2020年10月18日日曜日

Stay Home Project第29回目【先週の人権や差別について考える企画の報告】

バタバタ動いていて報告が遅くなりました。日曜日は埼玉朝鮮学校のチョンヨンス校長をお迎えして「日本の中の朝鮮学校と在日コリアン」というテーマで講演してもらいました。



なにより驚いたのが、第二次世界大戦中に日本政府が朝鮮半島から連れてきた方々が戦後、日本から帰国する船の順番を待つ間にハングルを勉強する機会として日本海側の港でつくられた臨時学校がはじまり。

その後、アメリカ、ソ連の争いから朝鮮半島情勢が不安定になり、船を待つ間に朝鮮戦争が始まり。。。涙ぐましい歴史も初めて知りました。



朝鮮学校が全国各地にあって、そこでは在日コリアンの子どもたちが朝鮮語を国語として学び、外国語として日本語を学ぶ。小学生のうちには、朝鮮語と日本語をどちらも流暢に話せるバイリンガルになれるという話を聞いて、正直驚いた。

また、日本では歴史の授業で朝鮮侵略の歴史をほとんど教えないこと、その一方で朝鮮学校では日本と北朝鮮の間での拉致問題についてしっかり学び、日本の生徒以上に朝鮮学校の生徒は拉致問題について心を痛めている。学校教育で正しい知識を身につけることの大切さを感じた。



しかし、その朝鮮学校では教育を受ける権利が保障されていないという問題がある。政治の問題で、子どもたちの教育を受ける権利が侵害されるのはおかしい。チョンヨンス校長はこの教育を受ける権利を得るために、声をあげつづけなければならない現状を私たちに知ってほしいとおっしゃっていた。



日本では在日コリアンや中国の方々へのヘイトスピーチの問題がありますが、「相手の考えに想像力を働かせよう」という校長先生のお話があり、人種や民族をひとくくりにして攻撃的な言葉を浴びせる人がいなくなってほしいと思った。



校長先生が退出されたあとの質疑応答には、以前この講座で講師をしてくださった渡辺雅之先生が参加してくださり、在日コリアンに対するヘイトスピーチを減らすためにどうすればいいのか、また政治がおかしいと思ったときに声を上げることの大切さなど長時間にわたって、話してもらった。(文責:モリリン(宮崎大学工学部3年))

 

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編集:宮崎大学農学部森林緑地環境科学科 2年 相原直生

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