2019年7月22日月曜日

福島の中学生オーストラリアケアンズプロジェクト3日目

この日は午前中に、ケアンズの植物園を散策しました。
いろんな植物を見ながら、園内を散策しました。カメラ片手にオーストラリアで初めて見る花などを撮影しました。
園内のカフェでは震災後、福島とオーストラリアの大きく関係が深くなったストーリーを学びました。
オーストラリアのNGOが、福島に運ばれたウランの採掘鉱山を探す。
運ばれた船を突き止め、その船がオーストラリアの出航した港を突き止め、そしてそこにその日程で運んだトラックを突き止め、そのトラックが運んだウランがどの鉱山から運んだか突き止めたそうです。


そして、そのウラン鉱山の近くに住んでいた地権者のアボリジニの方々のメッセージを聞きました。
白人たちが地元の反対を押し切り強引にウランを採掘していき、それが福島に運ばれて爆発したことがすごく悔しいと、苦痛のメッセージを聞き、子どもたちとディスカッションしました。
ウランが鉱山から採掘された後、原発で使えるようにするために精製する際、多くのアボリジニの人たちが働かされ、癌になって命を奪われた事を初めて知りました。


そんな深まる話を聞いて、素敵なボタニックガーデン(植物園)を後にして、ランチはケアンズの回転寿司へ行きました。
オーナーのシュンさんに招かれ、子どもたちは日本には無い寿司を手に取り、盛り上がりました。
サーモンやマグロやカリフォルニアロール、アボガドをふんだんに使った寿司など珍しそうに写メを撮りながら楽しんでいました。
最後に花稟さんと滉貴さんが、福島からのメッセージとお寿司の感想をスピーチして感謝の言葉を述べました。
前日のピースボートでのイベントが、ケアンズポストの朝刊に掲載されており、佐藤芳樹さんが購入して参加者に一部ずつプレゼントして下さいました。


午後はエスプラネードにて戦争記念碑について学びました。
歴史が大好きなOKショップの原田店長を招き、アボリジニが住んでいた1770年にイギリスが上陸しイギリスの領土だと宣言した歴史を、記念碑を見ながら学びました。
それからオーストラリアの歴史が大きく変わっていったそうです。
海沿いでゆっくり流れる時の流れを、みんな満喫したようでした。
[空駆ける少女]の撮影も完了して?


それぞれ、英語しか通じない家庭のホームステイは聞き取るのが大変で、意味が伝わっているか不安もあるが頑張っているみたいです。
この日は15:30にはホストファミリー宅に帰っていきました。
次の日は、みんなで1泊2日のトリップでファームステイです。
一緒に泊まる1泊を楽しみにしている模様です。
以下、参加者の中学生のレポートです。





2019/7/22 月曜日 3日目 名前 渡邉 有陽
① ボタニックガーデンを訪れ、ウランの女性の方の動画を見ました。そのあと、話し合いを行いました。被曝の被爆者は福島県民だけではないんだと改めて気づきました。皆で、原子力発電の賛否を話し合うことが出来、自分だけの意見にとらわれず、色々な見方で視野を広げて話し合うことで、考え方が広がって良かったです。オーストラリアの歴史について聞けて良かったです。
今回聞いた話はほとんど習っていました。しかし、教科書には載っていないことまで教えていただきました。日本では教わることが出来ぬものまで、知れました。


② 昼食ではSushi Trainに行きました。だんだん日本食が恋しくなっていました。だから、2日ぶりの日本食ですごくおいしかったです。また、サーモンロールにチーズが入っているなど、オリジナルも多く、おもしろかったです。この食事をとれている、というのはSushi Trainの店長さんのご支援があるからです。改めて、たくさんの人々のご支援によって、私はここに来ることが出来ているのだと思いました。
自分のためではなく、他人のために支援する。私だったらそんなに頑張れないです。だから、様々な人によるご支援を受けていることを忘れずに過ごしていきます。


ホストファミリー家に着きました。その後に、ゆあとゆあファミリー、my father and my mother とハイキングしました。私は、ゆあ達と一緒にハイキングすると思っていました。しかし、ゆあたちと交流したら、山を登ると言われました。びっくりしました。ロングスカートで私は
場違いな格好をしてきたと、恥ずかしかったです(笑)登ってみると、急な斜面も多く、たった400mで疲れてしまいました。ゆあファミリーboy たちとも話しながら登りました。


伝えたいことが伝わらないことも多々ありました。ゆあと頑張って話しかけてました。だんだん会話するうちに、距離が近づいていきました。最終的に、ジョークも言い合えるようになり、うれしかったです。また、会話が続くのかというのは不安は、ゆあも同じでした。登りながら、コミュニケーションの取り方などをアドバイスし合うことが出来、安心しました。結局、このハイキングは約1時間もしました。そして5kmもハイキングしました。ものすごく疲れました!!


