2024年12月11日水曜日

【福島の高校生の報告会in福岡&広島&大阪】

 東日本大震災の時に4歳だった子どもたちが今年高校を卒業する。

原発事故の影響で県外に避難していていじめられて苦しんだ高校生。
原発事故の影響で外遊びが制限されて辛かった思い出。
あのような事故は2度と繰り返してはいけないと熱い想い。
日常と思っていた日々が一瞬でなくなってしまう衝撃。
福島の風化させず伝え続けていきたいという決意。
親戚の果物農家が全く出荷できなくなった苦しみ。
放射能の影響はあまりなかったが、つぎつぎ避難してきて自分の近くに足音が聞こえてきた。
などなど、高校生たちの思いは一人ひとり異なる。
そんな高校生たちと福岡〜広島〜大阪で報告会を下記日程で開催します。
今回参加したいと手を挙げた高校生たちは10人を超えるが、残念ながら予算の関係で受験が終わった2人にしぼられ、タイミングが合う高校生はオンラインで報告してもらう。





2024年10月5日土曜日

【今年もドイツから高校生たちがやってきた】

 アースウォーカーズでは毎年「福島を伝え、再生可能エネルギーを学ぶ 福島 ドイツ高校生交流プロジェクト」と題して福島の高校生をドイツに派遣するプロジェクトを継続しています。

福島の高校生たちの震災体験や福島の復興の様子など高校生たちのスピーチは、毎年多彩に報告!
そんな話を聞いたドイツの高校生たちが自分たちの目で福島を見てみたいと声をあげ、ドイツの高校生たちが先生たちを動かし、学校を動かし、日本の学校や団体や企業や政府関係者を動かし昨年はじめて実現。
今年はその第2弾としてドイツの高校生たち13人が福島にやってくる。


昨年訪問した日本政府環境省の川又課長の話が好評だったので、今日も川又さんを訪問して日本のエネルギー政策、原発事故後とその後の現状など報告を聞き入る。


高校生からの最初の質問のアレックスさん「今日のようなお話は日本の学校で生徒たちはどのように学ばれてますか?」
いきなり確信をつく質問。
話の感想や疑問や詳しく深掘りしたい内容ではなく、原発事故後のエネルギー転換を学校教育でどう学べるシステムがあるのか?
そんな質問は日本の高校生からは、いや、大学生や私たち大人からもなかなか出てこない気がする。

しかし本来の教育のあるべき姿を垣間見て、日本の中での弱点とドイツの高校生の意識に改めてドイツの高校生から学んだ日となった。
その後も次々手が上がり、川又さんには丁寧に答えてもらいました。


そして興味深かったことがその後に起きる。
質問はいくつか受け川又さんは
『では最後の質問ありますか?』
というとドイツ人教師のドミニク先生が質問し、それに答えて、川又さん
『では今日はありがとうございました。。。。』
と締めようとすると
一列目の男子高校生が手を挙げ、さらに質問に川又さん
『では最後の最後の質問を聞きます』と続き


それに返答して終わろうとすると、1列目の女子高校生のレオニさんが手を上げながら質問を言い始める。


川又さんも、
『では最後の最後の最後の質問を受け付けます』と丁寧に答えてもらう。
そうすると、その答えにさらに同じ女子高生が深めたい内容を質問を勝手に始める。笑
川又さんも
「最後の最後の質問に応えます」とわかりやすく解説する。
このやりとりもドイツの高校生にもあっぱれだし、川又さんも丁寧に答えて頂き感謝でした。
Kotaro Kawamataさん本当にありがとうございます。
今日はこれから都内観光です。
アースウォーカーズのドイツプロジェクトは今年も福島の高校生をドイツに派遣します。

2024年8月24日土曜日

【福島の子どもたちスイカと枝豆収穫し放題】

 週末、福島の子どもたちを連れ山形県米沢市でスイカ収穫と枝豆収穫体験でした。

とても日差しの強い中だったので熱中症に気をつけながら朝から枝豆収穫。
今日の枝豆は新品種の青祭!


次々収穫する枝豆で袋いっぱいになっていく。郡山市や福島市、相馬市からの参加者たちは笑顔あふれる枝豆畑。




途中、アイスクリーム休憩をして後半はスイカ収穫体験。


手塚さんが「スイカの出荷が終わって畑に残っているので、ぜひ収穫して行って良いよ」とのお誘いに大小さまざまなスイカを一人2個〜3個収穫して持ちきれないほどに。
昼食は米沢名物の肉団子を食べて大森山公園でアスレチックで遊んだり、熱中症にならないように日陰でスーパーボールすくいも盛り上がりました。






今回はNHK福島放送局時代にボランティアにきてくれていた
落合 厚彦さんが東京から新幹線でボランティアに参加してくれて、久々の再会に話題盛りだくさんで楽しい時間となりました。
参加していただいたみなさん、ボランティアのみなさん、そして寄付を続けていただいている皆さん。ありがとうございます。

2024年7月9日火曜日

アースウォーカーズ通常総会

 【監査・理事会・総会を無事終えて】

アースウォーカーズの3月末〆の会計報告と事業報告が完成し会計監査を川崎税理士にお願いして、理事会・総会も終了しました。

理事会では今年ドイツに行った高校生たちが自らの体験や成長できたことなどをzoomで報告して理事のみなさんの質問にも堂々と答えていました。


中には英語が苦手でクラスで最下位だったのにドイツから帰国して英語の勉強をがんばり学年首まで成績が伸びた高校生もいて、私も驚きました。

(2023年に福島ドイツ高校生交流プロジェクトに参加した遠藤真志さんから、総会を終えてのコメント 

昨日はありがとうございました。理事会でドイツ体験について報告をさせていただきました遠藤真志です。
Zoomでの参加でしたが、とても緊張してまとめていたことを全部忘れてしまったのですが、思い出と自分が身につけたことを報告させていただきました。今後、東日本大震災について話せる子はどんどん減っていってしまいますが、海外に行き、見たことも聞いたこともないことを自分の目で見て聞いて歩いてみるという経験は本当にものの見方や1個人の価値観等を知ることができ、知見を広げることができる貴重なことであると知れるので、財政面で難しいことはあると思いますが、続けていってほしいと思っています。改めて、ありがとうございました。)

震災から10年が過ぎ徐々に寄付が減少して行くなか、コロナ禍やガザのイスラエル侵攻などで更に寄付が徐々に減少しています。
理事会でも多くの叱咤激励ありながら多くの議論が尽くされました。
過去最高のマイナス265万円の決算となり、活動規模の縮小と助成金などを獲得して財政を改善する必要があります。
新たなマンスリーサポーターの獲得、現在の毎月1口500円の方に2口にしてもらったり、息長くサポートしてもらえる体制づくりを進めていきたいです。
ぜひ、今後ともアースウォーカーズへのご支援ご協力よろしくお願いします。