2018年3月3日土曜日

被災地ボランティア @福島 1日目

文責:浦郷一哉
 福島市の災害公営復興住宅で福島大学災害ボランティアセンターの方々と一緒に焼きそばと地鶏の炊き出しを行いました。この日は天気も良く,多くの人が集まってくださいました。

宮崎の地鶏は好評でたくさん食べてくださいました。現地の方々との交流は初めてで,緊張していましたが皆さんとても親切で様々なことを話してくださいました。「仮設住宅は狭くて歩く機会が減り,足が悪くなってしまった」,「仮設住宅は壁が薄く隣の音が聞こえるため,気を使って生活していた」など,様々なお話を聞くことができました。震災前と直後の写真を見せていただいたのですが,津波により変わり果ててしまった街の姿に衝撃を受けました。


公営住宅への引っ越しは始まって間もないため,自治体や地域の消防団の運営方法,バスが通る時間,除雪作業なども話し合われていました。この場で初めて知り合った方々もいたようで名前を尋ねたりもしていました。新たなコミュニティ形成の手助けをするためにこのような活動を継続する必要があると感じました。




炊き出しの後,福島大学卒業生の神さんからお話を伺いました。神さんは大学1年の時に被災し,福島大学の避難所の運営に携わり災害ボランティアセンターでも活動されていました。震災直後,避難してきた方々は誰も笑っていなかったことが印象的だったそうです。

しかし,運営を工夫し様々なイベントを行うことで,誰もが楽しめる避難所を作ることができたといいます。避難所を閉鎖する際にはお別れ会を行い,まだ出たくないという人もいたそうです。これらはすべて被災者に寄り添って考え行動した結果だと思います。この姿勢を見習い,今後の活動に活かしたいと思います。

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