2017年8月11日金曜日

福島・ドイツ高校生交流プロジェクト11日目 オスナブリュック高校・西村さん学習会

今日はオスナブリュック高校で交流をしました。伊藤光雪さんが代表でスピーチをし、その後、4つのグループに分かれ、それぞれのグループで熱いディスカッションが行われました。原発事故の当事者ではないドイツの学生は、授業で詳しく勉強するという話を伺っていたので、福島の高校生たちが萎縮してしまわないか心配でしたが、この10日間で知識や自分の意見は勿論、少しずつ自信もつけ、白熱した面白いディスカッションでした。
その後、高校の暖房システムや節電を意識した校舎の見学をしました。暖房システムは、木のチップを使用していて、二酸化炭素を結果的に増やさないというシステムでした。日本の校舎はクラスごとにストーブが置いてあり、ほとんどが石油を原料としていますが、この学校の暖房システムは学校全体用に地下で発熱している為、廊下に出た瞬間凍るような思いをしなくていいそうです。笑
効率も良くて地球にも良い、魅力的な暖房システムです。
ユースホステルに帰ってからは、コンサルタントの西村さんのお話を聞きました。再エネの事は勿論、難民についてもお話をしていただきました。物事をたくさんの視点から見る事が大切で、難民についても”受け入れ国が大変”なだけではなく、難民の方々の気持ちも考えることを忘れてはいけないと実感しました。

投稿が遅くなってしまい、申し訳ございません。時間の関係上、高校生の感想・レポート用紙が全て集まっていません。取り急ぎ、手元にある感想・レポートを投稿いたします事も重ねてお詫び申し上げます。

文責 渡部めぐ

福島県立安積高校1年渡部めぐ
高校3日目 西村さんの話
今日はオスナブリュックの学校へ行って、震災や原発についてディスカッションをしました。特に原発については反対の意見を持っている生徒が多かったです。日本では原発について意見を持っていなかったり、お金が絡むために答えが出せなかったりする人居ますがそこが大きな違いだと思いました。また、再エネについても太陽光発電の何が良いかまで考えて再生可能エネルギーの大切さを発言してくれました。再生可能エネルギーが大事でも、何が良いかから考える事はもっと大事だと思いました。
学校の暖房は近くの森の木を伐採してチップにして使っているということで、CO²が増えないという実用的な器具でした。石油を使った場合とコストはあまり変わらないけれど、将来のための投資なら安いもんだと言っていた校長先生の話が印象的でした。
日本では自分の儲けを第一に考える人が多いので、将来の社会のために投資を出来るドイツ人は素敵だなと思いました。
ユースホステルに着いてからはコンサルタントの西村さんのお話を聞きました。参加型の講話で、より考えを深められました。特に自分が使う電力を自分で選ぶということが、バックキャストの考え方の基本であると感じました。未来の視点から何をするべきなのか考えるというのは小さな目標をひとつずつたててクリアしていくことで、方向を見失うことがなく、達成されると思いました。これからの留学は、日々小さな目標やミッションを持って出来ることをひとつずつ増やして行きたいです。
また難民の問題については、わたしはネガティブな意見を持っていましたが、そこでも大事なのは基本的な事で、相手の立場から物事を考えることなのだとあらためて実感しました。
自分の将来を決めるのは今の自分の行動であると思うので、先を見据えた行動をしたいと思います。

尚志高等学校1 八木沢美咲 訪問先:オスナブルクの学校、コンサルタント西村さんの話
今日はオスナブルクの学校へ行きディスカッションや再生可能エネルギーについて学びました。まず歴史の授業ではどのように学習していくのかを説明していました。先生はとても熱心で日本の先生よりも生徒への熱がこもっているなと思いました。ディスカッションでは、ずっと聞きたかったドイツの人が東日本大震災をどう思っているのかを聞きました。やはり怖い、ドイツでも同じことが起きるかもしれないなどの意見が出て怖いというのはやっぱりどこも一緒だと思いました。また、今問題となっている福島の人へのいじめについてどう思うかも聞きました。質問に対してドイツの人は共通の認識としてよくない、そうゆうことはすべきではない、助け合うべきだなどの意見が出ました。このディスカッションを通しドイツの方々にあの地震がどのように見えていたのかがよく分かりました。また私も伝えたいことを伝えられたし聞きたいこともたくさん聞けてこのようなディスカッションの場があることはとても良い経験になるしすばらしいことだなと私は思います。コンサルタントの西村さんの話では再生可能エネルギー、原子力、化石燃料などの長所や短所について知り再生可能エネルギーは重要だと思いました。また最も今進んでいる再生可能エネルギーはバーチャル発電だそうでイラストや分かりやすい説明でバーチャル発電の利点など聞くことができ良い勉強になりました。また難民についても聞くことができ知識が浅かった分たくさんの情報を得られてよかったです。


