2015年4月1日水曜日

福島の中学生オーストラリアプロジェクト5日目

文責:宮崎大学 1年 川島美咲

今日はパロネラパークとバナナファームに行ってきました。
途中、村のパイ屋さんで休憩をとりつつ、約2時間かけてInnisfail という町まで行きました。
<途中の村でちょっと一息。カレーのパイがおいしかった!>
パロネラパークは1935年に建設され、にはクイーンズランド初(1935年)の水力発電をもつお城です。
スペインの田舎で生まれ育ったホゼ・パロネラは、「自分の城をつくりたい」と夢に見ていました。ホゼが大人になってオーストラリアに移り住んだとき、山奥にミーナ滝を見つけ、その滝に魅せられてパロネラパークをつくったそうです。
<ホゼを魅了したミーナ滝>
その後、たび重なる洪水や火災、台風によって建物は損壊してしまい、一時は訪れる人もいない廃墟になったパロネラパークでしたが、20年ほど前にマーク&ジュディ夫妻が土地を買い取り、再び人の集まる観光地としたそうです。
パロネラパーク内には様々な工夫が施されています。例えば滝。ホゼが魅了された滝を様々な場所から見えるように、庭の木や建物の窓の配置も細かく計算されています。他にも階段を降りて振り返った時により階段が美しく見えるよう、階段の下の方が末広がりになっていたりと、見どころ満載でした。
<この並木道の先にも滝が見えます>
そのあと、バナナファームを訪れました。
このバナナファームでは、農薬や化学肥料などケミカルなものを一切つかわず、自然農法にこだわってバナナを生産しています。
その証として、バナナの先端に赤や青、緑のロウをつけて、一目でわかるようになっています。
今回は、収穫したバナナを選別・洗浄し、ロウをつける工程を見学させてもらいました。そして、特別にロウをつける作業を体験させていただきました。このロウは土に還るので、自然にも負荷をかけないそうです。
それから、農場の案内をしてもらいました。バナナの木は葉が32枚でてきたところで実がなるそうです。
<2週間に一度、農場中の虫を観察して気候などと一緒に記録に残しています>

ここで驚いたのが、見つけた害虫を駆除しなかったことです。農場には害虫も益虫もいて生態系のバランスが整っているので、人間がむやみに手を加える必要がないそうです。
最後にバナナをもらいました。オーストラリアはバナナを輸出入しないらしいので、しっかり味わいたいです。
夕食は、スミスフィールドの Sushi Train という回転寿司屋さんに招待していただきました。
<Sushi Train のオーナーさんと記念撮影。ごちそうさまでした!>

カリフォルニアロールやからあげうどんなど日本にはないメニューもあり、とても新鮮でした。
お店のオーナーさんともお話できて、海外からも支援いただいていることを再確認できました。




今日の学生の感想です。
平栗静那
 今日は2時間ぐらいかけて遠くまで行き、パロネラパークに行きました!「夢の城」とか言われても何のことか全くわからなかったけど、行ってみると「あ、そういうことか!」と納得できた部分がいくつもあった。私が感動したのは、とにかく夢が大きいことだ。「城をつくりたい」だけでなく、「滝が見えるように・・・」とか「水族館までつくりたい・・・」とか、スゴいと思った。あと、滝を見ただけで憧れて、本当にそこに住んでしまったのは本当に驚いた。私達にとっては「ただの滝」でしかないが、パロネラさんにとっては「夢の滝」だったんだなと改めて感じた。
バナナファームでは色付けを体験させてもらった。速乾性があって、しかも土に戻るというのはエコだなと思った。
<農場内にはたくさんの虫や植物が生きています>

夕食は「Sushi Train」で招待してもらって、海外で、日本の文化に触れることができた。海外で食べる日本の寿司は少し味が違った。でもすごくおいしかった。色んな人が支援してくださっているのを、ここでも感じられた。

Today, I went to Paronella Park and Banana farm. 
In Paronella park, I impressed with the dream of Paronella park. Just by looking at the wonderful I could tell that he lived here.
I ate “sushi” at dinner. It was very very delicious.




