2018年8月7日火曜日

2018福島 ・ドイツ高校生交流プロジェクト 3日目

ドイツで学ぶ福島の高校生の3日目は、いよいよ環境局へ行きました。
前日の電車のトラブルに巻き込まれた経緯があり、午前中の出発をゆっくり目にして、ホテルで高遠菜穂子さんに中東の難民問題などについて学習会をして頂きました。
午後からデュッセルドルフ市環境局で担当職員のステファンさんに、気候変動とデュッセルドルフ市役所のとりくみなどを紹介してもらいました。
60分の予定が150分を超え、質問も相次ぎ、とても実り多き時間となりました。


ここもいっぱい紹介したい所ですが、もっとも驚いたことが、学校のクラスや部活や生徒会などで、省ネルギーや再エネなどについて企画して、実現した時に、収益が出たら、その半分を企画したメンバーに還元するということです。
たとえば、新しいボールが欲しい時に、屋上に太陽光パネルを作って、その収益で施設や物品などを買ったりできるそうです。
この取り組みは、若い世代が自分たちでCO2や温暖化やエネルギーに関心を高め、しかも、自分たちの努力でするとともに、自分たちが生きている社会に向き合うための、とてもいい機会だと思いました。



午後、ケルンやボンに観光の予定でしたが、時間がなくなり、ホテルでちょっとくつろぎました。
夕方からは、ドイツNRW州福島県人会のみなさんとの懇親会でした。
小林会長をはじめ金澤幹事をはじめ、今年からジェトロで働きはじめた矢舘さん夫婦も合流し、福島出身のみなさんが海外で活躍している話を聞くことができました。
高校生たちからいろんな質問が飛び出し、一つ一つ丁寧に答えてもらいました。
また、海外旅行中のハプニングを乗り越えた経験や、ホームステイでの経験など、高校生は興味津々でした。
こちらも予定をオーバーした交流で盛り上がりました。





参加している高校生の感想を紹介します。
8月7日 石田あみ デュッセルドルフ
今日はなほこさんの難民についての話を聞きました。正直、難民についての知識はほとんどなかった。遠くの場所の話で、自分には関係ないものだと思っていた。しかし、お話しを聞いていかに日本人の知識がないのか、偏った情報しかないのか、が痛いほどわかった。日本で〇〇はひどい、おそろしい。」という声はその限られた情報の背景を知らないで言っていることがほとんどなのです。それを知ろうとする事が大切で、批判を受けている人にも事情がある事もあるのです。


また、日本の難民の受け入れが27人しかおらず、1万人以上の申請があるのにもかかわらず、私はショックを受けました。今、私にできることはないのか、そう考えたとき、なほこさんは、このプロジェクトに参加している時点で自分を変えようとしているし、調べて自分の考えを持つことだけで、そのような人が増えるだけで紛争は減るし、明るい未来がくるとおっしゃっていました。


したがって、私は、今、私ができることを全力でしようと思いました。それとともに自分がいかに幸せな環境に置かれているかを実感し、自分にできる事が増えたら、私もなほこさんのように自分よりも人の事を考えるられる人材になろうと思いました。
環境局のお話しでは「9000年には全て町が海になってしまう」という写真が印象に残っています。その時には、私たちは生きていないかもしれませんが!9000年後の未来を考えて生きる事が大切だと学びました。
I ate very delicious foods, And I talked about Germany. Today is very fun day!!





8月7日 吉田幸希 デュッセルドルフ
今日は菜穂子さんの学習会があり、環境局に行って、その後にレストランで食事をしました。学習会では難民について、環境局では再エネなどを含む今後の地球とドイツについて教えていただきました。今、世界では約110人に一人の割合で難民が居て、そのうち日本では30人弱しか受け入れていないことに驚きました。そして環境局では9000年にドイツは地球温暖化の影響で海面が上昇し、ほぼ完全に沈むそうです。だから、僕たちはその中で、できることをできる限りしなければいけないのだと改めて実感しました。


ドイツでは2045年にはCO2の排出量を今の80%減少を目指しているそうです。そしてドイツでは日本にない制度があってとても面白い話が聞けました。また今回のことだけでなく全部で2週間を正しく使い、自分自身が成長できればと思いました。
県人会の方と一緒にご飯を食べた時、いろんな話を聞けました。福島の人と久しぶりに話せてい息抜きも出来ていい話も聞けて良かったです。
I tell my parents and other things of learning. It’s important to learn and tell. Tomorrow, I want to speech to foreign people. Thank you!





