文責:田中
12月6日は、2014年夏の被災地ボランティアチームで「第13回宮崎学生インターゼミナール」にて活動報告をさせていただきました。
【宮崎学生インターゼミナール】とは、、、宮崎県内の大学・高等専門学校の学生が日頃行っている研究・活動を、他大学・高等専門学校の学生や地域住民の方々を対象に発表し、研究についての意見交換を行う場です。通称、インゼミです。
今年のテーマ『宮崎の学生たちよ、大志を抱け』のもと、33団体が発表を行いました。また、今年は、「岩手・宮崎 大学生つながるプロジェクト」の岩手代表のメンバーも来宮し、活動報告をしていただきました。実際に、震災を経験された方のお話はとてもリアルで、涙が溢れる思いでした。岩手メンバーには、インゼミから特別賞が贈られました。遠くからありがとうございました。
私たちの発表は、普段アースウォーカーズが行っている活動や今年の夏に被災地を訪れ、感じたことを中心に話をさせていただきました。準備期間が短く、なかなかみんなで集まれる時間の少ないなかの発表でしたが、皆さんに被災地を考えてもらえるきっかけを作ることができて、よかったです。また、質問もしていただき、双方向的なやり取りもすることができました。
お昼には、宮崎産業経営大学の出山先生と山田先生による、フューチャーセッションも行われました。テーマは、「宮崎の震災対策を考えよう―100人の1歩目とは?―」でした。宮崎県では、震災対策への取り組みが遅れる一方で、アースウォーカーズや「きっかけバス」などが、現地に入り、震災に関する知識などを深めています。このアクションを、どう宮崎に生かしていけるか等をディスカッションしました。最後は、グループごとに、明日からやれるエレガントな一歩目を出し合い、シェアしました。今日出された、アイディアが実現すると、より良い地域、より良い防災が育っていきそうだと感じました。
今回は、多くの人にアースウォーカーズの活動や被災地の現状を知ってもらう大変いい機会となりました。また、他の団体の発表も丁寧な分析がしてあり、聴き応えがありました。これから、被災地の現状を学んだ者の使命として、伝えていく活動を行っていきたいと思いました。
加筆:池田
夏に被災地ボランティアに行った事をどのような形で発信していくか考えていた時に、宮崎学生インターゼミナールさんから発表の依頼を頂きました。
発表の形式は、パワーポイントを用意して、15分間でプレゼンをするというものでした。発表の構成を考えていく過程で、夏に被災地で様々な現実を見て、聞いて、感じて、体験してきたことを改めて思い起こして、あれも入れたい、これも伝えたいと、伝えたい事をしぼることは頭をひねる作業でした。一人ひとりエピソードへの思い入れが強く、お互いに原稿をチェックしながら、一つの原稿にまとめていきました。
当日の発表は、最初はみな緊張していたようですが、次第に表情もほぐれ、それぞれの言葉で伝えたい事を発表していたように感じました。発表後には、聞いて下さった方々から「よかったよ」「頑張ってね」といった、ありがたいお言葉をいただきました。
今回の宮崎学生インターゼミナールは、宮崎の方々に震災の事を忘れて欲しくないというメッセージを伝える事ができただけでなく、夏に被災地ボランティアに行ったメンバーがそのときの事を思い起こし、宮崎で活動を続けていくための原動力になったと思います。これからは、今後東北ボランティアに行く学生のためのマニュアル作りを始めていく予定です。
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