鈴木雅玖斗
 今日は、ケアンズから1時間のイニスヘルという所にあるパロネラパークへ行きました。パロネラパークは、ホゼ・パロネラさんが少年の頃から「自分自身のお城を持ちたい」という夢を持っていて、それを実現させたすごいものでした。いろいろなポイントから滝が見れたり、階段をより素敵に見せるための工夫があったりと、とてもおもしろい所でした。ウナギやカメや魚やユリシスなども多くいて、自然豊かでおもしろかったです。
<パロネラパークの七面鳥とツーショット!>
その次は、バナナファームに行きました。そこでは、より自然に近いサイクルを保つことでおいしいバナナをつくることができると知りました。有害な虫でも殺さないというところには、すごくおどろきました。
次は夕食を食べに、sushi train に行きました。日本では珍しい「からあげうどん」などもあり、新しい感覚でした。こういうものをオーストラリアで食べることができるのも sushi train の店主さんのような人々が協力してくれるからだと改めて思いました。

Todays we went to Paronella Park in Innisfail.
Mr.Hoze had dream. His dream come true.
Fall is beautiful view. Very interesting it. Many turtle, eel, fish and yurishisu in there.
Next, we went to Banana farm. Banana is very delicious.
Next, we went to Sushi Train. Very enjoyed and delicious it. I appreciate very much for supporter.




渡部めぐ
 今日はパロネラパークとバナナファームに行きました。
パロネラパークでは、パロネラさんが夢を叶えた場所だと聞いて驚きました。スペインから来てオーストラリアでお城を築き上げた場所だと聞いたからです。私も、デザイナーになるという夢をあきらめずに叶えられるように頑張りたいです。
バナナファームでは、害虫を殺さずに自然の中で作っていると聞いて、体に良いものはナチュラルのものだと改めて感じました。
<バナナファームでロウ付けの体験>
スシは、日本と違っていてロールが多かったです。初めてのものが多かったけれどおいしかったです。
オーストラリアですしを食べるとは思いませんでした!

I went to Paronella Park and Banana farm.
Parental Park is wonderful and nice. I like it!
Sushi is very delicious!




根本玲央
 今日はパロネラパークに行きました。
朝ごはんを食べてすぐに出発しました。待ち合わせの場所にスーパーがあったので Tim Tam とチョコレートとボールペンと旗を買いました。無事に買えました。
車に乗り、車内で色々な話をしました。アニメの話が主な話題でした。その他にも漫画の話や音楽の話もしました。
お昼はハンバーガーを食べました。大きかったです。ハエがめっちゃたかって来ました。お肉がおいしかったです。
<お昼にたべたハンバーガー。めっちゃデカかった!>
パロネラパークではホゼ・パロネラが夢のお城を作ったと聞いて、夢は強く願えばかなうものだと改めて感じました。
未来への手紙の内容はヒミツですがいいことが書けたと思います。お土産には、水筒やポスターカード、写真や金貨を買いました。
バナナ園では作り方や有機栽培がいかに大切なのかを知ることができました。そのバナナももらうことができました。
夕食は Sushi Train で、おすしを食べました。ユニークなネタやマグロなどの日本でよく出るネタなどおいしかったです。特においしかったのは、からあげうどんで、変わったうどんだけどからあげが入っていて、肉のうまみが出ておいしかったです。
最後におみやげのUSBメモリとストラップと、メニュー表がもらえました。本当にうれしかったです。招待されて良かったです。
We went to Paronella Park. It’s beautiful!
We had sushi at dinner. 
It was very delicious.