8月7日 草野真輝 デュッセルドルフ
今日は、午前中に高遠さんの学習会があり、人道支援についてお話しを伺いました。高遠さんが現場で見たことや実際に経験された悲惨な状況など、リアルな言葉で語っていただきました。世界には難民6850万人いて、今後まだ増えるとのことでした。その理由として地球温暖化により自然破壊がされるからです。私たちは地球温暖化と聞くと、自然環境が破壊されたり、海面が上昇することを考えたりしますが、それが難民に関係していることに驚きました。


その後、NRW州デュッセルドルフ市環境局を訪問しました。そこではステファンさんに気候変動と環境変化についてお話しをして頂きました。デュッセルドルフ市の取り組みの中には、子どもたちがアクションして、節約した分を換算してお金にするというプログラムがありました。私はそれを聞いてとても面白いプログラムだと感激しました。このような面白いプログラムは日本でも参考にしていくべきだと思います。
夜に県人会の方々とご一緒に食事をしました。プライベートな話からお仕事の話までたくさんドイツに関わるお話しをしていただきました。イタリアン料理もおいしくて楽しい時間を過ごすことができて良かったです。
That program makes me fun and I think good idea!





8月7日 服部杏菜 デュッセルドルフ
朝食のカフェ、とてもおいしかった。食べ物が美味しいってやはり大事ですね。そのあとのなほこさんのお話、とても心が動かされました。特に、イスラム国ができた経緯について知れたのはとてもうれしかった。今までイスラム国といえば頭おかしいテロリスト集団としか考えてなかったから、知ることって本当に大切。難民のことも、日本では全く話されていない。私たち国民がもっと意識しないと政府だって動かない。まずは沢山知識を増やそうと思った。そして自分なりのアクションを起こしたい。


そのあとのデュッセルドルフの環境省でのステファンさんのお話は通訳のくまざきさんを通して聞きました。なかなか難しい話もあり、理解が追いつかないところもありましたが、また一つ知識が増えた気がします。特に、生徒が自分たちで考え、節約するとお金がもらえるという制度は新しい発想でした。日本でも取り入れてくれればいいのになぁ…。でも政府を動かすにはやっぱりまずは国民の意識から!受け身ではなく、私たちか発信しなければいけない。


夜は福島県人会の方々と食事をしました。料理は言うまでもなくおいしかったのですが、それよりも福島県人会の方のお話のほうに夢中になってしまいました。特に、全部盗まれてしまったり、そば粉を覚せい剤にまちがえられたり…といった修羅場はおもしろかったし、ためになりました。
I learned about refugees and renewable energy. Especially, talk about regfugees was very interesting. I think that I want to know about refugees.





8月7日 山本優花 デュッセルドルフ
カフェで食べた朝ごはんがとてもおいしかったです。おいしいご飯の後に高遠菜穂子さんから難民や国際問題についてお話しを聞くことができました。ドイツは難民を多く受け入れていることでも有名ですが、戦争や紛争の起きている国の近隣国(トルコやヨルダンなど)の方がドイツに比べて2倍近く難民を受け入れていることを知りました。世界人口73億人に対して難民の人たちは6850万人。したがって、110人に一人は難民です。かなりの割合だなと思いました。


難民が増えると予想される理由として戦争や紛争、また地球温暖化による海面上昇が挙げられます。日本は1年に1万を超える難民申請があるにもかかわらず、30人くらいしか受け入れていないことに驚きました。受け入れてもらえた30人の人と受け入れてもらえなかった人の違いが何なのか。何を基準としているのかわからないのが不思議です。話を聞いて思ったことがたくさんありすぎて書ききれないのであきらめます。自分が思っていた以上に内容の濃い話を聞くことができて本当に良かったです。


午後からは環境局のステファンさんにお話しを伺いました。少し難しいところもあり、理解できない所もありましたが、自分の中の知識を増やすことができたと思います。夕食は福島県人会の方々と食事会でした。ピザがすごくおいしかったです。他にもソーセージやスパゲッティなどおいしい料理がたくさんありました。福島県人会会長の小林さんには、小林さんが経験(体験)して思ったことを聞くことができ、アドバイスもいただきました。ドイツについての質疑応答時間もあってとても楽しい交流会でした。
I was glad to learn a lot of things. I think that policy of Germany for renewable energy is good. I think it’s good that this policy adopted in Japan.





8月7日 久田幸輝 デュッセルドルフ
朝、主に中東で家を追われた人の支援をしているなほこさんから話を聞きました。なほこさんの話を聞いていて、自分がいかに中東の、そして国際情勢に対して無知で無関心であったかがわかりました。特に重要だと感じたのは、多くのメディアの情報を集め比較することと、国際問題を考える上では、日本人としてのアイデンティティーは横におき、一人間としての目線が必要であるということです。特に、後者はとても難しいですが、ドイツで変われるように、いっぱい吸収したいと思います。


午後は、デュッセルドルフの環境局のステファンさんにデュッセルドルフが気候変動を防ぐためにどんな取り組みをしているかを教えて頂きました。
デュッセルドルフは2050年にCO2排出量を現状の80%減らすという目標の達成のために、エネルギーを無駄にしない様々な工夫を行っているそうです。非常に高い目標ですが、実現が可能である事が計算によって導かれているようです。すごいなと感銘を受けました。

Today, I learned how I understand the international situation.
I was able to hear a precious story about middle east. I think I have to know more about the world.
And then, I learned about the energy project of Dusseldorf. I was surprised because their purpose is very difficult. But they planned to achieve the purpose exactly. So I think they will achieve that definitely.
I ate dinner with people of NRW州福島県人会。I enjoyed dinner because they told us about Germany lives. Mr. Kobayashi said to me, “You have to study English hard since now”, so I will do my best.





