文責 宮崎大2年 コガケイ
5月16日、宮崎大図書館にて、Earth Walkersボランティア活動報告会が開催されました。
新入生歓迎のチラシや報告会の宣伝ビラなどで、新たにアースウォーカーズの活動を知った1・2年生を含む、20人の学生らが参加しました!
自分は報告会に参加するのは6度目で常連のようになっていますが、
今回は、東日本大震災から3年という年月が経ち、この事実が忘れられていく中で、
未だに課題が残る福島の現状を直接見て来られた学生やNPOの方の話を通して、新たに考えさせられることが多くありました。
まず、宮大の平井さんが、今回行った福島第一原発から20㎞圏内の地域と、震災直後の2012年に一度行った宮城県の光景がほとんど同じであった。と話されていたことが深く心に残りました。
報道では伝わってこない福島の復興の遅れを改めて感じ、もっと言えば、同じ日本また地球でこれだけ急速に日々が過ぎていくのに、ここだけ時間が止まっているように感じさせられました。
そして、公立大のマルタさんが、福島に住む人でもマスコミを信用して放射能を心配しない人、反対に放射能に不安を感じる人に分かれており、その溝やギャップが地域間のコミュニティの崩壊を招く。といった問題を起こしている、と言われていたことも非常に印象的でした。
学校や商店等の建物を直して新たな街を再建する…といった物理的な事は短時間で解決するかもしれないけれど、先ほど述べたような精神的な問題はこれからも出てくるだろうから、我々が長期的にサポートを続けていくことがどれだけ大切か。ということを感じさせられました。
最後に、宮大の時枝さんが、福島のような所が同じ日本にあるということを忘れたくない。そして、そのことを一人でも多くの人と考えて向き合っていきたい。と言われていました。
このことは、これから支援を続けていく上で我々が最も大切にしていくべき理念であると思いました。
最後になりますが、原発の問題に関しても、Earth Walkersの活動の中で実際に現地へ行ったり、宮崎からできる支援などを通して、これから、本当に正しいことを考えて学べる機会にしていきたいとも思いました。
そして、何より嬉しかったのは、さらに興味を持った1年生2年生がまた大勢参加してくれたことです。
これから、さらに支援の輪がどんどん広がっていきそうですね。
以上
追伸:小玉直也
報告会後に感想交流をしたのですが、一年生たちも口々に被災地の現状を知って決意を語ってくれましたので少しだけ紹介します。
前回の報告会やミーティングに参加して、今日も友達と5人で来る予定でしたが、実習で友人は来れませんでした。神戸出身なので子どもの頃から震災の話を聞いて来たので、今回の福島の話もいろんな人に知って欲しいと思うし自分も知りたいし、広げて行きたい。アースウォーカーズの活動に積極的に参加したいです(農学部1年まりっぺ)
福島の原発事故は中3の時で記憶もあまり無く、ニュースでも取り上げられないので、もう落ち着いて綺麗に元通りになっていると思っていたが、今日、まだまだ復興が進んでないし、放射能の影響で大変な実態をしれて良かったです。これからも、いろいろ知って行きたいです(教育文化学部1年)
今日の報告会で自分が被災地事を知っていた「つもり」になっていた事に気付かされました。メディアからの情報が全てだと思っていた自分が恥ずかしい気持ちになりました。「百聞は一見に如かず」なので、ぜひ現地に足を運び自分の目で見て主張出来るようになりたいと思いました(教育文化学部2年)
初めて参加しました。私たちが満喫したGWに、先輩方は現地に行って多くの事を行動し感じた話を聞き感動しました。東北はもう復旧していると思っていたけど、現地の状況はそうではないと実感しました。放射能の事もしっかり勉強して4年のうちに被災地ボランティアに行きたいと思いました。アースウォーカーズの活動を通して頑張りたいです(教育文化1年)
ほか、素敵な感想が寄せられました。
部長の明日香さんが、みなさんと一緒に、出来る人が、出来る時に、出来る事をしましょうと呼びかけてアースウォーカーズの活動に参加を呼びかけて終了しました。
素敵な若者が一歩を踏み出し成長して行く姿はたのもしいですね。
私もあらためて、引き続き頑張ります。
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