2018年2月19日月曜日

第7回福島の子どもたち宮崎に来んねキャンプ2日目(2月19日)



コテージで目覚め、来んねキャンプ2日目が始まりました!
この日は朝からあいにくの天気で小雨がぱらつく中、串間市での自然体験をしました。


グリーンコープさんの美味しい朝食が終わってから、キンカンたまたま収穫に出発しました。
現地に着いてからは、丸くて大きいキンカンに子どもたちも興味津々でした!
キンカンは皮ごと丸かじりできます!




この農園を運営する古屋さんは、キンカンの研究をして「キンカンたまたま」の品種を作った人です。
今年は一箱1kgの最高値が3万円する卸値がついた宮崎ブランドのキンカンたまたまの収穫は、子どもたちも、もちろん初めてです。


古屋さんは言います。
子どもたちを初めて受け入れた数年前、子どもたちはキンカン収穫を始めるかと思いきや、土いじりに一生懸命だった。
福島では放射性物質への不安から地面の土を触っちゃいけないと言われていて、キンカンより土に興味があって、子どもたちが普段土を触れないと話していた事がショックだったそうです。


福島の未就学児の子どもたち向けの収穫しやすいように、大人の腰より低い位置にたわわに実ったキンカンを次々に収穫しました。
笑顔で盛り上がりました。


子どもたちは一生懸命に収穫を楽しみながら、初めて食べるキンカンを満喫しました!
りゅうま君(5歳)は「美味しかった!ちっちゃくてシワシワなおじいちゃんキンカンとか、あかちゃんキンカンもいた!」と興奮していました。


りゅうま君のお母さんのまいこさんは「こうして、放射能を気にすることなく収穫や食べることができてよかった。
子どものステキな写真を沢山残すこともできました。帰ってからも大事にします」と感謝の言葉を残されていました!




いわき市から参加の矢内さんは「震災前は、家の柿をちぎって食べてて美味しかったのに、原発事故後、収穫してすぐ食べる環境がなくなり、今日は子どもたちと次々収穫したキンカンをその場で次々食べて、甘さとオレンジの色と本当に感動しました」と嬉しそうに語ってくれました。

文責:山形大学2年 田波凪覇/アースウォーカーズ代表小玉直也





その後、串間市都井へ向かいました。
毎年お世話になっている、漁師の川崎さんが運営する海心さんに、本日の朝獲れたばかりのトビウオ、ハマチ、タイのお刺身に、焼き魚のカマスを出して頂き、堪能しました。


子どもたちは、水槽に入ってるお魚に夢中で一生懸命掴もうとしてました!
なおと君(4歳)は「焼いたお魚が美味しかった。」とお魚を頬張っていました!


なおと君のお母さんは「震災後は、とれたてのお魚を食べられる機会が無くなってしまったので、新鮮なお魚が食べられて良かったです。」と感激されていました!
文責 宮崎大学1年 木村篤志/アースウォーカーズ代表小玉直也






その後、串間で夢牧場という動物園を開いている鬼塚さんの所に遊びに行きました。
串間市在住の鬼束さんが、熱い想いで馬、ヤギ、ポニー、うさぎ、くじゃく、イノシシなどなど様々な動物を飼育しています。


生まれて20日ほどの黒白山羊ちゃんがいて、子どもたちの注目の的でした。
可愛らしい子ヤギのメエェ~との声にみんなで可愛いい!と叫んでました。



孔雀やポニーやリクガメがいたのですが、何と言っても子どもたちの記憶に残った一番の動物はウサギでしょう
手のひらに餌を乗せてウサギたちにあげてました。






終わりに鬼塚さんの親戚がやっている農園で「イチゴ狩り」をし、さがほのかの手づかみ収穫を楽しみました。
前日が日曜日で、たくさんのお客様がイチゴ狩りを楽しんだ後なので、大きな赤い実は少かったです。



それでも美味しいイチゴを摘んで満足して挨拶して帰りました。
天気が大粒の雨で寒くて残念でしたが、ハウスの中で日向夏を見たり、イチゴの香りを嗅いだりしてリフレッシュした楽しい時間でした。



鬼塚さんありがとうございました!
文責 角田達雄/アースウォーカーズ代表小玉直也






その後、宿に帰り、子どもたちに足湯があると伝えると、行きたい!と言ったので、希望する数人の参加者で近くの足湯に向かいました。
冬期は休業している足湯カフェを利用させてもらい、貸切状態でした。


少し広くて大きい足湯は、子どもたちにとってはプールのようでした!
子どもたちは温水プールのごとく泳いだり温泉を掛け合ったりと大はしゃぎし、疲れを癒すことなど知らないかのようでした。
参加した菅橋さんは、今まで一番の自然体験になって、本当に良かった!!と笑顔いっぱいでした。。


帰りの車のなかで「足湯楽しかったねー」と言う子どもたちの姿がありました。
もしかすると、今度足湯に行くときも泳ぎだすのではないかと、少し心配になりました。
文責 山形大 田波凪覇/アースウォーカーズ代表小玉直也




足湯から蜂の巣キャンプ場に戻りました。
夕食は、ぱちゃママの九鬼丸さんによるチキン南蛮料理教室にお母さん皆で参加して、一緒に作って食べました。
みなさんチキン南蛮を作るのは初めてでしたが上手に作ることができていました。


斉木さんと高橋さんに感想をうかがったところ、唐揚げに南蛮タレをかけることやタルタルソースを手作りすること、ソースに黒糖を使うことなど様々なことに驚いていました。



福島に帰ってもチキン南蛮を作ってみるそうです。
せいなちゃんも「美味しい!」と言って食べていました。
文責:鹿児島大学1年 鋤本晃太郎
/アースウォーカーズ代表小玉直也



楽しい2日目が終わりました。
津波の被害にあった参加者が、自宅に帰ると何者かに侵入され数十万円の金品が奪われていた話など、今年の参加者の新しい話に学生たちが心を打たれ、頑張っています。


ご支援を下記サイトからお願いしています。
https://faavo.jp/miyazaki/project/2535

2日目分編集 コガケイ(古賀渓太)

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