2019年10月31日木曜日

10月30、31日に、REIFふくしま 再生可能エネルギー産業フェアに高校生と参加しました

10月30、31日、福島県郡山市で毎年開催されている第8回となるRIEFふくしまに参加してきました。
http://reif-fukushima.jp/


福島県庁が主催するこの企画は、国内外の再エネ関連の政府や企業や行政や学校の研究など多種多様にブースが設けられ、とても幅広い内容となっています。


私(小玉代表)は2日間ほとんど会場にて参加して、今年のドイツ保護者も3人参加してくれて会場で再会できました。


また、今年ドイツに参加した崚真さんと2017年参加しためぐさんが参加したいと連絡をくれて学校に迎えに行き案内しました。


ドイツの企業や政府のブース、ベルギーのブース、環境省のブースで特に話が盛り上がり、その他の企業や行政のブースも回りました。


1日目の最後に開催された出店者交流会にも誘っていただき高校生と一緒に3人で参加しました。


福島大の先生方とも話が盛り上がり、デュッセルドルフで今年食事したドイツ人とも再会しとても有意義な食事会でした。


また、めぐさんはとても楽しかったようで明日の学校も教頭先生と担任に話して参加したいと言いだし驚きました。


実際、教頭先生に交渉し休む事を認めてもらい、翌日の昼から学校に迎えに行き一緒に参加しました。


ホントおもしろい。ドイツ語でペラペラと質問して、高校生が訪独の際になにか協力してもらえないか聞いてもらいました。


アースウォーカーズ もドイツの高校生とのエネルギー交流を2013年から活動してきた内容などを展示したいと出店申し込みをしましたが、今年も残念ながら出店に至りませんでした。


来年こそは出店できると良いなあと思いながら会場をあとしました。

以下、参加した、めぐさんとりょうまさんの感想です。





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渡部めぐ 福島県立高校2年
先日参加したReifというイベントでは、福島をはじめとする全国各地をもとより、欧州・北欧まで世界的な再エネの取り組みを学びました。


興味深かったのはベルギーのブースです。 ベルギーは現在、国を挙げて原発から再エネにシフトしているそうです。一番発電量が多いのが風力発電で、再生資源による発電量の約20%を占めています。


その中の36.9%がベルギー北海洋上風力による発電です。 約65kmしかないベルギーの海岸での発電ですが、近年で目覚ましい発達を遂げ、注目が集まっているようです。


このブースの方は、 海上風力発電を日本で実行するのは、気候や地形から困難ではあるかもしれないが、今現在、試みとして福島県沖に3台設置してあると教えてくださいました。
これは福島県に居ながら、知らなかったことで、更に興味が湧きました。


また、日本の企業がベルギーの海上風力発電に投資しているのに、その企業が日本の原発に投資しているというのはおかしな話かなと、腑に落ちない部分ではありました。


その他の欧州北欧の国の中には、再エネシェアの2030の目標値を既に超えている所もあるそうです。
その値は一概に再エネが進んでいる、進んでいないの話ではなく、その国の産業とも関係があり、 やはり産業が発達している国ではこの値は伸びにくいという事はあるようです。


私はこの話を聞いて、避難区域や旧避難区域では原発を廃止し、再エネを新たな産業として地域を盛り上げていけるような政策があればなと思いました。


食事会に参加して感じたのは、 再エネと省エネが一体化していない事でした。
地球環境を良くしようという事で(経済目的の方が大きいのか?)再エネ促進するイベントであるはずなのに、プラスチックの食器が大量に使われていたのは、正直残念でした。


最後に、このイベントに参加して、ドイツのスタディツアーで学んだ再エネについて再発見し、日本の再エネへの取り組みと比べる事で、知らぬ間に鈍っていた再エネに対する考えを深めることができました。
参加させていただきありがとうございました。





吉田崚真
先月末にビッグパレット福島で行われたREIFを見学しました。
このイベントは、国内外から再エネに関わる企業・機関が集まるものです。震災後から年に1回行われています。
このイベントに参加して、改めてエネルギーと政治の関わりを感じました。


ヨーロッパの再エネが普及している国は、国の政治を挙げてエネルギー政策に取り組んでいます。環境省のブースを見学した際には、環境省の再エネに対する熱心な姿勢を見ることができた。それと同時に、日本での課題も教えていただきました。


日本人はどうしても、調和を最優先にしたり、大きく変わることを敬遠したりする傾向にあるそうです。欧米との文化の違いも、日本で再エネが普及しにくい理由であることが分かりました。


また、日本には原発産業で潤ってきた地域もあるので、原発に頼らない社会を目指す上ではそこに住む人たちのことも考えて行動することが大切だと思いました。


このイベントに参加したことで、自分の再エネに関する知識を深められました。今後もこのようなイベントがあれば、積極的に参加したいです。

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