文責:川野 加筆:小玉
今日はデュイスブルグの高校を訪問。
待ち合わせのデュイスブルグ駅まで20分かけて移動して朝食も取るので6:45に集合して出発。
前日バディーになったペアで5つの高校に6組が分かれて授業に参加。その1組に参加してみました。
デュイスブルク駅からバスで40分ぐらいかけて、学校に行きました。
授業の開始は9:10からで、いつもみんな開始10分前には着席して、リラックスして話してるから9時には教室に行くことに。9時まではあたりの公園を散歩したりして、ゆっくり過ごしました。
1限は英語クラス。ある一枚の紙にイラストが複数描かれていて、それについてとなりの席の生徒と英語で自由に話すというもの。それが終わった後は、先生に挙手して話したことを報告するのですが、みんな一目散に手を挙げて自分たちのお話を英語でします。もちろん中にはおとなしい生徒もいて、挙手を引っ込める生徒もいましたが、基本的には自分が発表するまでずっと手を上げている感じ。
福島の高校生も手をあげ授業に参加して思いを語っていました。英語に関しても、普通に言いたいこと意味が伝わり、普段から英語を話し慣れてる様子がわかりました。どうして今でも英語力は充分なのに、この英語クラスがあるのと聞いたら、やっぱり将来、ヨーロッパを行き来する時に英語は必要で仕事でも必要だからと答えが返ってきました。
2限目はゾンビドッチボール。少し狭い体育館ホールに20人以上の生徒が散り、ボールを4-5個渡され、場所関係なしのドッチボールします。でかい男子生徒が距離関係なしに女子生徒にも、力強いボールを投げるのにはかなりびっくりしましたが、逃げ回っている女子生徒も楽しそう。
そしてみんなボールを投げて当たらなかったときは「シャイセ」という汚いドイツ語で悔しさを表現していました。
訪問した学校の授業を一緒に受けるのですが、ドイツの高校では大学のように受けたい授業を選択するしくみで、空きコマの時間は割と自由で、バディーの高校生たちとショッピングしたり公園でくつろいだり楽しんでいる時間が多かったのも印象的でした。
あと、一人一人が教科書を持っていなくて、図書館にある教科書を授業の際に借りて学ぶシステム。確かにみんなでシェアして活用するシステムは興味深かった。
授業の一環として福島の高校生のスピーチにドイツの高校生たちも参加しました。
一人ずつ質問タイムとなり、バディーの高校生が感想を延べるという流れで進み、あっという間の2時間が過ぎました。
高校生たちのスピーチは日増しに上達して行っているのが手にとるようにわかります。
スピーチした内容がドイツの高校生に伝わっていてとても嬉しかった。と何人もの高校生から感想が出されました。
徐々に完成度が上がってきた高校生たちのスピーチとなりました。
私が衝撃を受けたのが、日本語教師の松尾先生の授業!
ドイツでは10歳日本で言うと小学校5年生の頃に大学に行くコースにするか、手に職をつけるコースに行くか決めていく。
その10歳の子どもたちに初めての日本語の授業。日本の小学生にドイツ語を教えるってイメージでしょう?それは難しいと思っていたのですが流石この道のプロ。
子どもたちとコミュニケーションを取りながら日本語に触れ挨拶を覚えていく。
さらに、もう一つはclubhouseでこのコロナ禍での2年何度か話す機会があったMatsu Hiroさんが今回初めてサポートしてくれているのだが、娘さんのみゆさんが高校生のスピーチの後の質疑応答で独日の通訳に初挑戦。めっちゃ助かりました。
以下は高校生の感想レポートです。
谷聖彩 9日目 学校
今日は初めてドイツの学校へ行き、パートナーの子と1日すごしました。WiFiが無いので翻訳にも頼れないし、英語ではなくドイツ語で授業が進めと聞いていたのでとても不安でした。ですがパートナーの2人の女の子がわかりやすい英語で話しかけてくれ会話が成立して嬉しかったと、その子の友達とも仲良くなることができて良かったです。1時限目は授業ではなくクラスのみんなで図書室に行きました。同じ本が何冊も重なっていて、1人ずつとっていっていたので「何をしてるの?」と英語で質問したら「今日は新学期でこれから使う教科書を借りている。ドイツでは教科書は買わない」と教えてもらい、教科書に対する環境、意識の差を感じました。