱい考えた。深呼吸してみたり、保護者方を野菜だと思ってみたり、そして最終的に考え着いた答えがみんなのスピーチを聞くことだった。私は英語が得意なわけではないので分からない文章もいくつかあったが知っている単語単語をつなげて理解した。私と全然違う体験をした人やいろんな考えを持っている人がいるんだなあと驚きの反面、新しい考え方との出会いに少し興味を持った。そして自分のターンが来て、声を震わせながらも最後まで読み切ることができてよかった。スピーチ中は、とにかく私の思いが伝わって欲しい、という一心で他には何も考えていなかった。中にはうなずきながら聞いてくださった方もいて、そのような反応はとてもスピーチをしやすくさせてくれた。スピーチが終わると、それまでの緊張が嘘のようにふっとんだ。そして最後に日本語で決意表明を語った。みんなすごくしっかりしていて、私もあんなにまともなことが言えるか心配だった。私のターンが来て、初めの方はしっかりたんたんと話すことができていたが、後半になるにつれて少しずつ震災当時のことや、いろいろな思い出してしまい、涙ぐんでしまったり、つっかえたりしてしまった。しかし、その後、横尾先生に「感動した」と言っていただき、とても嬉しかった。両親にも「良かったよ」と言われ、普段とは違う一面を見せることができたと思う。
谷 聖彩
1日目
主な訪問先:福島駅・ホテル
今日は初めて参加者の方と会い第一回目のスピーチを行いました。私は自分の英語の発音だったりスピーチの仕方に自信が無くて、とても緊張したし不安だったけれど伝えたい部分を強調し、オーディエンスの目を見ながらできるよう心がけました。実際に人を目の前にして行ったのは初めてだったので緊張して練習通りにできなかったことがとても悔しかったです。人に伝えることの難しさを改めて実感しました。毎日、練習しながらもっとより良いスピーチができるよう見つめ直してドイツの人にも自分の伝えたいことが伝えられ、それにきっかけにコミュケーションを取ったり様々な交流につなげていきたいです。そして中々海外の方にスピーチを聞いてもらう機会は無いので一回一回を大切にして自分からチャンスをつかみに行きたいです。
また、間違えて東京駅へ行ってしまった時にみんなで上野行きの電車を調べて乗ることができました。ドイツに行けば言語も違うためたくさん迷ったり悩む機会があると思います。そんな時だからこそお互い助け合って思いやって行動していきたいです。
この2週間は全てが私にとって初めての体験だし人生のターニングポイントになると言っても過言ではないほど、濃い時間になると思います。一つ一つの感情や学んだ知識を日本に戻って還元できるよう、主体的に学び国際交流を深めていきたいです。そしてドイツでできた「つながり」をずっとずっと大切にしていきたいです。2週間よろしくお願いします。
米本 響
1日目
主な訪問先:アオウゼ・東京
‘My name is Hibiki Yonemoto’ 今回の研修は英語のスピーチから始まりました。1回目の発表ということで緊張とぎこちなさが隠しきれませんでした。今日の反省点はしっかりと解決した上で次の発表に臨みたいと思います。2週間の中でどれだけ成長できるか自分を試したいと考えています。
出発式にはたくさんの保護者の方がいらっしゃいました。その光景を見ることで私達は数多くの支援のおかげでプロジェクトに参加できていることを改めて感じました。
保護者、アースウォーカーズ、それから協力してくれている多くの人に感謝しています。ありがとうございます。帰国後すぐに皆様に学んだことを還元することは難しいかもしれませんが、研修の中で社会に還元するためのアプローチを見つけたいと思います。
今回の研修の目標は主に2つです。
1つ目は自分の想いをしっかりと言葉で表現することです。
未だに意見や考えを発言することに抵抗を感じるときがあります。「伝える」という基本的な行動を見つめ直し、レベルアップしたいです。
2つ目は対応力の強化です。今回初めての経験が多いので失敗も多く経験することになると考えられます。
