2013年8月20日火曜日

ドイツの高校生の主張に圧倒される!


この日は、いろいろありましたが最後の15分のドイツの高校生に圧倒されました。
スピーチやディスカッションをしたのですが、最後はチャイムがなり終了しました。
そこで席をたち終わるかと思いきやドイツ人高校生が先生の元に駆け寄り、中途半端で終わらせたくない。最後まで議論をしたいと主張をはじめる。
もう既に今回のプロジェクトは日程が決まっているので難しいと思いきや、引き下がらない高校生の主張が続き、翌日の放課後90分時間を作る事になりました。
決められた事を決められた通りにするのではなく、自らがベストと思う事を主張して、先生も生徒も話し合って民主的に決めていく。
日本から参加した高校生は、その姿に圧倒され、あぜんとしていた光景が忘れられません。
文責:小玉直也

石橋未来
今日はベルガモン博物館に行きました。
外装も日本では考えられない素敵な装飾でした。中に入ると紀元前のものが残されていて貴重なものもいっぱいありました。日本の教科書では学べないような深い所まで解説されていて、とても勉強になりました。
午後からカニジウス高校に帰りベルリンと福島の高校生でディスカッション。
ドイツの高校生はとても積極的で、中でも驚いたのは、日本の高校生は誰もデモに参加した事無いのに、ドイツでは参加している高校生が結構いてビックリしました。時間が無くなり明日もやるそうなので、ドイツの高校生といろんなディスカッションできればいいです。
帰ってから深生ちゃんとヘレナ、ユリアと4人でカレー肉団子みたいなラファフェイというものを一緒に食べデザートのアイスとクッキーも美味しかったです。今日も楽しい一日で英語でずいぶん会話できるようになり、とっても楽しいです。まだ日本に帰りたくないよ~!!

宍戸藍子
今日はペルガモン博物館。かなり大きくてビックリ。本当にいろんな違いを見れて面白かった~!!
その後、学校戻ってディスカッション。やっと終わった自分の発表。やっぱ人前に出るのムリポだね。うん。
てか、さやかさんの発表。うるっときたなぁ。
「福島出身」ってだけで嫌な顔される意味。確かに放射能はまだあるけど。
それが他人にうつるわけでもないし、自分たちが好き好んで放射能を浴びているわけじゃないし。
「福島、最高だっぺよ~っ!!」
ドイツの高校生の話も聞けました。福島で多くの方が亡くなった。心いてーし。かなりの損失もしているなー。って思った。日本で知らされていない事をドイツの高校生が知っていて、もっと日本で教えてほしい。
日本は過去を消したいのかな?
過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる。
でも過去を消したら未来は変わんないよね。
もっともっと3月11日に起きた事を詳しく学習するべきだと思った。

菅野莉央
午前中の博物館は歴史的なものがたくさん見れて良かったです。
午後のディスカッションでは私自身の体験として、福島はやっぱり危険だと思っている事や、現在、山形に避難して福島南高校に通って生活している事などを伝えられて良かったです。
ディスカッションしたドイツの高校生の半分くらいはデモに参加したことがあり、しかも自分の意志で参加していると聞き、私たちと異なりちゃんと環境やさまざまな所へ向ける意識が高いと思いました。
自宅に帰ってから、はじめて福島や地震について、いろいろ聞かれ、私自身3月11日の事は鮮明に覚えていてその経験を伝えられたので良かったです。

庄子時央
ペルガモン博物館のゼウスの大祭壇、イシュタール門。大きい、美しい。このような大きな者を中東からベルリンまで運んできたのはすごいと思った。まあ、ドラえもんや、ルパン三世でなきゃ盗めないだろう。
午後はカニジウス高校生との討論会。非常に政治に熱心な印象をドイツの高校生から受けた。ドイツの高校生は友達と政治や社会について議論できる事がとてもうらやましかった。
最後、時間切れになって終了した。
そこからが、更に驚きの瞬間だった。ドイツの高校生は、日本の高校生との福島原発や戦後の近隣諸国との関係をもっと最後まで議論したい。明日の授業内容を変更してあと1コマ討論してほしいと、ドイツ人高校生のほぼ全員で先生に詰め寄った。結果、続きを明日の放課後にやりましょうとなったのだが、ドイツの高校生の自己主張と曖昧なままでおわらせない意識の高さにすごさを思い知った。