2~4時限目は英語、社会学、哲学の授業をそれぞれ受けました。言語がよくわからなく授業にはついていけませんでしたが、英語の授業の時に一度発言することができて良かったです。哲学の授業ではゆうひちゃんと同じクラスになりました。目の前でねてて2回くらい注意されていて目をつけられていましたがそれが盛大に面白かったです。放課後はゆうひちゃんとパートナーとその友達と一緒にショッピングに行きました。おすすめのお店を5店舗教えてもらいその中の1つのお店でみんなでおそろいの線のかにのキーホルダーを買いました。外国人のセンスって面白いなあと思いました笑 明日は2時限目と3時限目が授業がないためピザを食べる約束をしました。とっっっっっても楽しみです。
放課後行ったスピーチでは質疑応答でドイツの高校生が脱原発に対する考えを話してくれました。ドイツに来てしてみたかったことなので意見交換ができて嬉しかったし、とても共感できる場面もありました。明日も楽しみです。
若林優里奈 9日目 Mercator学校、スピーチ
9日目は主にパートナーの子とそれぞれの学校での活動だった。私のパートナーのナヴィーナはとても優しくて面白くてかわいい子だった。ナヴィーナの親戚が日本人らしくて、日本語がとても上手だった。ナヴィーナは始業式で歌を披露していた。歌声がとてもきれいだったし歌った「imagine」というジョンレノンの曲は私も前から好きな曲だったので、とても感動して鳥肌がたった。また、ナヴィーナは友達が多く、私もナヴィーナの友達とすぐに仲良くなることができた。Vordanはシャイだけど話すととても面白くて、何よりとても優しかった。教科書を見せてくれて「今ここだよ」と指で示してくれた。Mathisは第一印象は少し怖かったけど、実際はとても明るくて面白くて、すぐに仲良くなれた。彼は日本語がとても上手で漢字がとても上手だった。Ouassimは席が少し離れていて少ししか話せなかったけどとても頭が良くて真面目で、頼れるお兄ちゃん的な存在だった。Zaraはとっても美人でおしゃれで、お姉さん感があった。ぜひとも彼女にかわいいアクセサリー屋さんを教えてもらいたい。そのあとにお昼を食べた。バケットというパンをナヴィーナにごちそうしてもらった。とってもとってもおいしかった。スピーチではナヴィーナが「鳥肌がたった。」という感想をしてくれて、とても嬉しかった。他のメンバーのスピーチに対する感想もとても意味が深くて自分が一方的にスピーチをするだけでなく、感想を聞くのもありだと思った。
I hope I will have a nice time with them.
酒井菜々子 9日目 学校、スピーチ
まず今日の一大イベント、学校に行きました。みんなそれぞれ違う学校で違う授業を受けることにだいぶ不安はありましたが、とりあえずチャレンジの精神(ドイツ来てからの成長)で頑張りました。しかし、1秒も勉強していないドイツ語で専門的な話をされてもふつうに分かりませんでした。1時間も。しかしドイツの学校の仕組み(暑いと休みになったり、途中でフリータイムがあったり )を知れたり、そのフリータイムにラウラやそのお友達とお散歩できたので、自分の英語力ののびに感動しました。ほぼ聞き返さず2.3語ですが文を作って返すことができたのです。すごいいい。
スピーチ会ですが100点中62点です。緊張はしていなかったものの、なぜか早口になってしまい、少し申し訳ないです。しかし、バディのラウラだけでなく、イケメンくん(名前聞き忘れたのが唯一の後悔)が感想(考え?)を伝えてくれて、とても嬉しかったです。大した返事ができなくてごめんなさい。
明日は今日より朝が早い上に、更にきついスケジュールが待っている気が…自分の身体を休め?精一杯明日のスピーチも頑張りたいと思います。
I can do it
渡部まお 9日目 学校
今日は案内の係だったので案内した。移動での案内ははじめてだったので、ドキドキだった。それから、ミランとトュガーに会って学校につれていってもらった。最初からみんなお真逆の方向だったので不安だったけど、2人とも話しかけてくれて安心した。話しかけてくれるのはうれしかったけど、何言ってるか分からなくて申し訳なかった。
