今回のゲストスピーカーは、オンライン関係の大規模コミュニティを設立した「トオラス共同」の創業者で、『Zoomオンライン革命』の著者でもある田原真人さんです。
参加者の声
「これから新しい枠組みができる。気がしてきた」
難民や国際協力に関心ある高校生は「どんな話か想像つかず期待してなかったけど、その期待を裏切られ、とても楽しい話でした!参加して良かった」
ドイツの先生は「田原さんは一歩先を行っているので、ついていく必要があると思った」
など、いろんな感想に表れているので、ぜひ、参加されたみなさんもこのコメントに感想待ってます。
高校生「政府がIT化やオンライン化を進めていると聞いて、ロボットに支配される社会になるとおもってたけど、
機械に支配されるのではなく、機械を使って自分たちの生活を豊かにする道具として感じ取れた。
自分も周りもどう変化するのかワクワクした。ブレイクアウトの2回も新鮮で楽しかった。カオスと秩序のありかたも良かった」
以下参加者の具体的な感想の抜粋です。
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参加させていただいて、とても刺激を受けました。楽しかったです。普段は、高校生、大学生の方々と話をする機会がなくって、新鮮でした。世代や地域を超えて対話の場があるって素晴らしいなあと感じます。リアルでは難しかったことが、こうやってオンラインでは軽々とできている。ZOOMを使い出して3年になりますが、その恩恵を肌身で感じます。
コロナによる自粛生活で、リアルな世界での行動範囲や人との関係性をかなり限定してきましたが、私も最近暮らしを元に戻しつつあります。先日、都会に4ヶ月ぶりに出て、気づいたことがあります。リアルの場というのは(コロナ以前にはわからなかったのですが)かなり人間の身体そのものがもつエネルギーは強いんだなあということです。これに気づけたのは良かったと思いました。
五感全体で互いに察したり感じたりしているのがリアルだとしたら、ZOOMなどオンラインのコミュニケーションは今のところ視覚と聴覚が優位で、リアルで無意識に感じ取られていることが(オンラインでは)手指から流れてしまっているように感じています。しかし、オンラインならではの身体性が育っていってるのではないかとも思っています(この辺は、まだまだ私も言葉にはできないのですが) 田原さんは、オンラインは変性意識状態のような集団の意識状態が醸成されているのでは?というようなことを言っておられたように記憶していますが、
なるほど~と思いました。
田原さんのデジタルファシリテーション構想をお聴きして、情報化社会が加速する中で、思っている以上に社会が大きな変化の時代に入ってることを知りました。オンラインなしでは生活が成り立たなくなり、今、私たちは、そのことに意識的になり、どんな情報化社会を創り出していくのかに主体性を持たなくてはならないなあと感じました。
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今回の講座では自分にとってたくさんの驚きがありました。
カオスは汚いとか散らかったイメージじゃなくて、アイディアの溜まり場だというイメージに変わったこと。政府が目指しているSociety 5.0は機械に支配される生活だと思っていたが、機械を使う側の人間にとってはとても画期的な案だということ。情報を一方的に受け取り、受け身の状態から、自ら情報をとりに行こうとする態度に変える必要があること。世代間のギャップからオンライン化が容易ではないこと。対面では心を養い、オンラインでは技術を養える可能性があること。自分らしさと社会の調和は可能性のあること。など、新しい希望があるということにわくわくしました。
その一方で、機械が使えない、自分で考えることができない、興味関心がない、双方向でない情報提供など、さまざまな怖い面もあると感じました。学校からも機械を使う人間と機械に使われる人間の2パターンの話を聞きましたが、機械に使われる人間になったら、自由だと思っている生活が実は誰かに操作されていたなんてことになるかもしれない…そう考えると正しい情報を自分で掴むって本当に大切なことなんだなって思いました。 短い時間でしたがとてもわくわくして面白かったです。貴重なお話をありがとうございました。
編集:宮崎大学農学部森林緑地環境科学科2年 相原直生
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