佐々木泉
今日はペルガモン博物館に行き、たくさんの遺跡や石像など文明や紀元前の出来事に興味がある人にとって、良い場所だと思いました。
昼食は梅津先生がいなり寿司とソーセージを振る舞ってくれました。
その後、高校生との交流では、同じ高校生なのにドイツでは、みんな政治にとても興味や意識が高く反対でもに参加したりしていてビックリしました。日本では選挙に行かない人もいっぱいいるのに、ドイツでは政治に対して自分の考えを持っているのですごいと思いました。
日本はもっと政治の中心で何をやっているのか明確に示して、国民の意見を聞くべきだと思いました。


阿部美帆
歴史を感じるペルガモン博物館を見て、午後から福島のスピーチの続きを行いました。
あらためて震災の事について考える時間が持て、途中涙しながら話す姿もあり、とても良い機会なったと思います。ドイツでの太陽光や風力での発電が活発でとても良い事だと思いました。また、海の波で発電する発電の研究も進んでいて驚きました。ドイツには日本が見習うべき点がたくさんあると思いました。

久保田深生
ペルガモン博物館で、あの有名なパルテノン神殿を見る事ができ多くの歴史的建造物に感動しました。
昼食後のディスカッションでは私たち4人の発表、ドイツの12年生の発表がありました。
3番目の私のスピーチでは、とても緊張しましたが、自分の意見や体験をしっかり英語で伝える事ができました。直後のドイツ人高校生からの質問では「日本の高校生は原発を残す事に対してのデモを起こさないのか?」という質問がありました。日本では見た事がないのですが、ドイツでは高校生がデモを起こすというのは普通にあるそうです。
その後、ドイツの高校生が再生可能エネルギーについてのスピーチでした。ソーラー、風力などエネルギーはドイツも日本もまだまだ研究を進めていく必要があると思いました。
最後、時間切れで終わったのですが、ドイツの高校生は途中で終わった事に先生に抗議してとても驚きました。ドイツの高校生の積極性はもちろんですが、自分の意見を大切にしながら、他の意見も尊重するという姿勢がすごく感じられました。
私たち日本の高校生も見習わなければいけないと強く思い、とても勉強になりました。
その後、オーケストラの練習を見学し、帰りにみんなでアイスを食べました。

武藤沙也夏
今日はペルガモン博物館を見学して、午後は現地の高校生とディスカッションをしました。
ペルガモン博物館では紀元前後につくられたものがたくさん展示されていてとても面白かったです。

お昼には梅津さんが作ってくれたおいなりさんとソーセージを食べました。やっぱりドイツのソーセージはおいしいですね⊂( っ´ω`)

そして、午後は私を含め残りの4人がスピーチをしました。スピーチしながら泣いてしまったーー胸はって福島県民だって言いたい。また、現地の2人の高校生が脱原発、自然エネルギーについてのスピーチをしてくれました。

私が今日このディスカッションで学んだことは、
ドイツでは、ちゃんと目の前にある問題に向き合って解決策を見つけたり、対策をきちんと考えようとすることが当たり前のように行われているということ。
そして現地の高校生は、原発の影響を受けている私たちよりも、原発についていろんな側面から物事を見極めているということです。
私たちももっと原発について正しい知識を持って、ただ単に危ないという意識だけを持つんじゃなくて、過去にこういう事があった、だからこそこれからはこうしてほしい。
という意見を明確に持って主張すべきだと思った。
そして同じような事故を繰り返さないためにも、もっと学生や若者たちに、原発について教わったり考えさせる時間を学校などで設けて、主張させるべきだと思った。
私たちの力ではどうにもならないと思っている人もたくさんいると思うので、こういう機会があればきちんと自分たちの意思を大人の人たちに理解してもらえるんじゃないのかなと思いました。
私はこのディスカッションで現地の高校生が発表していた内容から学ぶことがたくさんあったので、本当にいい機会だったと思います。

時間になってしまったのでまだディスカッションをしていないグループがありました。そしたら明日の体育の時間をディスカッションの時間に変えてもらおうとみんなで先生に交渉しに行くと言っていました。行動力すごーい。そして日本では絶対にありえないことなので、ドイツでは人それぞれの意見を持って、主張していくのが大事なのかなーと思いました。

今日も一日、たくさんのことを学べて良かったです。おつかれさまでした。

ぐーてんなはとーー!


以下、小玉直也
高校生のみなさん、素敵なレポートありがとう。
折り返しを無事故で迎えれてホッとしています。なんとか最終日までみなさんが成長する姿を一緒に共感したいです。
今日は、小玉と志田さんの宿泊の対応をしていただいた、トランペット奏者の具志さんと、今回、約180万円の支援を決定していただいたベルリン日独センターの牛込さんと福島とドイツについて語り合う熱いディナー。牛込さんのご主人の建築家のホルナーさんも合流して楽しいひとときでした。

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