夕食では、手巻き寿司をつくり食べました。わさびとしょうゆを合わせて、寿司につけるとおいしいことを教えました。昨日よりもたくさん会話が増えました!!!この調子で、どんどんコミュニケーションとっていきます。Boy たちとおみがみで遊びました。日本とオーストラリアで、紙ひこうきの作り方がちがくておどろきました。Boy たちが作ったかみ、めっちゃとびました。逆に、作り方を教わってしまいました。(笑)





2019/7/22 月曜日 3日目 名前 菅野泰成
① ガーデンで日本では見ないような花や木がたくさんあって感動した。ツルみたいなものがたくさんついている木や、とても高いヤシのような木がたくさんありそのほとんどが初めて見る植物だった。
② 今日1日で特に印象的だったのは、sushi trainのお寿司と、ガーデンの植物だ。お寿司は味は日本のものとほとんど変わらなくおいしかった。しかし、お寿司のほとんどがのりをつかっていなく、日本にはないようなものもあった。また、現地の人の好きなチーズが入っているものもあった。


 ガーデンの植物はオレンジ色の花や紅色、赤色の花など日本にはない花が数多くあった。草や木、花の葉っぱは、とても大きく、きれいな緑色だった。木は高く延びている木と、枝と葉っぱがいっぱいついているものがあった。また、アボリジニーの方の言葉を聞いて、被害を受けた人よりも心をいためていて、かなり自罰的だと思った。





2019/7/22 (月曜日) 3日目 朽木 滉貴
①第一次世界時のオーストラリアの状態
一次大戦中の他の国々
ベジマイト

② ボタニカルガーデンの植物の撮えいをしリラックスした。
ホームステイ先でベジマイトをいただいた。みそみたいな感じだった。
昼はすしで日本にはないようなメニューが多くあった
・カルフォルニアロール
・横浜シュウマイ(なぜ横浜)
オーストラリアのガリポリの戦いについて学んだ。
ウランを取った山の地主の人の会話を聞いた。
自分があまり関よしていないのにとても自分たちの事と思っていたのが逆にもうしわけなかった。





菅野 優空
① ガーデンで色々な花や木などを(初めて)見ました。名前が英語で書いていたので調べてみたいです!(とても葉が大きかったですw)
映像も初めて観ました。色々な事を思いました。(書ききれないので下に↓↓↓)
はらださんにも色々なことを聞けました。
② 今日はガーデンに行きました。そこでは「原発事故」の映像を見ました。
この映像を観て、僕の意見が間違っていることに気づきました。それは原発事故では福島の人だけが被害にあっていたということです。


原子力発電所ではウランの鉱産から輸入していたそうです。
だからウランの鉱産を管理している人は「申し訳ない」と言ってました。
けどその輸出には問題がありました。それは白人系の人達がウランの鉱産を管理している人の意見を聞かず、おしきって輸出させていたことです。僕はこの真実を観て、「ウランの方が悪いのではない。意見を聞かなかった人が悪いんだ。なのになぜあんなに悲しんでくれているんだろう。


僕だったら「ほら!言わんこっちゃない」って言うのに…ウランの方はとても優しいな」と思いました。僕は将来正しい情報を自分の声で伝えられる人になりたいです。だから、今日聞いたことを福島の人達に届けたいと思います。
お昼はSUSHI TRAINで食事をしました。
日本にはなさそうな「カツとアボカド」の手巻き寿司など食べました。
とてもおいしかったです。
午後は「はらださん」による歴史のお話がありました。
ただのモニュメントだと思っていた物が「記念碑」ということが分かりました。詳しくは土曜日なので楽しみです。


帰宅後はホームステイの方々と登山に行きました。
途中には見たことがない、鳥や虫に出会いました。この山にはワニも住んでいるらしいです!会えませんでした(;A;)
登るのは疲れましたが頂上からの景色は最高でした。
ホームステイの子供達と「ドレミの歌」(英語バージョン)などを合唱しました。
今日もとても楽しい一日でした。明日も楽しく生活します!!





藤井 彩香
Botanic gardenに日本では見たことのない植物が。たくさんあり、目を見張りました。葉っぱの大きい植物ばかりで、絵本の中に入ったような気分になりました。また、スシトレインさんでお寿司を食べたとき、日本とは遠い裏巻きのお寿司が多くて驚きました。デザートもいただくことができ、とても嬉しかったです。そして、Esplanadeでまささんの話を聞いて、自分でも歴史を詳しく調べたいと思いました。海の近くで撮った写真のことは忘れられない思い出になると感じました。


「えっ、でかっ」そんなことを言いながら歩き回ったBotanic garden。
おいしいお寿司を食べてとても楽しい時を過ごせたSushi Train。
原田まささんに歴史を学び、いろいろな写真を撮ったEsplanade。
全ての出来事が印象的でとても嬉しかったです!ありがとうございました。雄大な自然の中で過ごせたことが本当に嬉しかったです!