ミランとトュガーの授業が別だったのでミランと一緒に行動しま。朝から2人の友達がみんな集合してた。何話してるのは分からないけど、いるだけで楽しかったしらイケメン勢ぞろいでした。サッカーのTシャツを来ている子は目が合ったらニコッとしてくれて、もう一人の子は話しかけてくれて、日本語で「大きな栗の木の下で」を歌ってくれた。1時間目は美術の授業だった。何言ってるか分からなかった。2時間目はフリーだったので公園に行ったり、街中を案内してくれた。何人か友達がいっしょに行ったり離れたりしたけど、楽しかった。3時間目に数学で微分のけいさんをした。日本で習ったやり方とは違ったけど何となく分かった。2時間目の授業を受けて思ったことは、みんなが先生の話中でも手を挙げ続けたり、数学も分からなかったら聞いて、解説を待っていないのが日本と違うということ。
放課後には、ジムに連れて行ってもらった。少し運動したかっただけだけどらガチの筋トレをした。やり方とかも詳しく教えてくれた。1時間腕の筋トレだけだったので、もう腕がパンパンです。だけど、ずっとしたかった運動ができてリフレッシュできたので良かった。
米本響 9日目
主な訪問先:高校、ギムナジウム
今日は初めて、一日の大半を英語のみで生活しました。バスティが簡単な英語を使ってくれたこともあり、しっかりとしたコミュニケーションをとることができました。1つ目の授業は英語でした。
授業中は先生も生徒も英語だけで会話していました。
日本の(私の高校の)英語の授業との違いは、『話す』ことに特化した授業になっていることです。全ての生徒が英語で自分の考えを表現し、伝えていました。なかには単語の発音がわからず困っている生徒もいましたが、ハッキリと分からないといい、学習していました。
普段から『話す』ということを練習しているから、ドイツでは日常生活で『使える英語』が備わっている人が多いのだと分かりました。
2つ目の授業は体育でした。昨日から楽しみにしていた、待ちに待った授業でした。しかし、生徒と先生でこれからの体育のカリキュラムを一緒に作ろうということになり、授業の8割を話し合いで使いました。残りの2割は、ゾンビゲームというルールの知らないゲームをしました。バスティがルールを説明してくれましたが、よくわからなかったので、筋肉でタンクトップがはち切れそうなマッチョたちの豪速球を命を守るために本能で避けました
授業の後は、3人で公園に行きおしゃべりをしました。英語でジョークを言えるようになったこと、それが伝わったこと、そしてウケたことが嬉しかったです。また、福島についてスピーチした時にバディからの感想が聞けて更に仲良くなれてよかったです!
I like this situation have to use only English!
渡邉有陽 9日目
主な訪問先:高校
初めて高校に行きました。1時間目は数学でした。ドイツ語で何を言っているか分かりませんでした。みんなタブレットを持参して、プラス計算機を用いていました。いい意味で静けさのない授業でした。誰かに合わせることなく挙手して、発表していました。日本にはないので、尊敬でした。
2時間目は美術でした。『暇な時間になっちゃうから散歩しよう!』と先生が配慮してくださいました。30分くらいペアの子と散歩しました。最初はなかなか会話を続けるのが大変でした。でも、ペアの子が本当に優しくて、わかりやすい英語を用いて話してくれました。何度聞き直しても、何度も優しく教えてくれて、本当に大好きです!
3時間目はフリータイムでした。『近くのコーヒー屋さんに行こう!』とペアの子が言いました。それで近くのカフェに入りましたが、苦いコーヒーしかありませんでした。
『苦いのは苦手です。』と言ったら、『スーパーに行こう!』と言ってくれて一緒に行きました!
4時間目は哲学でした。『人間はなぜ生きるのか。』について、話し合いました。何を言っているのか分かりませんでしたが、授業中にペアの子が私の名前をひらがなで書いて見せてくれました!嬉しかったです。
放課後、せいあ達と買い物に行きました。お揃いの緑のカニを買いました。
I love everyone!
I'm looking forward to free time tomorrow.
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