2013年9月10日火曜日

東北ボランティア6日目 9月7日


9月7日(土)福島ボランティア活動報告6


今日は、7時15分に南相馬市でお世話になった宿泊所を出て、福島駅へ向かいました。

そこで、移動保育をおこなっている代表の上国料さんと合流し、移動保育のボランティアに参加させてもらいました。

バスで福島駅から宮城の「国立みちのく杜湖畔公園」という所に行ってきました。
移動中のバスのなかでは子どもたちの楽しみという雰囲気が感じられ、僕もちょっとうきうきしていました。

到着すると、少し雨が降っていましたが、子どもたちは明るい笑顔で落ち葉や花などを触っていました。



上国料さんと話しをする機会があったので、話しをさせていただきました。
震災当時は放射能の不安で外遊びをさせてあげれなかったらしいですが、最近ではその不安も和らぎ始めてきていると聞き、よかったという思いでした。

しかし、子どもたちと歩いていると「これ触っていい?」と聞かれて、まだ触れちゃいけないものがあるんだなと思いました。
子どもたちの不安を和らげることができる移動保育はぜひ、つづけていってほしいと思いました。


移動保育終了後、福島大学の神さんと晩御飯を食べにいきました。
神さんは以前から小玉さんの講演会のときに何度かskypeで話していただいていたので、
有名人にあった気分でした。

深くお話はできませんでしたが、すごく真面目で素敵な人という印象を受けました。
すこしでも協力できることがあれば、ぜひ手伝わさせていただきたいです。


また、梨をつくっている農家さんの家に行き、話をしていただきました。

話しを聞いていて一番印象に残った言葉は
「日本に原子力発電がなくなっても、福島県に対する差別はなくならない」
という言葉でした。

話しによると少年野球の全国大会で福島のチームが入った後の水はぬいてくれと他県の保護者の人方々に言われたり、福島の野菜を出荷するだけで加害者呼ばわりされるたりといろいろと差別を受けていると聞きました。

小玉さんの講演会で、このような話しをしていただいたことがあったのですが、
福島にきて実際の農家さんからこの話しを聞くとさらに胸が痛くなりました。

いつ終わるかわからない戦いがここにはあるということ、

それを忘れず生きていきたいと思います。

文責:須見


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今日は気仙沼を早朝に出発し、福島で小玉、須見と合流し
移動保育プロジェクト」の”ちびっこ遠足隊”に参加させて頂きました。


”ちびっこ遠足隊”とは、毎週土曜日に福島の子ども達を、宮城県の国営みちのく湖畔公園に遠足に行もので、
毎回、応募が多数あり、参加者は抽選で決められるとこのと。
それだけ、小さなお子さんを少しでも線量の低い場所で遊ばせたいというお母さん達がいるんだなぁと思いました。



公園に行く途中の、高速のパーキングエリアのトイレにこんな張り紙がありました!


「支援者の皆様へ
 ありがとうございます
      東北より」

なんだか暖かい気持ちになりました。
こちらこそありがとうございます☆

公園では、子ども達とた〜くさん遊びました♪
この子たちも、どの子たちも、み〜んな元気に育って欲しいなぁ〜
と思います☆

夜、「福島未来塾すばる」の大内さんを訪ねました。
大内さんは、果樹園もされていて、梨や桃を育てていらっしゃいます。
育てた梨や桃は、しっかり検査をして、今年も0ベクレルだったと笑顔で仰っていましたが、
福島で農業ををするということは、出荷をする前に、検査の為にお金も時間もかけなければいけない現実があります。

そして、よく、脱原発の運動をする人達から”殺人者”扱いをされるそうです。

悪いのは農家さんではなく、東電や政府なのに…
農家さんは普通ならしなくてもいい苦労や心配をしながら育てて、
検査までしているのに…

そんな言われ方をしてしまう…
とてもその痛みの全ては分かりませんが、悲しいことだと思います。


福島の問題は、本当に複雑で難しい。。。
今回、福島に来て改めて実感しました。

正直自分の答えは見つかっていません。

福島を危険だという事で、傷つく人もいる。。
安全だという事で、傷つく人もいる。。



文責:あこロジ〜☆

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