11月2日・3日の2日間で、宮崎公立大学の大学祭がありました。
アースウォーカーズでは、公立大メンバーを中心に、東日本大震災の写真展とチャリティー金魚すくいをしました。
各日15人程の学生が集まり、前日の準備から当日の運営、片付けまで、みんなで協力して行いました。
チャリティー金魚すくいには、たくさんの子どもたちや学生、親子が来てくれました。
小雨が降ったりもしていたので、「お客さん来てくれるかな?」という心配もありましたが、たくさんの方が楽しみながらの支援に協力してくれて、嬉しかったです。
スタッフの手が足りないほど賑わう時間も多々あり、多くの方のご協力のお陰で、30,400円を売り上げ、20,000円以上の寄付金となりました。
ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。
小学生くらいの女の子は、金魚すくいに挑戦したあと、「この金魚すくいのお金はどうやって使われるんですか?」と質問してくれて、説明するスタッフの話を一生懸命聴いてくれました。
この女の子もそうでしたが、金魚すくいをしてくれた子どもたちや親子が、その後、構内の写真展にも足を運んでくれたりもしました。
写真展では、震災直後の写真や、福島の子どもたちの写真、イラク戦争の写真等を展示しました。
連日100人を超える方々にお越しいただき、2日間で来場者数は220人を越え、126人の方がアンケートに答えてくださいました。
お越し頂いた方には、私たちが今まで関わってきたなかで、聴いた声や知った現実など、可能な範囲で写真に補足してお話をさせていただきながら、写真を見ていただきました。
多くの方が、あの震災のことを思い出し、被害を受けた人々や地域に心を寄せてくださったり、今も残る放射能の問題などの現実を改めて考える機会にしてくださいました。
涙を流しながら、現実と向き合ってくださった方もいたようです。
金魚すくいのあと、写真展に来てくれた小さな子どもたちも、金魚やスーパーボールを片手に、お父さんお母さんの話を聴きながら、一生懸命写真を見て、同年代の福島の”おともだち”のことを想ってくれていました。
たくさんの素敵な感想を寄せていただきましたが、今回はいくつか抜粋し紹介させていただきます。
(紹介したい感想がありすぎるので、後日、感想ダイジェストブログを更新しますね!)
「自分の子どもと同年齢の子ども達が短冊に込めた言葉を見て、何も言えない気持ちになりました。この現状を知ってもらい、皆で考える必要があると思いました。」
「写真を通して、震災後の人々の生活の様子がリアルに伝わってきた。同じ日本で起こった事を、他人事として考えてはならない。少しでも、傷ついた人達の力になれるよう、自分もなんとかしたいという気持ちになった。」
「いつ何どきこの様な震災に遭うかわからない。子ども達にとって暮らしやすい環境を作ってあげられる様、力になれる事はなってあげたい…みんなで力になろうよ。」
また、写真展の会場には、震災後毎年開催している「福島の子どもたち宮崎に来んねキャンプ!」の資金集めのための募金箱を設置させてもらっていました。
思いに共感していただいた方々から、6,023円もの寄付金をいただきました。
ご協力ありがとうございます。
楽しい大学祭という場にも関わらず、多くの大学生や地域の方などが足を運んで下さり、改めて現実を知ったり、考える機会にしてくれて、よかったです。
今回、金魚すくいの影響なのか、いつもの写真展より子ども連れの方も多く、自分の子どもと同年代の福島の子どもたちが外遊びを制限されている現実に、心を痛ませ、当たり前に外で遊べることへの幸せを感じてくれたのも、個人的にはよかったと思います。
他人事ではなく、同じ日本での出来事として、一緒に考え続けてほしいなと思いました。
文責:時枝明日香
私は金魚すくいのブースでの運営をしていましたが、多くの子どもたちの笑顔を見ることが出来て大変良かったと感じています。
東日本大震災の記憶は忘れ去られつつあります。アースウォーカーズの写真展が、私たち自身の震災の記憶を呼び起こし、みなさんにも東北の現状などを発信していける場になればと願っています。
今回、写真展や金魚すくいに足を運んで下さった方々、本当にありがとうございました。
田中 亮佑
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