今日、学んだことがあります。それは、福島の原発において、日本は被害者であることは間違いないが、加害者でもあるかもしれないということです。そのように感じたのは、ウランについての動画を見たときです。動画で話をしていたのは、Yvonne Margarulaさんです。この方のお父さんが所有していたウランの鉱山のウランを使った福島の原子力発電で爆発が起こったそうです。しかし、その方は白人が鉱山を掘るのに反対したが、白人は強行したそうです。そして、その方は本当に申し訳ないと言っていました。


そのことを知った私は、日本は加害者でもあるのではないかと思いました。複雑な心境になりました。
この動画を見た私たちは、だから原発の事をスピーチにしているのではないかと感じました。スピーチをすることによって、原発の恐ろしさを伝えることができるからです。
様々な事を考える貴重な一日でした。多角的に物事を考える力をつけることができました。ありがとうございました!
飛んだり、いろいろな角度から写真を撮るのも楽しかった!
Thank you so much.





2019/7/22 月曜日 3日目 名前 神林心湖
横断歩道が黄色の線で描かれていた。
自転車専用の道路があった。
ボタニックガーデンではケアンズの植物をたくさん近くで見ることができました。日本では見られないものもたくさんありました。道がけっこうぐにゃぐにゃ
しててほんとに近くに植物の葉っぱがあったりして面白かったです。
Sushi train さんでお昼ごはんを食べました。日本とは少し寿司の見た目が違くて、可愛いし美味しかったです。私のごはんをタダで提供してくださっていることを知りました。


海辺では躍動感満載の写真をとりました。思っていたより飛べていなくて、少しショックでした。
まささんに、ケアンズの歴史について少し教えてもらいました。いろいろ複雑でよく分からないところもあったけど、たくさんの人が亡くなったこと、時計の針が4:28を示している理由を知ることができて良かったです。


アボリジニの方のムービーを観て、原発の被害にあったのは、福島の周辺の人だけではなく、先住民の方々も心を痛めていることを知り、その人たちのためにもこのキャンプで福島の今についてしっかり正しく自分の思いを伝えたいと思いました。
家に帰る途中にカンガルーを見ました。たくさんいたし、小さくて、とても可愛かったです。家に帰った後、クレアさんとクリスさんと一緒に歩いてビーチに向かってお散歩しました。海はとてもきれいで、すれ違う方も笑顔であいさつしてくれて、いい所だなと思いました。





2019/7/22 (月)3日目 Karin.H
①原発事故について意見を出し、原発事故の有無と再稼働の賛否について話し合った。
オーストラリアの先住民アボリジニの方々が福島で事故を起こしたウランが自分たちの所有している鉱山から運ばれたものと知り、心を痛めている事を知った。
➁日本から震災のためにオーストラリアから幼い子供を連れて移住した人と話をする機会を作ることができた。物事にはいい面と悪い面が絶対にある事、多くの方向から物事を見なければ真実はわからない事。


今まで頭では分かっていたことが経験になって聞くことができて、少し怖かったがいざ自分が立場に立ったら、どう行動するのか考えながら聞くことができた。
8年前のあの事故の恐怖、思い出したくなかったこと、そして8年間辛いまま生きてきたこと。私1人じゃなかったことが分かったことで少し心が軽くなった気がした。必ずしも自分が正しいとは限らない。でも可能な限りの情報を集めて自分なりの結論を出さなければならない。きっとこれこれからも大きな転機は訪れるだろう。それでも何度も言われた“カリンなりの”を大事にして結論を出そうと思う。そんな事を思ったカリンでした。(結)





伊藤 悠志
初めて外国のお寿司やさんに行った。
日本では見られないお寿司がたくさんあった。
おいしかった。
ホームステイ2日目にしてブレンドさんと積極的に話せるようになった。昨日は初めてで緊張してうまく話せなかったが落ちついて話したらしっかり伝わったので良かった。
スシトレインのアボカド&カツの組み合わせがおいしかった!
ボタニックガーデンの珍しい木や植物を見た。


驚きたくさん
アボリジニの方の話を聞いた。
今まで僕たち福島県民だけが被害者だと思っていたが原発事故が起こったことで心を痛めている人は僕達以外にもたくさんいると知って複雑な気持ちになった。
悪くないのに申し訳なさそうにしていたアボリジニの方を見て僕も申し訳ないような感じがした。

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