オスナブルック高校 鈴木ひなた
 今日はオスナブルック高校に行きました。授業は歴史でした。歴史は年代などをただ暗記するのではなく、背景などをその人の気持ちになりきることが大事だということを学びました。高校生との福島原発事故のディスカッションでは高校生からの質問に対して英語でコミュニケーションをとることができなかったが明確に伝えることができました。また、自分から質問することができとてもよい体験になりました。学内再エネ施設見学では実際に太陽光発電、木材チップを燃やして発電するところが見れました。特に木材は永遠にとれるわけではないが近くの使わない木を使っているので環境に良いし、コストもあまりかからないのですごく良い設備だなと思いました。オスナブルクは市で建物の屋上に太陽光、緑化をすることが決められており、良い取り組みだなと思いました。風力電力のフィールドワークでは風力発電が大きくて驚いたのとカルボン地層を見ることができ嬉しかったです。動物園では楽しく学ぶことができました。再生可能エネルギー学習では再エネ、原子力、化石燃料のメリット、デメリットについて改めてくわしく知れました。再エネを進めるにあたり、相手の立場から考える、福島を理解する、気持ちのすれ違いの原因を取り除くことが大事だということが分かりました。バックキャストの考え方を使って今後の行動に活かしていきたいと思います。



8/10 オスナブルック高校 岩崎侑稀
 今日は、オスナブルックの高校へ行きました。オスナブルックの高校ではハノーファーの高校での体験をいかして積極的に話しかけることで、なんとか楽しくやることができました。オスナブルックの高校1日だけだったのでそれほどなかよくなれなかったのが残念でした。ディスカッションは少人数での対話形式でやりました。ドイツの高校生たちと談笑をまじえながら、福島の今についてや、震災や原発事故について真剣な様子で聞いてきました。逆に私がなにかを問いかけると、皆が手を挙げて、しっかりとした意見をいってくれました。全員がしっかりと意見をもっていて日本の高校との違いがよくわかりました。
 その後、学校内の再エネシステムを見てまわりました。1番驚いたのはその規模でした。日本の学校よりもはるかに大きいドイツの高校で、その高校全体をカバーすることができるようなシステムを作っていることは、日本でもこれができるということのあらわれなのではないかと思いました。また、屋根の上にあるソーラーパネルや木製のチップを燃やすボイラーなど、日本の学校でもまねできることなのではないかなと思いました。
 私は、ハノーファー、オスナブルックの高校をみて、なぜドイツではこれほど再生可能エネルギーがこれだけ理解され、しっかりと議論される対象となっているかが、学校教育をみてわかりました。高校楽しかったです。



8/10 オスナブルック高校 緑川果琳
 まず、オスナブルックの高校に行きました。1時限目の授業だけでしたが授業の進め方などの話をしました。授業時間全てを使い、どのように進めていくか、この授業はどのような授業なのか説明を受け、日本ではどのような授業なのかは小学校で説明を受けているだろうからということで、とばすのに、ドイツの高校ではそれをやっていて衝撃を受けました。
 またディスカッションでは、スピーチ発表というよりかは高校生からたくさんの質問を受けました。1人で信じられないくらいの質問が来たので本当に知りたがってくれていたのだと思ったし、反応もしてくれたので嬉しかったです。
 風力発電のフィールドワークでは初めて、目の前で風力発電を見ることができたし、小学生の時に聞いた風力発電のデメリットのうるさいという点がまったくありませんでした。とても静かで、騒音が気になる問うことはあまりなかったように思えます。
 夜、西村さんの講話を聞きました。私にとってとても充実した時間を過ごすことができたし、ディスカッション形式の講話でとてもおもしろかったです。
 原子力の話をして下さったとき、西村さんが、「核廃棄物が集まったところ、危険な所に行くと、最短7秒で死んでしまうんだ。」とおっしゃっていました。その言葉を聞いた時の衝撃はとても大きかったです。当時、小学5年生だった私は外であまり遊ばないこと、外に行くことがあればマスクを着用することを母から言われ、放射能がどれだけ危険か分からずストレスになりました。しかし、その言葉を聞いた時、母へ放射能から身を守ってくれたことに対し、今まで感謝の気持ちをはっきりとは持っていませんでしたが、感謝の気持ちをはっきりと持つことができました。



8/10 オスナブルック高校 長島美侑
 高校へ行きました。歴史の授業を受けました。ドイツ語の授業でしたが、ナチスなどの知っている言葉が出てきたので何となくでしたが理解できました。先生は1時間言葉を黒板に書かなくて、教室をぐるぐる回りながら物語を語るような口調で話していました。途中で生徒が挙手をして先生の話に付け加えていました。その後、再エネ設備を説明してもらいました。地域でとれた木のチップを燃やして熱エネルギーを生み出す機会を実際に見れて熱線が伝わってきました。ディスカッションをしました。隣の席がシリアからの難民の生徒さんで話が興味深かったです。自分が原発事故後避難していた状況と相手の置かれている状況に共通点があって話が盛り上がりました。風力発電を見に行きました。実際に風力発電をしているところが見れて迫力満点でした。動物園では日本の動物園と違って動物の名称、出身地のパネルだけでなく、絶滅危惧種の動物たちがどんな環境問題の影響を受けているのか説明してありました。日本でもこのような動物園を増やしてほしいなと思いました。西村さんに来て頂きお話をうかがいました。コンサルタントとはどのようなことかよくわかった気がします。また、バーチャル発電の仕組みも知ることができて良かったです。

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