文責:小玉直也
福島の中学生inオーストラリア ケアンズも後半に入ってきました!
この日はパロネラパークと有機農業のバナナ農園からの回転寿しでのディナーで締めくくり有意義な一日となりました。
《毎週何種類の虫が農場にいるか標本をつくっている》

なんと言っても、バナナ農園のマネージングディレクターのフランク•シャーカーさんの熱いトークが最高でした。
化学肥料や農薬などケミカルな物を使わない農業で虫と共存してカエルが元気に育つ農園。土の中のミミズやバナナの木を食べてしまう害虫までこの土には大切な生き物なんだと語るフランクさん。いや~最高ですね~!!
しかし、市場に流通しているバナナの多くは有機農業ではない、農薬で虫のいない土で取れたバナナだそうです。
《熱い話をするフランクさん》

宮崎の西田農園も話してた土作り、南半球でも笑顔で土を触る男に出会えて嬉しくなりました。
そんな農業の話に中学生たちがどう感じたかは、ブログのレポートをご覧下さい。
そして、このフランクさんは農場の利益を寄付しているそうです。これまた素晴らしい話も聞けて良かったです。
《農場の中に入ると更に楽しそうに語る》

午前中はパロネラパークをじゅんこさんの案内で見学しました。
下記ブログの中学生たちのレポートに夢を叶える城をつくったこのパロネラパークの紹介は見て欲しいのですが、実は、私の夢の実現に一歩近づけたのもこのパロネラパークなんです。
《じゅんこさんの行動がプロジェクトのすべての始まりだった》

福島の子どもたちの支援をスタートしたアースウォーカーズが読んで字の通り、地球を歩きながら色んな事を学んで欲しいという思いもありました。
そんなアースウォーカーズとオーストラリアの出会いをひも解けば、2012年11月14日の皆既日食を撮影するのに私がプライベートで訪れる予定のケアンズで福島の報告会を開催したいと願っていました。
《この滝を見てじゅんこさんの話をきいて中学生たちの思いが決意に》

そんな2014年の秋に福島県郡山市のNPO法人移動保育プロジェクトの上國料理事長と食事をしていて、翌日にオーストラリア在住の女性と会うという話を聞いたので事務所に行きました。
そこにパロネラパークで働くさとみさんが来ていて、翌月、私が行く際にさとみさんが日本にいるため、じゅんこさんを紹介して頂き、ケアンズのサンパシフィックカレッジという語学学校で福島報告会を開催する事となりました。
《演劇や音楽を楽しむ場所も、夢を実現するには苦労もあるが楽しみもある》

そして、その報告会に来ていて福島のサポートをしたいと願い出てくれたマキさんと出会い、今回の中学生のプロジェクトが開催する事となりました。
つまり、今回の福島の中学生オーストラリア ケアンズプロジェクトが実現したのは、パロネラパークが橋渡しをしてくれたと行っても過言ではありません。
《直径4cmくらいのめっちゃ太いうなぎがここにいた!》

パロネラパークは夢を実現した話を学べる所ですが、私の夢を実現させてくれた所でもあるんです。
そして、このパロネラパークに今回行った福島の中学生4人が、自らの夢を語り実現できるために頑張ります。と決意を語っている姿が頼もしくもあり、可能性が広がるプロジェクトだと実感しました。
《パロネラパークで自分の夢と1年後の自分に手紙を書く》

この日の夕食は、ケアンズで回転寿しのオーナーのしゅんすけさんの招待で初の日本食でした。
ケアンズでのチャリティーイベントでS.W.K.の事を知ったオーナーがオーストラリア出発直前に、夕食を1回ごちそうしたいと連絡を頂いたみたいです。
《日本の回転寿しとは少々異なるオーストラリア風の理由も聞いた》

このしゅんすけさん、姓が郡山さんで、今回参加した郡山市在住の中学生2人と話が盛り上がりました。25歳でケアンズで開業して8年目の33歳で若くにして苦労してきた方の応援がまた嬉しくなりました。
《若い彼ら彼女らが感謝したディナー》

若くにして独立して夢を叶えたしゅんすけさんが学生たちに熱いメッセージを語っていただきました。
パロネラパークの流れから、いい話が聞けて素敵な一日隣ました。

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