8月7日 横尾華怜 デュッセルドルフ
今日は午前中になほこさんに難民についてのお話しを伺いました。ドイツではたくさんの難民を受け入れています。地球の人口は約72億人に対し、難民総数は6850万人いて、2秒に一人が家を追われており、戦争や紛争が止まらない限り、難民は増え続ける一方だそうです。
日本でも難民を受け入れているそうですが、その人数はごくわずかで、1万9千人審査していますが、27人しか受け入れていません。私はその話を聞き、驚きを隠せませんでした。日本はあまり難民のことについて知識があまりなく、また受け入れられなかった難民は収監され、自殺する人が多数います。


国を持たない民族クルド民族があります。また他にも難民の情報やイラク戦争のことについてもあまり情報がないのにも関わらず、誤解を受けたりし、情報網も曖昧になってしまいます。なほこさんのアドバイスでは、「情報を増やし、自分らで考察する!」ということだったので、私もそのアドバイスを生かせるように、たくさんの情報を得たいと思います。また今日は、福島県人会の方々と食事会がありました。ドイツでおいしい食べ物がアイスとソーセージだということなどドイツのことについても少し詳しく知れたので良かったです。
Today, we listen to Mr. Stefan about renewable energy and global warming. It was a difficult but It was a good opportunity.
I was able to hear stories about our future at the environment department and about the discharge of carbon dioxide now, The story of a small researcher was also very impressed.





8月7日 吾妻凌 デュッセルドルフ
今日は、NRW州の環境省に行き、ステファンさんからドイツやNRW州、デュッセルドルフが行っているエネルギーの利用方法や地球温暖化への対策を聞きました。一番驚いたのが、ドイツはエネルギー制度と経済を回す掛けていて、やはり経済大国と呼ばれるだけあって、エネルギーの普及と経済を回す一石二鳥の制度がたくさんありました。
また、今日は「ドイツ福島県人会」の方々とレストランで食事をしました。ドイツで有名なソーセジや肉などを食べました。4人の福島県人会の方からお話を聞くことができました。海外で仕事をすることの楽しさや大変さを教えていただきました。同じ福島に住んでいたのに考え方がとても国際的だと感じました。


また、今日は高遠菜穂子さんから難民についてのお話を聞きました。日本があまり難民を受け入れていなくて、他の国から批難されていること、日本にはたくさんの外国人がいらっしゃるので、日本は好かれていると思っていたので、とても驚きました。
高遠さんの難民への思いに感動しました。いつか自分も紛争などで苦しんでいる人たちを助けられるような仕事もしてみたいと思いました。
Today, we learned about environment of Germany. I thought Germany is paying attention to environment. So Japanese people should have interest about environment.
And we met Fukushima people who live in Dusseldorf. They told us about their story. I wanna get job in other country!





8月7日 真船日向子 デュッセルドルフ
今日はデュッセルドルフ市環境局を訪れました。ステファンさんからデュッセルドルフの再エネ政策や地球温暖化政策について教えてもらいました。多分、私のエネルギーに関する基礎知識がなっていないので、所々しか理解できませんでしたが。しかし、ゴミ処理に用いた温水を家庭に提供したり、学校で子どもたちが立てたエネルギー節約の目標が達成したら、市がお金を出すとか、日本では考えられないことをドイツで行っていることを知ってびっくりしました。


これら以外にも国民がエネルギー節約、CO2削減の意識を持って、政治に参加できる政策がドイツで行われているようです。日本でも、ドイツの政策を丸々真似しなくても気候に合ったそのような政策を進めていけば、日本の再エネ発電がもっと広まっていくのではと思いました。日本は地熱がたくさんあると川又さんからもきいたので、今後地熱についてやまた地熱発電が及ぼす温泉業への影響について学べたらいいです。午前中は、なほこさんのお話しを聞きました。難民問題についてや、また情報とどう付き合うかのコツなど教えてもらいました。


一番印象に残ったのは、「完ぺきな情報はなく、全て個人の経験だ」ということです。私は情報を与えられたまま、そのまま鵜呑みにしていたので、これからは自らよく調べたり、比較したりできたらいいです。また、難民は増え続ける一方であるそうです。日本もこの問題に参加できるような制度をつくれるような未来をつくっていきたいです。
I learned a lot of thing, I thought that I must think about Japan in the future.




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銀行振込かクレジットカードからよろしくお願いします。
http://earthwalkers.jp/pg622.html

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