持続可能な食料・農業・エネルギーに挑戦というテーマで福島県農民連の佐々木さんをゲストにオンライン講座を企画しました。
1993年高校時代に大冷害があり日本中の米が足りなくなりタイから米を輸入してしのいだ年があった。
その時にお米屋さんに殺到し大混乱した年があり、気候や天候によって農作物のダメージが大きく、さらに食料自給率が低い事を意識するようになる。
また、原発事故後、福島の農作物から放射能が検出されるようになり、佐々木さんのご実家の牧場の牛乳も廃棄されていったそうです(写真は飯館村の牛乳の廃棄)
多くの農地で田畑の跡形もなくなる福島に大きなダメージを与えた。
また、その農地に放射性物質をあつめた汚染土を集められ、その様子も農家の心を傷つけていったそうです。
そして、福島の農作物の安全性を確認するために、放射能の測定をほぼ毎日しなければいけない状況が今も続いているそうです。
そのほか様々な農家の方々の苦悩の9年間があった事をにじませる報告でした。
またその農地で市民発電やソーラーシェアリングもスタートし原発事故を教訓にエネルギーを原発に依存しないエネルギーの自立にも一歩踏み出し始めている。
またその農地で市民発電やソーラーシェアリングもスタートし原発事故を教訓にエネルギーを原発に依存しないエネルギーの自立にも一歩踏み出し始めている。
高校生からの質問も、「農業の事情を知らなかったが高校生たちに広げるために講演や農業体験はできますか?」宮崎の高校2年生りなさん。
「多くの家庭が家庭菜園をみんなで始めたら食料自給率が上がるか?」静岡の高校1年生あんなさん。
「福島の原発事故後の木の皮を削ったり除染などの影響はありましたか?」宮崎の高校2年生さえさん。
などの質問にも丁寧に応えてもらい、全ての質疑が終わったのは3時間半後の19:00でした。
非常に有意義な時間が流れていくのを肌で感じながら、今回も無事プロジェクトを終了することができました。
編集:宮崎大学農学部2年 相原直生
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