2015年2月18日水曜日

福島の子どもたち宮崎に来んねキャンプ3日目


文責:池山奈帆、柿沼裕樹

来んねキャンプ3日目!! 今日の朝は雨の予報でしたが、なんとか雨も持ちこたえる事が出来ました。
今日の最初の訪問地は、Jリーグの横浜FCの練習見学と交流会。


初めは、あまりサッカーを知らないお母さん方は軽く練習を見ていました。
しかし、練習しているメンバーのなかに三浦知良選手がいるのを発見した瞬間には、どっと歓声が!!みんな食い入るように子どもよりも親が夢中になってみていました。

練習後、福島出身の選手をはじめ何人かの選手たちと集合写真を撮ったり、三浦選手からサインをもらったりしていました。
その際に、選手たちから頭をなでてもらってる子どもたちはとても嬉しそうな表情を見せてくれました。


その後、満足気な表情の参加者を乗せたバスは、待ちに待ったお昼ご飯の会場に移動!!
今日のお昼は、南郷漁協さんで振る舞ってもらいました。
メニューは、子どもたちは南郷漁協さん自慢のカツオ入りカレーライス、大人たちはカツオの漬け丼をメインに、カツオの刺身やコロッケなどたくさんの新鮮な魚料理をごちそうになりました。

みんなJリーグの興奮が残ったまま、「おいしいー!!」といっておかわりをたくさんしていました。
子どもの中には、カレーの中にカツオが入っている事に気づかなかった子もいました。
食べ終わったあと絵を描いて遊んでいる子どもがいました。
「何をかいてるの?」と聞くと、「今日のご飯に入っていた魚とカニの絵を描いてるの、食べて美味しかったから!」と答えてくれました。


次に、みんなを乗せたバスは今日からの宿泊施設である『青島青少年自然の家』へと向かいました。
到着後、みんなでオリエンテーションを受けたあと、保護者の方達は夜ご飯を挟んで2回学習会がありました。
1回目は、zealの福田さんによる、「食」をテーマにした話でした。
体が病気になった時に、薬を使うのはあまり良くないという事でした。というのも、病気の原因はその人自身にあり、薬を使う事よりも自然の力を高めた方が良いそうです。

また、子どもに白砂糖を食べさせる事は、放射線を浴びせさせる事と同じぐらい危険な事で、集中力が落ちる原因になります。食の改善の一歩は、素材そのものの味を生かした調味料を使うべきと教えてもらいました

2回目は、宮崎大学の松田教授による「放射能」の話でした。
あくまでも放射能の数字のデータは研究としてのもので、実際にその場に住むとなると、放射能の安全に対する意識とギャップができるという事でした。保護者のみなさんと松田教授のディスカッションは、とても盛り上がりました。中には涙を流している方もいて、福島の放射能の問題は震災から4年経つ今でも、しっかり残っていると感じました。



保護者の皆さんがお勉強をしている間に、子どもたちは別室で学生ボランティアの人たちと思いっきり遊んでいました。
お絵描きをしてお友達にプレゼントする子や折り紙をする子もいました。途中、男の子は紙飛行機作りにハマっていました。

また、みんなで鬼ごっこをしたり、学生に肩車をしてもらう子もいました。
みんな外で遊ぶときとは違う表情を見せてくれたりもしていました。遊んでる間中、笑顔の絶えない子どもたちでした。
また、途中泣いている子どもを笑わせてあげようと頑張ってくれる子どももいました。小さい子を恥ずかしがりながらも、楽しませてあげようと頑張るお兄ちゃん・お姉ちゃんの表情を見せてくれる子もいます。

明日は太鼓の体験やソフトバンクホークスの見学も待っています。
今日よりたくさんの笑顔が見れると嬉しいです!!

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