その際に、慌てずに対処するための冷静さを大切にしたいと思います。また突発的に発生するであろうトラブルに対しても同様にして、自分の経験値を溜めていきたいです。
あとは最大限に楽しむことをモットーにしてプロジェクトに臨みます。
酒井 菜々子
1日目
主な訪問先:東京
<出発式について> まず、スピーチは40点ぐらいです。
緊張で何も覚えていないので改善点がわからないのがいちばんの改善点です。きっと早口でした。
その他のこと(話を聞いたりドイツ語ちょっと話したりとか)はそれなりでした。全員の顔と名前が一致しましたし、みんなフレンドリーなのですぐ仲良くなれそうになと期待しています。ただみんなの志の高さに驚きです。私は自分の考えとか夢とかを言葉で表現するのが苦手なので、みんなといっしょにいることで得るものが多いかもとワクワクです。
<〜東京について> まさか初日からみんなに迷惑かけるとは自分でもさすがに思ってなかったので驚きつつ、みなさん本当にすみませんでした、、、ボーっとしているのは良くないなと改めて思いました。今日(8/4)からはシャキっと!行きたいと思います!!
今回の研修を通して、言語や主体性の取得はもちろん、このメンバーや支援してくださる方とのつながりを大切にしたいなと思いました。目標は、関わる人すべてと連絡先を交換して、10年後もお友達でいることです!!実りのある初日となりました。ここから2週間、楽しいこともつらい事も、このメンバーならのりこえられそうな気がします。ケガせずコロナにかからず無事帰ってこられるように頑張ります!!!
渡邊 まお
1日目
主な訪問先:アオウゼ、ホテルサニー
今日は一緒に参加するメンバーと初めて直接の顔合わせをした。出発式に参加する前からスピーチの不安が大きかった。
練習では、抑揚をつけられずに苦戦した。そして今日、初めて人前でスピーチを行った。緊張がすごかったが、まずは声を大きく出すことを意識した。リモートでの練習よりも声を遠くに出すことはできたが、まだ不安げにスピーチをしてしまう。原稿を読むのではなく、「伝える」という点に集中し、もっと堂々とスピーチをしたい。
私は、このプログラムに「人見知りを直し、自分の意見を伝えられるようになりたい」という目的で参加した。人前で発表をしたり、自分から友達に話しかけたりすることが苦手だ。今までも、できるだけ避けてきた。しかし、今日の出発式の前に行ったスピーチ練習は、一番最初に手を挙げた。他の人からしたら、何もないことと思うが、私の中では少し成長できた自分だった。今回のプログラムでは、このような小さなことでも、「自分から」ということを意識したい。「空気を読む」というのは日本だけなので、「どうしてそう思うのか」「自分はこうしたい」と1つ1つ表現できる人間になりたい。そして、他のメンバーのスピーチを聞いて表現の仕方や声のトーン、表情など多くのことを学んだ。
自分のスピーチにも、どんどん取り入れ、2週間が終わるころには別人のようなスピーチができるようにする。
初めてのことだらけで、不安もたくさんあるけど、それを表に出さずにまずは出来る自分を演じて、演じた自分が本当の自分にしていきたい。このプログラムに参加させてくれた両親への感謝も忘れず、成長した私で恩返しをしたい。
これから帰国するまで、高校生たちのレポートを楽しんでいただき、コメントや「👍」待ってます。
また高校生たちの感想をコメントにアップしていくので、お手すきの人は文字起こしを手伝ってほしいのでコメントかメッセージ待ってます。
帰国報告会は19日(金)14:00〜と18:30〜池袋の豊島区民センターで2ラウンドの報告会
福島に移動して20日(土)15:00〜福島市のアオウゼで報告会です。
ぜひ、会場に足を運んでいただき高校生たちの成長をご覧ください。
NPO法人アースウォーカーズ
代表理事:小玉直也
090-8301-1123
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