今回は心揺さぶられる講演だった。
いつも参加している方も涙ながらに感想を述べてたり、司会の高校生も「ありがとうございました!今までの講演の中で一番印象に残り心に響きました!」など多くの感想が寄せられる感動あふれる講座。
子どもの人権、家庭内暴力やLGBTの差別による苦しみ、一つ一つ弁護士として、寄り添い話を聞き続ける。相手に向き合い信頼する。素敵な弁護士と出会った。
私たちが、ちょっと意識を変えて目線を変えるだけで、救える命や犯罪や悩みは目の前に広がっている。
以下は参加者の森崎大成さんのコメントです。ぜひご覧ください。
今回はステイホームプロジェクト初の弁護士をお迎えしての講座。
山下弁護士は、5月に講師をしていただいた大東文化大学の渡辺先生と共著で本を出されている弁護士です。
弁護士といえば、法律をしっかり覚えて淡々と仕事をするというイメージだったのですが、今回の講演で弁護士のイメージが変わりました。もちろん法律に基づいて問題を解決するのが弁護士の仕事ですが、山下弁護士は困っている人に親身になって寄り添い、「弁護士」という資格を武器にして、困っている人と一緒に乗り越えていこうと活躍されている。
今回の講座では3つの事例をあげて、子どもの権利について話してくださった。家庭内での暴力やLGBTの方への偏見から生じたトラブルなど、現実に起きていることを実際に弁護士から直接お話ししてもらい、子どもの権利について知ることの大切さを感じた。子どもの権利条約というものがあり、大人が子どもに人権を教えることが大事であるとともに、それは教育のあり方に関わってくる。
「人権」というとすごく難しい言葉のイメージを持つが、「一人ひとりが大切にされる、尊重されるということ。誰かの物でも、人形でも、奴隷でもない、人間として大切にされること。」という定義を教えていただき、その人権を守る弁護士という職業を知り、困ったときに相談できる弁護士を知っておくことが大切だと感じた。
子どもの人権が侵されているとき、子ども自身はそれに気づいてないか気づいていても助けを求められる大人がいないということがある。気軽に相談できる大人の存在、特に弁護士の存在意義というのは大きい。
人権というのは誰もが持っている権利であり、また誰もが何かのマイノリティであると考えている。性的マイノリティ、障害を持ってる方に対しての偏見は残念ながら存在するが、誰もが身体的特徴や自身の経歴などにおいてのマイノリティであり、マイノリティに対する差別自体が自分に対する差別なのではないか。今回の講演を通じ、人権とは何かという基本的なことについて再確認させられました。
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編集:宮崎大学農学部森林緑地環境科学科 2年 相原直生
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